スティーヴン・タイラー、トランプ氏への使用停止要請は著作権保護が目的

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スティーヴン・タイラーは先日、米大統領選における共和党からの候補者指名争いでキャンペーン中のドナルド・トランプ氏に集会でエアロスミスの「Dream On」(1973年)を使用しないよう要求したが、そこに政治的な意図はなく、アーティストの権利を守るのが目的だったと説明した。トランプ氏は、無許可で曲を流していたと伝えられている。

◆スティーヴン・タイラー画像

スティーヴンは、「今週、僕はドナルド・トランプのキャンペーンに手紙を送り、政治集会で僕の曲を使わないよう頼んだ。政治的な声明ではなく、音楽クリエーターの同志たちの権利について声を上げるのが目的だった」と始まるコラムを『The Huffington Post』に寄稿した。

「2月、僕はグラミーのCreators’ Alliance(クリエーター同盟)の創設メンバーになった。この同盟には、ミュージック・ビジネスのたくさんの大物が、自分たちのためではなく、前途有望なソングライターやアーティストのために参加している。希望をもたらすために。ミュージック・ビジネスを妨害している法律を変えようとするために。ソングライターやアーティストが絶滅の脅威にさらされることなく芸術活動に従事できるように。作品を生み出した人たちが、他人がそれを使用する際、公平に支払われるように」

「法律は変わる必要がある。アメリカには、僕らが作った音楽への支払いをコントロールする法律がたくさんある。この国では、ソングライターの収入の75%が政府により規制されている? 政府が芸術や音楽に介入しすぎるのは良くない」

スティーヴンはすでに何人かの議員と会い、法律を変えるべく奔走しているそうだ。「レコード・レーベルの同胞、テイラー・スウィフトが6月、Appleに手紙を書いたように、これは僕からみんなへのオープン・レターだ。僕らは変わる必要がある。ソングライター、プロデューサー、アーティストは、いまの支払いでは生き残れない」と、音楽を愛する人たちへ支援を呼びかけた。

グラミーのCreators’ Allianceにはスティーヴンほか、マルーン5のアダム・レヴィーン、ジミー・ジャム、アリシア・キーズ、ケニー“ベイビーフェイス”エドモンズ、デッドマウス、レディ・アンテベラム、ドクター・ルーク、ライアン・テダー、ジェニファー・ハドソンが創立メンバーに名を連ねている。



Ako Suzuki
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