ノエル・ギャラガー「レコードが売れなくなる日は近い」

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ノエル・ギャラガーの最新アルバム『Chasing Yesterday』は現在、2015年最も売れたヴィニール盤ランキングの1位に輝いているが、ノエルは、ダウンロードが主流、さらにストリーミングで済ませる人が増えつつあるいま、CDやヴィニール盤が消える日はそう遠くないと考えているそうだ。

◆ノエル・ギャラガー画像

彼は『Q』誌のインタビューで、こう話した。「まだ音楽を買い、(現物を)所有したいと思っている人たち、それに俺にとっては、(ヴィニール盤ランキングの)1位になったっていうのはホントに素晴らしいことだ。実際、何人が買ってるのか、その数字を見るまではな。1,000枚とかだろ! ったくさ、俺のオフィスにだっていま1,000枚以上あるはずだ。でも、いまはストリーミングだろ。この10年の終わりまでに、レコード・セールスなんてものはなくなっていると思うよ」

そして、以前はよくレコード・ショップに足を運んでいた彼だが、いまはダウンロードすることが多いそうだ。「俺はHMVには行けない。店出るのに、どれくらいかかると思う? 俺がレコード店へ行ったら、たいてい、サイン会になっちまう。俺はもうそれは避けている」

さらに、最近はアルバムではなく、曲に興味を持つことが多いそうで、1曲ずつ購入できるダウンロードのほうが適しているそうだ。

UKの2015年上半期のヴィニール盤の売り上げは、アルバムでは『Chasing Yesterday』が最多。シングルでも、ノエルの「Riverman」「Ballad Of The Mighty I」「The Dying Of The Light」がトップ3を占めた。

数年前に比べるとヴィニール盤を買う人が増えたのは確かだが、まだまだ少数。一方で、CDやダウンロードで購入することさえなく、ストリーミングで済ませる人の数はこの先ますます増えるだろう。

Ako Suzuki
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