【イベントレポート】池田エライザと真野恵里菜、染谷将太のボタンを粛々と引きちぎる。「エキサイティングって書いて!」

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9月4日にいよいよ全国公開された『映画 みんな!エスパーだよ!』。翌5日朝にはTOHOシネマズ新宿にて、染谷将太、池田エライザ、真野恵里菜ら出演者と園子温 監督が登壇しての公開記念舞台挨拶が行なわれた。

◆『映画 みんな!エスパーだよ!』公開記念舞台挨拶 画像

劇中の衣装で登場した出演者たち。鴨川嘉郎役の主演・染谷将太、そして本作で平野美由紀役を演じた池田エライザは、「約2年前の連ドラからやっとこさ、みんなで映画の舞台挨拶をすることになるとは夢にも思ってなかったので嬉しいです。」「とうとうみなさまの前に美由紀が登場するなんて、私も夢のような感覚です。」と、喜びの気持ちを語る。榎本先輩役の深水元基は「俺の裸を観てくに~。」と、矢部直也役の柾木玲弥は「あの、こんな綺麗なところで、こんなたくさんの方々がいて、とてもあの、興奮、してます。あの、本当に楽しんでいただければと思います。あり、あ、あり、ありがとうございます。」と、それぞれの役柄そのままに挨拶。教授役の安田顕が「たくさんの方々に起こしいただき、こんな満員の、立ち見の方までいらっしゃって、ありがたい。あ、関係者の方でございますね。」と、飄々と語れば、永野輝光(輝さん)役のマキタスポーツは、「まずエンブレム問題なんですけども、我々は一切パクっておりません。トレースしただけです。以上でございます。」と、なんともホットな話題を差し込んで客席から笑いをとっていく。

『映画 みんな!エスパーだよ!』初参加だった池田。頑張ったことを訊かれると、「演技の経験が少なく、さらに『みんな!エスパーだよ!』は三河弁だったということで、豊橋に着いた瞬間から駅のロータリーに2時間居座ったりとか、街中をふらついたりとか。その土地の本物の三河弁を覚えるように頑張りました。」と、演技のリアリティーをさらに高める努力をしたことを明かした。

一方、TVドラマから浅見紗英を演じ続けた真野恵里菜には、「一番感動したことは?」という質問が。これに真野ちゃんは、「2年前にハロー!プロジェクトを卒業して一番最初にいただいたお仕事がこのお仕事で。正面からぶつかっていって、すごい気合いが入っていたし。浅見さんとすごい向き合ってやってきたんですけど、やっぱり蓋を開けると、パンチラだったりとかが広まってしまって“悔しいな”って思う部分もあったけど。」と、今後、女優としてやっていくという覚悟や気合いが、あの衝撃的だったパンチラの陰に隠れてしまいがちだったことを素直に口にする。ただ「でも今、こうして劇場版までたどり着いて、今日、舞台挨拶を迎えられて。今が一番感動してます。『みんな!エスパーだよ!』をやってきてよかったなってあらためて思いました。」と、そんな過去もひっくるめて、この作品に携われた喜びを語っていた。

「この人、個性的だなって思う人は?」という質問に、マキタスポーツは「安田顕ですね。」と一言。さらに、撮影が終わって、親睦を温めるためにみんなで食事に行こうと誘っても乗ってこず、ホテルに戻ってストイックに台本を読み込んでいるかと思いきや、ひとりで豊橋の美味しいモノを食べに行って、Twitterに呟いていたというエピソードを暴露する(「アカエイの肝刺し」が美味しかったらしい)。マキタから指摘された安田は「(僕は)個性がないと思うんですよ。個性がないから、秋山君のおっぱいを見ても、いやらしく見えないと思うんですよね。これ、個性的な人がおっぱい見ちゃったら……」と、話したところで、「俺のこと言ってんのか!」と、マキタからツッコまれるのであった。

「『みんな!エスパーだよ!』をやっていて嬉しかったこと」を訊かれた深見は、「未使用のTENGAを持って帰れたことですかね。」と話して、イベントMCをしていた荘口彰久は唖然。「真面目なことを言うと、このメンバーと出会えたことが嬉しかったですね。」と言ったものの、後の祭りとはまさにこのこと。しかしながら、先日結婚を発表したばかりということもあり、温かい拍手が送られた(「新婚なのに未使用のTENGAを持って帰っていいのか……?」という疑問とともに)。

池田と同じく今回『みんな!エスパーだよ!』初参加となった高橋メアリージュン。「カルチャーショックだったことは?」という質問に「TENGAとか知らなかったので、その存在と、それを普通に持って帰る方がいらっしゃる……とか。でも役作りなんですよね?」と、深見に訊ねる。深見は「……はい。」と返事し、マキタが「エライザが街で三河弁を覚えるのと同じように、我々の(役への)アプローチです。」とフォローする(そして真野ちゃんの視線が深見へと突き刺さる)。

そんないつまでも子どもの心を失わない男性陣について、神楽坂恵は「撮影の合間とかで、円になって学生服とか着ておしゃべりしてるのが可愛い。あとお菓子食べてたのも可愛かった。」と、振り返る。すると安田が、「男性陣も可愛かったけど、女性陣もほんと自由でしたよ。池田さんなんか下着姿でぷらんぷらんぷらんぷらん。真野ちゃんもぴらんぴらんぴらんぴらん。目のやりどころに困りました。」と、(そういうシーンの撮影だったとはいえ)なんともうらやましい限りの現場であったことを明かした。

イベントの最後には、作品の公開=卒業ということで、染谷の制服のボタンを池田と真野ちゃんが引っ張り取る演出も。「ボタン初めてもらいました。でも自分で引きちぎるとは思わなかった(笑)」という真野ちゃんに、「結構、気持ちいい音しましたよ。ブチブチッて。」と池田。ふたりからボタンを引きちぎられた染谷は「意外と粛々と行なわれたなって……。」と、素直な感想を述べたところで、「エキサイティングでした! エキサイティングって書いて!」と、“ダブルヒロインの手によってエキサイティングにボタンを引きちぎられてしまった”感を出そうとするマキタスポーツだった。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

『映画 みんな!エスパーだよ!』

9月4日(金) TOHOシネマズ 新宿 他 全国ロードショー
(c)若杉公徳/講談社 (c)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会

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