ディスクロージャー、コラボレーターを選ぶ3つの基準

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先週金曜日(9月25日)、2ndアルバムとなる『Caracal』をリリースしたディスクロージャーのハワード・ローレンスが、新作や友人サム・スミスについて語った。

◆ディスクロージャー画像

英BBCのインタビューで、タイトルについて問われた彼はこう答えた。「たくさんのヴォーカリストとコラボして、幅広い、全く関連のない事柄についての曲ができた。だから、全曲に通じる1つのメッセージはないんだ。コンセプト・アルバムじゃない。それで、アルバムを総括するようなタイトルは選ぶことができなかった。だから、それ自体が素晴らしいアート・ワークから名づけることにしたんだ」

そのアート・ワークでフィーチャーされるのが、アフリカやインドに生息するネコ科のカラカルだが、これはハワードが子供のときから大好きな動物だという。

彼はニュー・アルバムのサウンドについて、デビュー・アルバム『Settle』とサウンド自体はそれほど大きな違いはないが、曲のタイプが変わったと話した。「このアルバムのほとんどはハウス・ミュージックじゃない。別のジャンルを試してみたかったんだ。だって、僕らはハウス・ミュージックで育ったわけじゃないからね。大好きだけど、僕らはそこから出てきたんじゃない。もっとR&Bやソウル、ジャズの影響を受けてる」

前作に続き、新作にもサム・スミスが参加したが、「正直言って、前作の中でもう一度一緒にやりたいって思ったのはサムだけだった」という。「彼はいい友人だしね。彼とやらないのはもったいないって思った。どっちみち、僕ら、年中一緒に曲を作ってるんだ。彼は多分、僕らが世界で1番コラボしたい人物だよ」

『Caracal』には、サム・スミスのほかグレゴリー・ポーター、ロード、ウィークエンド、ミゲル、ライオン・ベイブ、クワブスらが参加。ハワード&ローレンス兄弟には、コラボレーターを選ぶのに3つの基準があるそうだ。

「1つはいいシンガーであること。それから曲を書けること。僕ら、誰かとコラボするときは、彼らとピアノの周りに腰を落ち着け、最初から最後まで一緒に曲を作り上げるんだ。僕らだけで曲を作り、彼らに歌ってって言うのは好きじゃない。だって、彼らにも自分が歌うことを感じて欲しいし、曲とつながりを持ってもらいたいから。そして3つ目、ナイスな人じゃなきゃならない」

Ako Suzuki
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