【インタビュー】MONORAL、「VAMPSとはBROTHERHOODみたいな感じで」

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VAMPSが11月12日、ツアー<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666>の初日をZEPP TOKYOにてスタートさせた。同ツアーはVAMPS恒例の“籠城型ライヴハウスツアー”を東京・大阪・名古屋で各6公演ずつ開催、各地に国内外からのゲストを組み込み、2マンによるジョイント形式で行なわれるというものだ。対バンとしてツアーに登場するのはMY FIRST STORY、MONORAL、ASH DA HERO、HIM、Nothing More、Apocalyptica。未発表アーティストを含め、ジャンルや国籍を超越した顔ぶれが連日激戦を繰り広げる。その2日目の対バン相手がAnisとAliからなるMONORALだ。

◆VAMPS × MONORAL 画像

MONORALは1999年に活動をスタート。1stミニアルバムリリースと同時に<FUJI ROCK FES.2001>へ出演したほか、2005年にはHYDE主宰レーベルHAUNTED RECORDSよりメジャーデビューを飾ったロックバンドだ。BLOODSUCKERSにとっては、Anisなしでは成り立たないVAMPS主宰<HALLOWEEN PARTY>の1コーナーの名司会ぶりでもお馴染みだろう。HYDEとMONORALの付き合いは今から12年以上前に遡るというから、付き合いも深く気心も知れた間柄だ。それだけに、<JOINT 666>開演直前に訊いたAnisとAliのトークは大爆笑あり、VAMPSへの心からの感謝ありと濃いものになって話題が尽きない。

   ◆   ◆   ◆

■客席最前列にHYDEちゃんがいるんですよ
■K.A.Zも“あれっ?!”って(笑)

──MONORALとVAMPSの付き合いはかなり長いと思うんですが、最初に接触したのっていつ頃のことだったんですか?

Anis:たぶんHYDEとは、横浜ベイホールでSONS OF ALL PUSSYSと3バンドでやったときが初めてだと思う。

Ali:<BUBBLE FESTiVAL>(2003年開催)じゃないかな。

──L'Arc~en~CielのKenさん率いるソロプロジェクトSONS OF ALL PUSSYS主催イベントですね。

Anis:そう。SONS OF ALL PUSSYSのベースのEinとは友だちで。対バン企画をやるってことでKenちゃんを紹介してもらいつつ、MONORALを誘ってもらったんです。そのときHYDEちゃんはソロ名義で。イベント自体は何公演かあったんですけど、HYDEかSONS OF ALL PUSSYSのどちらかがトリで、MONORALはその真ん中に出演するっていう感じだったと思う。

──それ、今考えてもすごいメンツです(笑)。

Anis:そうだね(笑)。横浜ベイホールのときはHYDEちゃんがトップでMONORALが2番目だったんだけど、僕たちのステージの最中に舞台袖をパッと見たら、HYDEちゃんがイスに座ってずっと観ててね。最後の曲でまた舞台袖を見たら、ずっと同じ体勢で観てた。

Ali:同じ姿勢で寝てたんじゃない?(笑)。

Anis:目は開いてたと思うけどね(笑)。で、ステージ終わったらナンパされて、なんか凄く気に入ってくれたみたいでね。そこから仲良くなっていった感じですね。

──以降、MONORALはHYDEさんのレーベルHAUNTED RECORDSからメジャーデビューすることになるわけで。そのファミリー的な付き合いが今も続いていますが、特に印象に残っているライヴとかありますか?

Ali:いろいろあったね。VAMPSとライヴするといつも楽しくて。ツアーに参加したときはあっちこっち全国に連れて行ってもらったり、それもハチャメチャで楽しかったな。

Anis:これはVAMPS以前のライヴなんだけど、K.A.ZくんのSpinAquaとHYDEちゃんとMONORALの3バンドが、赤坂BLiTZでやった<Sham 03>(※Spin Aqua,HYDE,and MONORALの頭文字。2003年開催)も楽しかったね。今までいろいろと一緒にやらせてもらって、VAMPSはどうかわからないですけど、僕たちはすごくやりやすいです(笑)。

──ははは! 昨日のVAMPSインタビューでMONORALについてHYDEさんは、「話に耳を貸さない(笑)」とおっしゃってましたが、2バンドにはそう言い合える距離の近さがあります。

Anis:ははは! 逆に何も言ってくれないよね?(笑)。

Ali:それどころか、言うことは全部聞くつもりですよ(笑)。

Anis:VAMPSにはライヴに誘ってもらったり、逆に僕たちはデビュー以来毎年開催しているMONORAL主宰<Halloween Party>の最初の頃にHYDEちゃんをシークレットゲストとして誘ったりね。それと、2004年くらいにK.A.Zがギターで僕がヴォーカルのSONIC STORAGEっていうバンドでライヴしたときに、HYDEちゃんも観に来てくれて。CLUB CITTA'川崎のステージからパッと下を観たら、最前列にHYDEちゃんがいるんですよ。どうやら人をかき分けて一番前に辿り着いたらしく。ステージ上でK.A.Zに目配せしたら、K.A.Zも“あれっ?!”って(笑)。

──HYDEさんのおちゃめなエピソード(笑)。

Anis:ちょうどそのときに「来年からは<Halloween Party>一緒にやってよ」ってお願いして。それで始まったのがHYDE主宰の<HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD>。MONORALとかたくさんのバンドが出演したんです。

──VAMPS主宰<HALLOWEEN PARTY>の前身ですね。

Anis:そうだと思う。その<HALLOWEEN OF THE LIVING DEAD>でうちらが全然想像してなかったのが、CLUB CITTA'川崎を3日間押さえたということで。“どうすんの3日間も!?”って(笑)。うちらは毎年1つの仮装でヒーヒー言ってたのに、3つも仮装やらないといけないのかなって、Aliと頭を悩ましたのを覚えています。当時は今のようにドンキに行っても仮装アイテムなんてあんまりなかったから。

Ali:六本木Y2Kかどこか、小さいライヴハウスでやったMONORAL主宰<Halloween Party>にも遊びに来てくれたことあったよね。

Anis:そうそう。そこでもHYDEちゃんは一列目に来ようとするんですよ(笑)。

Ali:ゲスト受付にHYDEっていう名前を入れておいたんですけど、バキバキに仮装してるから誰もHYDEだとわからず、なかなか会場に入れてもらえなかったというエピソードもあります(笑)。

◆インタビュー(2)へ
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