FUKIがメジャーデビュー。渋谷では「FUKI現象」も

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ビクターエンタテインメントの新レーベル「AndRec」から新たにデビューした、FUKIが、10月23日に1stデジタルシングル「キミじゃなきゃ」を配信リリースした。

デビューに先駆けて、9月30日に公開された「キミじゃなきゃ」のミュージックビデオは、2日間で3万再生近くの反応があるなど、ざわざわと話題になっていた彼女(現在は約9万5000再生回数)。この反応を受けて、渋谷エリアに特化したオンエアプロモーションが準備されたという。そして、10月に入ると、東京・渋谷センター街に設置された96基の街頭スピーカー、カラオケ店の店内モニター、ディスカウント店や飲食店の有線放送から「キミじゃなきゃ」と繰り返し歌われるこの楽曲が鳴り響き、カップル動画で話題のアプリ「ミックスチャンネル」内でも使用されるようになった。中でも日本テレビ系『ZIP!』でも取り上げられた人気カップル「てんりこCP(※CP=カップル)」が、独自に「キミじゃなきゃ」の楽曲をアプリ内で使用し、サビの「喜びも悲しみも分け合うのはキミじゃなきゃ キミじゃなきゃダメなんだ」という歌詞の部分を「てんくんじゃなきゃ」と差し替えて編集した動画を公開したことによって、リリース前の楽曲に問い合わせの声が多くなるといった現象も見られたという。

またTwitterでも、歌詞をまるでポエムのようにつぶやく投稿が女子高生を中心に多く見られたそうで、所属レーベル曰く「“FUKI現象”が起こった。」とのこと。加えて、渋谷駅近辺の街頭大型ビジョンから流されたミュージックビデオからは、音楽検索アプリ[Shazam]での検索を呼びかけられるなど、ユニークな施策も実施された。

そんな数々の宣伝効果もあってか、「キミじゃなきゃ」は、オリコンミュージックストアでの総合シングルダウンロードランキングで、デイリー初登場1位を獲得。まだ無名の新人がノンタイアップでいきなりチャートインを果たした。


シェネルの「ベイビー・アイ・ラブ・ユー」を手掛け、次々と恋愛ソングを生み出しているEIGOのプロデュースによってデビューしたFUKIは「恋心に寄り添うような歌を届けたい」と常に語っている。その想いと歌声は、渋谷を中心に確実に届いているようだ。


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