青森・三内丸山遺跡でレキシがライブ。「今日は縄文土器のことだけ思って歌います!」

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9月6日、青森・三内丸山遺跡の特設ステージにて、レキシが<世界遺産劇場>ライブを行なった。オフィシャルのレポートで、この模様をお届けしよう。

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今回、レキシにとっては初となる遺跡でのライブ。会場となった青森・三内丸山遺跡は、世界遺産登録と目指す日本最大級の縄文集落遺跡で、復元された六本柱建物、大型竪穴式住居のほか、たくさんの縄文土器も発掘された場所で、自身の代表曲「狩りから稲作へ」の世界とリンクする、まさに念願の地でのライブとなった。

“稲穂”を手に持った多くのファンが詰めかけた満員の会場に、ライブのはじまりを告げるホラ貝の音色が響き渡ると、銀色まぶしい夏仕様の袴スタイルでステージにレキシが登場した。1曲目「大奥~ラビリンス~」、「姫君Shake!」をアドリブ全開で立て続けに披露する。

「今日はやばい、まだ2曲なのに楽しすぎる。」と、レキシ。今年7月に秦基博と揃って任命された「縄文大使」の話題をはさみ、「次の曲はお城の歌。青森のお城と言えば弘前城!」と3曲目「ドゥ・ザ・キャッスル」、ステージを駆け巡っての「RUN 飛脚 RUN」、しっとりめのグルーブに包まれた「Let’s 忍者」、オーディエンスとのコール&レスポンスがはまった6曲目「古墳へGO!」と久しぶりのワンマンライブらしい選曲で会場を盛り上げた。

7曲目「salt & stone」の後には、縄文大使就任後、ステージ近くにそびえる六本柱建物に上った景色のこと、平和な時代が1万年続いたという縄文時代のことを感慨深げに語り、“和をもって尊しとなす”曲「憲法セブンティーン」で、日没前の空にそのメッセージを響かせる。続く8曲目は同じ縄文大使で前日の5日(土)に同じステージで<世界遺産劇場>ライブを行った旗本ひろし(秦基博)と足軽先生(いとうせいこう)をゲストとしてステージに呼び込むと、2014年の武道館公演以来となる3人そろっての「年貢 for you feat. 旗本ひろし、足軽先生」をこれまたアドリブ全開で披露。「今日は弥生土器のことは忘れて、縄文土器のことだけ思って歌います!」とのMCから「狩りから稲作へ」。縄文遺跡に囲まれた特設ステージに観客の稲穂が左右に揺れる光景に会場の雰囲気は最高の高まりを見せた。

曲の終盤では、三村申吾(青森県知事)もステージに登場し、ステージ上のレキシ、旗本ひろし、足軽先生と掛け合いする一幕もあり、“キャッツ!”の締めをもって大盛況のうち本編が終了した。

アンコール1曲目のリクエストコーナーでは、その場で選ばれたリクエスト曲「妹子なぅ」を時間の都合でワンコーラスだけ披露すると、その勢いのまま最後の曲「キラキラ武士」へと畳み掛け、会場に集まったオーディエンスと最高の一体感をもってこの日150分にわたる熱いステージを締めくくった。


photo by 田中聖太郎

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◆BARKSライブレポート
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