ザ・ビートルズ、初のレコード契約書900万円で落札

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ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ピート・ベストが1961年ドイツで交わしたレコード契約書が、土曜日(9月19日)米ニューヨークで開かれたオークションで7万5,000ドル(約900万円/手数料を加えると約1,120万円)で落札された。

◆レコード契約書画像

ザ・ビートルズ名義ではないが、彼らにとって初のレコード契約。これにより、トニー・シェリダン&ザ・ビート・ブラザーズ名義で「My Bonnie」など、いわゆる“ザ・ビートルズのポリドール・セッション”が録音/リリースされた。

契約書はすべてドイツ語で書かれており、メンバーはその内容のほとんどを理解できなかったが、大手レコード会社のもとプロフェッショナルなレコーディングができるということを重要視したと伝えられている。ジョン・レノンは“JW Lennon”、ポール・マッカートニーは“James Paul McCartney”と署名している。メンバーには80ドル(1人当たり20ドル)支払われたそうだ。

彼らはこれにより、ブライアン・エプスタインの関心を引き、彼がマネージャーとなり、翌年、ザ・ビートルズ名義の1stシングル「Love Me Do」をレコーディングした。

貴重な契約書で、予想落札価格は15万ドル(約1,800万円)とも言われたが、その半分の金額で落札された。オンラインで参加した落札者の名は明かされていない。同オークションでは、メンバーのサイン入りの「Love Me Do」初盤も出品し、こちらは予想を上回る2万5,000ドル(約300万円/手数料込み)で落札されたという。

Ako Suzuki
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