これまでも恋愛ソングで恋する女の子の背中を押してきたCHIHIRO。4月にも6thアルバム『NAMIDA CARATS』をリリースしたばかりの彼女だが、10月21日にコンセプトアルバム『About LOVE』をリリース。この作品は、100人の女の子がCHIHIROに打ち明けた恋愛相談を元に制作した。今まさに恋愛に悩んでいる人はもちろん、恋ができなくて悩んでいる人にも聴いてほしい、「恋」に効く作品だ。

◆CHIHIRO~画像&映像~

■本当にたくさんの女の子の恋愛相談がいただけたので
■そこから作品を作ってみるのも新しい試みなのかなと思って


――今作の『About LOVE』はコンセプトアルバムなんですね。100人の女の子の恋愛相談を元に制作したそうですね。

CHIHIRO:はい。特設サイトや、メール、Twitterに相談を送ってもらって、その回答をいろんなところで返していくという企画をやっていたんです。他にも恋愛相談に乗るようなトークイベントをやったり。皆さんの恋愛のエピソードを元に書き下ろした作品なんです。

――今までの作品でも、例えば、2年前にリリースされた「告白」では片思いをしている人の背中を押したり、恋愛している人の応援をする楽曲が多かったから、ファンの方もCHIHIROさんに恋愛相談をしたくなっちゃいますよね。

CHIHIRO:そうなんです。ファンレターをいただいても、ほぼ恋愛相談なんです(笑)。サイン会をやると、「今、こういう恋をしてて」って話してくれて、次に会った時に、「あの時の恋はこうなりました」っていう報告をいただいたり。「この人ならわかってくれる」って思うのかもしれませんね。とても嬉しことですし、「私って、そういう存在なのかな?」って思います。

――『About LOVE』は、自分がそういう存在であることを認めたからこそ生まれた作品なんですね(笑)。


CHIHIRO:はい(笑)。自分の運命を受け入れて、そういう場を設けたら、本当にたくさんの恋愛相談がいただけたので、そこから作品を作ってみるのも新しい試みなのかなと思って、今回はコンセプトアルバムという形になりました。だからこそ、いつもフルアルバムではやったことがないようなことにもチャレンジして、冒険しながら作れた作品なんです。

――しかも、フルアルバムの『NAMIDA CARATS』が4月にリリースされたばかりでもあるから、より冒険とかチャレンジが必要だったんじゃないですか?

CHIHIRO:そうなんですよ。この短期間でまた作品を作るって、実はすごく大変なことで。サウンド的にもいつもとは違う雰囲気のEDMを取り入れたり、ビートがちゃんとしたものを意識しながら作ったんです。

――本当に普段の制作スタイルとは違うんですね。作詞の部分でもかなり違いましたか?

CHIHIRO:はい。いつもの私の楽曲なら、ジメジメしている部分もあるんです。それは実体験でもあるから、ウジウジして、「まだ好きなんだけど……」って書くんですけど、今回は「こうしたらいいんじゃない?」って、ズバズバ言っちゃうようなアップテンポなものが多くなりました。あとは、恋人同士がマンネリ化してきてドキドキ感がなくなってきたとか……そういうカップルの悩みにも答えているので。

――「あなたがいないのならば」も倦怠期なのかな?って思いますし、「Lovely Couple」の中にも「♪マンネリとは無縁でいたい」って歌詞がありますね。

CHIHIRO:はい。「Lovely Couple」には、ずっと仲良くいられる秘訣みたいなものを書きました。これも今までとは違う視点でズバズバ書いてるうちの一曲ですね。「あなたがいないのならば」は、典型的な最近のカップルを描いてみたんです。女の子が短気で怒りっぽくて、男の子はいつもそれを「はいはい」って聞いてるんだけど、だんだん嫌気がさしているっていう。気まずい空気が流れて、やっと女の子が気づく……という。

――この作品のテーマを提示するような「About LOVE」からスタートしますけど、これはCHIHIROさんの恋愛についての考察がまとまっているのかな?

CHIHIRO:恋や愛の悩みを聞いていると、「自分の気持ちがわからない」っていう悩みが一番多いんです。それって、人に言われるものではなく、自分で気づくものですよね。だから、愛ってこうじゃないの? 恋ってこうじゃないの?っていうシンプルな曲を作りたいと思ってこの曲ができました。結局、見えないものの儚さ、大切さにみんな気づかないんですよね。だからそれを壊してしまったり、離れてしまったりする。そういう根本的なことを歌った歌なんです。そういうことに気づいたら、そこに幸せがあるんじゃないかって思うので、それをメッセージとして書きました。

――誰かを好きになったり、両思いになることって奇跡ですよね。

CHIHIRO:そうなんですよね。でも、みんな、それに気づかない。倦怠期になることすら幸せなことだったりしますから。私自身、若い時の恋って、こういうことに気づかなかったけど、たくさん恋愛を経験したからこそ、今、こうして言えるようになったんだと思います。

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