5人組ガールズバンド「Hysteric Lolita」(ヒステリックロリータ)が9月4日、台湾・台北の小地方展演空間(APA mini)にてAKIRAのアジアツアー<AKIRA FIRST ASIA TOUR~圓舞曲~>の初日公演にオープニング・アクトとして出演した。

◆Hysteric Lolita画像

Hysteric Lolita(以下ヒスロリ)がライブを台湾で行なうのはこれが2回目。この1年のあいだ海外各地での公演を重ね、海外ステージに対する心の強さも備わってきた。ライブハウスに集まってきた台湾現地の観客も、ヒスロリの音楽と“KERA”仕込みのファッションスタイルに興味津々な10代~20代の若者揃いだ。事前に集中しての機材・音声チェックを終え、いよいよメンバー5人が登場してのオープニングアクトがスタートする。


冒頭ではRani(Vo)の「大家好!我们是Hysteric Lolita!(皆さんこんにちは! 私たちはHysteric Lolitaです)」という掛け声から「Duel Anima」で拳を突き上げ、オーディエンスを鼓舞していく。どこかクールな中にも切なさを感じさせるヴォーカルが、心臓を震わせるようなリズム隊の重低音とエッジのきいたギターリフ、そしてゴシック感を生み出すキーボードの旋律をまとめあげる様は会場での生ライブで聴くとこたえられないものがある。

ヒスロリは続いて最新シングル曲「DISTRESS」でアグレッシブなパフォーマンスを披露。最後にRaniが「謝謝(ありがとう)」と告げると会場からは大きな喝采が上がった。Raniとメンバーはさらに中国語でのMCを敢行したうえ、中国語で観客とのコール&レスポンスを次々に達成。さらに「絶望のスパイラル」を経て、観客も思わず拳を突き上げて跳ね回るアップチューン「Reversi」が終わるころには会場とすっかり一体になっていた。


ここでRaniが「ラスト2曲になりました」と中国語で告げると、会場からは「え~」という声が。日本の外であることを疑ってしまう絶妙な間合いだ。さらに「日本語わかります?」とRaniが聞くと台湾のファンから日本語で「わかんない!」とノリのいい返事が返ってくる。Raniが中国語と日本語を交えてオーディエンスに熱く語り掛ければオーディエンスもそれに熱い声で応えるのだ。お互いが相手の熱意を“わかる!”と肌で感じ取った空気の中、ヒスロリはラスト「HYSTERIC」まで全6曲を披露。持ち時間いっぱいで見事に会場のボルテージを天井まで突き上げ、観客の歓声と拍手に送られてステージを終えた。


続いてステージメインを務めたAKIRAはこの日、熱狂的な歓声を浴びながらシングル曲「蒼き月満ちて」(アニメ『黒執事』EDテーマ)、「キリエ・トロイメンの調べ」(舞台「ヴァンパイア騎士」テーマソング)、そして「ヴァニタスの円舞曲」と初披露曲を含む全13曲を披露。こちらも中国語を交え、途中から「日本語でいいよね?」というフランクなMCでオーディエンスと談笑する。パフォーマンス面ではボーイッシュ且つドラマチックなヴォーカルワークで終始会場を魅了し、全8ヶ所のアジアツアーを快調にスタートさせた。

台湾でまずは興奮の一夜を終え、Hysteric Lolitaはいよいよ9月6日、台湾・文心森林公園で開催されるロックフェス<搖滾台中(Rock in Taichung)>のメインステージ「能量舞台」に出演する。(AKIRAは同フェスの5日のステージに出演)

撮影:松村研

セットリスト Hysteric Lolita

2015年9月4日 台湾 小地方展演空間(APA mini)
1.Duel Anima
2.DISTRESS
3.絶望のスパイラル
4.Reversi
5.REAL
6.HYSTERIC

<搖滾台中(Rock in Taichung)>

9月5日、6日 台湾・文心森林公園
入場無料

http://www.rockintaichung.com/
https://www.facebook.com/RockInTaichungFestival

◆Hysteric Lolitaオフィシャルサイト