ドラマーに直人(ex.xTRIPx)が加入し、新体制の5人で活動中のダウトが約1年半ぶりとなるシングル「恋ができない」をリリースする。前ドラマー、ミナセが脱退して以降はサポートドラマーを迎えて4人でライヴ活動を行ってきた彼らだが、今年の8月のFC限定ライヴで忍者(黒子)ドラマーだった直人が正式にメンバーになることを発表。幸樹(Vo)は「ダウトを一華も二華も咲かせてくれると思います!」と宣言し、威吹(G)も「直人が加入したことにより今後更に遊び心と味が出てくると思います」と伝えたが、一発録りでレコーディングした「恋ができない」は、まさに遊び心とチャレンジ精神が散りばめられた艶やかなナンバーに仕上がった。この曲をモチーフに全員が演技に挑戦した短編映画まで制作してしまったダウト。楽曲のみならず、型にハマらないアティチュードで加速していく5人にバンドの“今”について語ってもらった。

◆ダウト コメント動画

■「前のダウトよりカッコよくなったね」って思わせないと
■構成的には裏切りの連続ですね(笑)

――直人さんが新たにドラマーとして加入した新生ダウトの第1弾シングル「恋ができない」はファンにとっても待望の新作だと思います。今の5人になって初の音源ということで、作品を作る前にメンバー同士で話したことはありましたか?

幸樹:特に話したわけではないけれど、意識の上ではあったと思います。「前のダウトよりカッコよくなったね」って思わせないと、っていう義務感があったし、1年半ぶりの音源ということもあって、メンバー個人、個人が高い意識で取り組んでいたんじゃないかと。たぶん、直人は直人で「前のドラムに絶対、負けたくない」っていう気持ちはあっただろうし…。

――過去のダウトを超えようという意識のもとに制作したシングルでもあるんですね。タイトル曲「恋ができない」はダウトのレトロで昭和な雰囲気がありつつ、リズム、アレンジ的に冒険していますね。この曲をリードトラックに選んだ決め手は?

幸樹:「恋ができない」は玲夏が作った曲なんですが、以前から選曲会で上がっていた曲で、個人的にずっと押してた曲なんですよ。デモの段階からまたブラッシュアップされているので、初めて聴いたときとはいい意味で変わっていますね。

玲夏:シングルのタイトル曲に選ばれたときのプレッシャーは毎回あるんですけど、今回はタイアップという前提がなかったのと、ほぼセルフプロデュースだったので、アレンジも含めて好き勝手にやらせてもらいました。

――スカ、ルンバ、沖縄音階とか、いろいろな要素が盛りこまれていますが、ジャンル的にはどんなイメージでした?

玲夏:メロディの流れ的にはルンバのイメージがあったんですが、一辺倒にならずに構成的には裏切りの連続ですね(笑)。最初に作ったときはAメロがもっと、ど歌謡だったんですけど、そこを作り直して、サビ以降の流れを新たにつけ足した感じです。昔はバンドってスタジオに集まって、なんやかんや言い合いながら曲を作っていたのが、今はDTMメインじゃないですか。PCの画面越しに曲を捉えてしまいがちなので、そのジレンマを払拭したかったというか、柔らかい発想で作っていった曲ですね。

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