【インタビュー】キッキン・ヴァレンティーナ「ロックン・ロールを取り戻そうぜ!」

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スリージーでブルージーで、ロックン・ロール・アティテュード全開のアメリカン・バンド、キッキン・ヴァレンティーナのデビュー・アルバム『スーパー・アトミック』が2015年11月18日に発売となる。痛快なアメリカン・ロックが鼓動する、往年のハード&ダーティなグルービングサウンドだ。

◆キッキン・ヴァレンティーナ画像

キッキン・ヴァレンティーナはヒーバー・パンピロン(G)とジミー・バーディーニ(Dr)によって、2013年アトランタにて結成された。2013年10月にセルフ・タイトルEPをリリースし精力的に全米を廻っていくなかで、BUCKCHERRY、QUEENSRYCHE、FOZZY、POP EVIL、SKID ROW、RED DRAGON CARTEL、DORO、FASTER PUSSYCAT、KIX、L.A.GUNS、セバスチャン・バックのサポート・アクトも務め、Rock Fest、Farm Rock、Soundwave等のフェスにも参戦を果たし、その名を知らしめていった。

地道な活動によってファン・ベースを築いてきた彼らは、その視線を海外へと向けデンマークのTarget Groupとの契約を手にすることとなる。そこからデビュー・アルバムの制作へ取り掛かり、完成させたのがこの『スーパー・アトミック』である。ハード・ロックン・ロールの旗手としての活躍が期待され、プロデューサーにはブルース・ディッキンソン、ASIA、UFO、THE QUIREBOYS、FM等を手掛けたことで知られるアンディ・ライリーが迎えられた。


──KICKIN VALENTINAのヒストリーを教えて下さい。

ヒーバー(G):ジミーとオレとでバンドをスタートさせた。今から2年前だ。メンバーが揃うと何を目指して、何をやるのかをしばらく真剣に話し合っていた。とにかく自身が楽しむことが大前提だった。そして寂しい状況になってしまっているロックン・ロールを取り戻そうぜ!ということで意見は一致した。あの素晴しかった時代のロックをね!そしてそのことを胸にバンドが始動したというわけだ。人々が何を言おうとまずは自分達が楽しむ。それができなければ、止めたほうがいいよと思うよ。やる意味がないだろ?

──そしてデビュー・アルバムが完成しましたね。今の率直な気持ちを教えて下さい。

ヒーバー:ありがとう。今はとてもエキサイトしているさ。それがツアーにうまく繋がることを期待している。レコーディングは楽しかったし、仕事とは思えなかったさ(笑)。これからがより楽しみになってきたよ!

クリス(B):CDを完成することができてハッピーな気持ちでいっぱいさ。ロック・ファンが聴いてくれることを楽しみにしているよ。そしていつか日本でライヴをする機会に恵まれたら最高だね!

──アルバムのセールス・ポイントは何だと思いますか?

クリス:ストレイトで、楽しいロックン・ロールが好きなのであれば、このレコードは気に入るに違いない!かっこいいリフ、パワフルなヴォーカルといいフックがあるからね、このアルバムには。日々の問題とか、小さなことは忘れて、リスナーが楽しい笑顔を見せてくれればそれでオレたちもハッピーさ。そんなアルバムだと思うよ。世界を変えるとか、政治的なことを歌っているわけではないけど、それは他の人に任せて、オレたちのロックン・ロールを聴いてもらうだけさ!


──バンド名にはどんな意味があるのですか?

ヒーバー:ヨーロッパでヴァレンティーナというポルノ・スターを見かけたのさ(笑)。そして彼女が男達のボールを蹴り上げていたんだ(笑)。最初はジョークで話していたけど、次第にそれが耳に馴染んできて、心地よく感じるようになった。そしていつしか本当のバンド名になったという訳さ(笑)。

──バンドのメンバーと影響を受けたバンドを教えていただけますか?

Jimmy Berdine(Dr):RATT、MOTORHEAD、METALLICA、DOKKEN、L.A.GUNS、AEROSMITH、SCORPIONS、HARDCORE SUPERSTAR、VOLBEAT、JOURNEY、DURAN DURAN、初期BON JOVIが好きだった。影響を受けたドラマーはトミー・リー、トミー・アルドリッジ、ミッキー・ディー、ミック・ブラウンさ。

Chris Taylor(B):音楽と名の付くものは全て好きだね。モータウン、エルヴィス、THE RAMONES、SEX PISTOLS、DEAD BOYS、GUNS N' ROSES、WARRIOR SOUL、OZZY OSBOURNE、BADLANDS、MARILYN MANSONとかね。とにかくメロディ、クールなギター・リフ、素晴しいフックがある音楽であれば影響を受けてきたと思う。あまり難しく考えたことはないな。

Heber Pampillon(G):BADLANDS、KIX、KISSが大好きさ!レコードを何度聴いたかわからないくらいさ。ギターに関してはいつも2人の子供にインスピレーションを貰っているよ。

Joe Edwards(Vo):エルヴィス・プレスリー、サム・クック、アリス・クーパー、スティーヴ・ペリーが好きだなあ。ジャンルを超えて素晴しいシンガーは数え切れないくらいいるよ。バンドはMZRY、VENT、WORLDS FAREが好みだね。


──アルバム・タイトルについて教えてください。

クリス:ジミーが「Super Atomic Poster Boy」の歌詞を書き、そこからアルバム・タイトルにすることにした。その曲はナイトクラブでの欺き、偽り、見栄っ張りなヤツについて歌っている。彼らと話してみるとほとんどのヤツが嘘つきで、表面だけの人間ということがわかるだろう。オレたちはそれらの人間とは真逆だと思う。ともかくそのタイトルがクールに感じたからこのタイトルになったのさ。

──プロデューサーのアンディ・ライリーについて教えてください。

ヒーバー:アンディはグレイトだったよ。とにかくバンドを正しい方向へと導いてくれた。オレたちが求めているサウンドを理解してくれたし、それを現実的なものへと創り上げてくれた男さ。今はペットにアンディという名前を付けているくらいだからね(笑)。

──日本のロック・ファンにメッセージをいただけますか?

ヒーバー:日本のファンを始め、世界のロック・ファンにありがとうと伝えたい。インタビューをしてくれたあなたにもね(笑)。美しい国、日本でロック・ファンのみんなにいつか会えることが待ちきれないね。オレたちのことを友人や知合いに伝えて、シェアすることを忘れないでくれよ!We love you!! Peace、Love and Rock n Roll!!

KICKIN VALENTINA
・Joe Edwards(Vo)
・Heber Pampillon(G)
・Chris Taylor(B)
・Jimmy Berdine(Dr)

KICKIN VALENTINA(キッキン・ヴァレンティーナ)『Super Atomic(スーパー・アトミック)』

2015年11月18日発売
BKMY-1006 2,222円(税抜価格)+ 税
※輸入盤日本仕様
1.Sermon
2.On My Side
3.Wrong Way
4.Get Ready
5.Fist N' Twist
6.Super Atomic Poster Boy
7.Alone
8.When You' re Gone
9.Anita
10.Some Kind Of Sex
11.Dirty Girl
Produced by Andy Reilly
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