植田真梨恵、ツアーファイナルで＜ピアノワンマン＞開催を発表

植田真梨恵が10月25日、自身の故郷である福岡にてツアー＜植田真梨恵LIVE TOUR UTAUTAU vol.2＞のファイナル公演を開催、2016年1月よりピアノワンマンツアー＜植田真梨恵Live of Lazward Piano "Old-fashioned."＞を行うことを発表した。

◆植田真梨恵 画像

これは同公演のアンコールで発表されたものだ。＜Lazward Piano＞は大阪と東京に加え、ピアノワンマンでは初となる福岡と名古屋、ワンマンとしても初となる札幌と仙台の計6都市での開催を予定しているとのこと。


ツアー＜UTAUTAU vol.2＞ファイナルとなった福岡DRUM Be-1は満員御礼。TSUTAYA O-EASTからスタートした同ツアーは2015年4本目のワンマンツアーであり、その締めくくりが福岡公演となる。

キャパシティギリギリにふくれあがった会場内に響くアンコールの声。ツアーTシャツに着替えた植田が再びステージ上に現れると、割れんばかりの歓声と拍手が会場を包み込んだ。アコースティックギターを手に取り、まずは1曲弾き語りでインディーズ4thアルバム収録曲「変革の気、蜂蜜の夕陽」を静かに歌い出した植田の声は、2時間近く歌い続けてきたとは思えないほどまっすぐ艶やかに伸びた。そして、空気が止まったかのような会場に再びメンバーを呼びこんで、「わかんないのはいやだ」を披露。ライブアレンジが施された同曲は、ピアノ伴奏に乗せたサビの大合唱からドラムフィルへ。疾走感たっぷりのナンバーでツアーを締めくくった。



ツアーを支えたメンバーとステージ上で高々と両手を広げた植田の心底嬉しそうな表情が実に印象的だった。メンバーを送り出した後、一人ステージに残り、名残惜しそうに客席を見回した彼女は、「またすぐに帰ってきます！」と8日に出演する生まれ故郷・久留米の＜街かど音楽祭＞出演に続き、ピアノツアーの開催を発表した。

「これまで大阪と東京だけだったんだけど、＜LAZWARD PIANO＞、福岡に来ます！」──植田真梨恵

こう叫ぶと、会場が再び割れんばかりの興奮に包まれた。＜植田真梨恵Live of Lazward Piano "Old-fashioned."＞と題された植田とサポートピアノの2人だけで回るこのツアーは、2013年の＜カレンダーの13月＞、2014年の＜LIVE OF LAZWARD PIANO AT QUATTRO＞、2015年の＜LIVE OF LAZWARD PIANO –青い廃墟-＞に続いて、4度目の開催となるものだ。

植田の声、そして自身が奏でるアコースティックギター、西村広文のピアノのみで構成される削ぎ落とされたサウンドが、曲に込められた思いをダイレクトに伝える。また、＜Old-fashioned.＞と名付けられたタイトルもどこか古風で愛らしく、「幼い頃の記憶に支配されている」と語る植田の脆さの中に見え隠れする力強さを彷彿とさせる。


本公演は歴史ある大阪市中央公会堂や趣深い東京キネマ倶楽部など、通常のライブハウスとは異なった会場での開催も魅力の一つといえよう。植田のBACK UP PARTY「箱庭」にてチケット優先予約が開始されている。





◆植田真梨恵 オフィシャルサイト
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