【イベントレポ】アニソン四天王集結で、「最初からずっとクライマックス」

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アニメソングを手がけてから今年2015年でちょうど50年を迎える日本コロムビアが​、9月​27日、Zepp Tokyoにて<​日本コロムビア​ ​アニソン​ ​50​th​ THE LEGENDS>と銘打ったアニソンライブを​開催した。今回はそのオフィシャルレポートをお届けする。

◆<​日本コロムビア​ ​アニソン​ ​50​th​ THE LEGENDS>ライブ画像

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当日は、“アニソン四天王”​と称されるささきいさお​、​水木一郎​、​堀江美都子、大杉久美子​らアニソン界のレジェンドたちが​大集結した。

チケットは完売、1,300人の熱烈なファンで満席とな​った会場は、開演前より熱気​で充満。司会の古川登志夫​による「今日は最初からずっとクライマックスだぞー!」の掛け声に観客が歓声で応じると、​​​水木​一郎​の「マジンガー​Z​」(作品​『​マジンガー​Z​​』​)で​​幕を開け​る。​その後、堀江​美都子​が「​​ボルテス​V​のうた」(作品​『​超電磁 マシーン ボルテス​V​​』​)、​ささきいさおが​​「​​ゲッターロボ!」 (作品​『​ゲッターロボ​』​)​で客席を圧巻し、“アニソン四天王”より早々のレジェンドの登場に、伝説の夜の幕開けを感じさせた。​​




鳴り止まない拍手の中、続いて古川の司会のもと​​大杉久美子も登場し、“アニソン四天王”がステージに並びトークを繰り広げた。​当日はニコニコ生放送によるライブ生中継も行われており、水木は「マジンガーZ」​歌唱中に『Z』のコメントが多数流れていたことを報告。古川は「ZZZ・・・となったらまるで眠っているようですね。」と返し、会場の笑いを誘った。

その後に、​前川​陽子​は「魔女っ子メグちゃん」​(作品​『魔女っ子メグちゃん​』​)、しまざき​由理は「ハクション大魔王のうた」(作品​『ハクション大魔王​』​)、影山​ヒロノブは「聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~」(作品​『聖闘士星矢』​)、串田アキラは「ガツガツ!!」(作品​『トリコ』​)と、圧巻の歌唱パフォーマンスで畳み掛けるようにステージを盛り上げる。​また、“女子会”と称したトークコーナーでは堀江、前川、しまざき、大杉が登壇し、貴重なデビュー当時の話などに花を咲かせた。

続く男性アーティストのステージは、タケカワユキヒデ​「テイキング・オフ!」(作品​『​銀河鉄道999(劇場版)​』​)、影山ヒロノブ「スターダストボーイズ」(作品​『​宇宙船サジタリウス』​)、ささきいさお「銀河鉄道999」(作品​『​銀河鉄道999』​)、水木一郎「キャプテンハーロック」(作品​『​宇宙海賊キャプテンハーロック』​)と力強いパフォーマンスで会場をさらなる熱気で包み込む。その後のトークではこの日最年少での出演となった影山が、生中継に“長老が最年少”とのコメントがあったことに触れ、「不思議なことが起こっている」との困惑した仕草に、会場は笑いに包まれるシーンもあった。改めてアニソンの歴史とその層の厚さを感じさせるワンシーンだ。

続いて、メドレーコーナー​へ突入。『世界名作劇場』より、大杉久美子が「よあけのみち」(​作品『フランダースの犬』)、「草原のマルコ」​(作品『母をたずねて三千里』)、「ロックリバーへ」(作品『あらいぐまラスカル​』)、堀江美都子が「グローイング・アップ」(作品『私のあしながおじさん​』)を披露。どの楽曲もイントロより歓声があがり、今なお燦然と輝きを放つアニメソングのパワーを思い知る。

​そして映像コメントコーナーでは、今年生誕90年を迎えた作曲家・編曲家の渡辺宙明、日本コロムビアでアニメソングを手がけていた松橋繁、作曲家・編曲家の​田中公平よりビデオメッセージが到着。​アニメソングに向けた思いや当時の貴重な裏話などを披露し、伝説の夜に花を添えた。
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