℃-uteがメキシコ初単独公演。「みんなもteam℃-uteの一員です!」スペイン語で伝える

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疾走感ある曲とダンスで一気にライブも中盤に差し掛かったところで、プレゼント抽選コーナーが繰り広げられた。そこへ℃-uteのバラエティ担当の岡井が急遽、プロレスのマスクを被り「ミル・マスカラス!」と叫んでステージに登場! マスクはもちろんメキシコの英雄でプロレスラーのミル・マスカラス。さらにそのマスクを脱ぐと岡井の顔が出るかと思いきや、また新たなマスクが! マスクの2枚重ねという徹底っぷり。そして、最後にマスクを外し「私は岡井千聖〜!」と叫び開場を沸かせた。そんなメキシコならではのプロレス演出に、ファンの反応も一気にリングサイドのような雰囲気になり「ミル・マスカラス」コールが起きた。

前日のメキシコ自治大学で行なわれた「日塁文化交流シンポジウム」で初めてミル・マスカラスと対面をし、貴重なアドバイスを受けたことで、一気に尊敬する人になったと話していた岡井は、ミル・マスカラスの必殺技「フライング・クロス・チョップ」もステージで披露した。

アンコールに差し掛かり、デビュー曲「桜チラリ」を歌い終わった後、メンバーからスペイン語で手紙が読まれた。

矢島「今日のコンサートを楽しみに待っていてくれて、本当にありがとうございました!」

中島「私たちも皆さんにお会い出来ることをとても楽しみにしてました!」

鈴木「遠く日本を離れて、今日ここで歌うことが出来て幸せです。」

岡井「またいつか、メキシコでコンサートが出来るように、これからも応援よろしくお願いします。」

萩原「メキシコの文化と交流できてよかった! 楽しく迎えてくれてありがとうございます!」

最後は5人揃って声を合わせ、スペイン語で「みんなもteam℃-uteの一員です!」「メキシコ万歳!」「みんな最高!」「みんな愛してる!」と、満面の笑みで伝えると、ファンからはラテンのノリの大歓声が起こり、サイリウムやタオルを振りながら感情をあらわにする姿が確認できた。

そして、メンバーへのサプライズで「来てくれてありがとう。またすぐに戻って来てください。」と書かれた紙が会場中に掲げられた。現地のファンがSNSを通して実施したとのことだが、メンバーも思いもしなかった出来事に大きな驚きと喜びをみせていた。

初のトータル20曲の公演のラストは「JUMP(2012神聖なるVer.)」。日本でもコンサートでは終盤に歌われることが多いお馴染みのナンバーではあるが、日本同様にメンバーとメキシコのファンが一丸となった大合唱が起こり、大成功のうちに幕をおろした。

終演後、矢島は、「アンコールで「我武者LIFE」を歌っているときにすごく泣きそうになっちゃって、なんて幸せなんだろうと思っていたら、ステージを降りた後、他のメンバーからも口々に「すごい泣きそうだった」という声が聞けて、みんなも同じ気持ちでいれたことが嬉しかった。今日来て頂いたファンの方たちに対してもすごく感動しちゃって、ありがとうっていう気持ちになりました。」と感謝の気持ちを語っていた。

そして、「結成10年目にしてこうやって初めて経験していることがたくさんあるので、まだまだ長く続けていればもっといろんな初めてが沢山あるかと思うと、いろんな場所でライブをしたいし、ミル・マスカラスさんが言われていたように特技を見つけたいと思いました。」と公演後に意気込みを語った。

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