ギルガメッシュ、熱狂の新宿BLAZEで新音源発売と全国ツアー開催を発表

ギルガメッシュが、2015年11月29日新宿BLAZEにてワンマンライブ＜2015→2016”鵺”＞を開催した。ここにオフィシャルのライブレポートをお届けする。

◆ギルガメッシュライブ画像

2015年11月29日 18:00。定刻の開演時間と共に場内のBGM、照明が落とされると、真っ赤に染め上げられたステージが浮かび上がり、聞き覚えの無い新しいSEが場内に響き渡った。どこか気持ちを不安にさせるような、おどろおどろしい重低音のリズムにのせ各メンバーがステージへ姿を見せる。そして1曲目から新曲の「wither mind」を叩き付けてきた。ド頭から新曲を披露するというサプライズと度胸に、新作への自信が伺える。そこから「ULTIMATE 4」「斬鉄拳」と一気にファンを引き込み、「Drain」「CRAZY-FLAG」と昨今のギルガメッシュ節を余す所無く放出した。

ライヴ中盤では左迅（Vo）が、ここ最近では珍しくマイクスタンドを使用して「nobody」「Resolution」と聴かせる曲も披露し、バンドとしての幅の広さを見せつける。「driving time」のイントロが流れると、愁（B）がセンターのお立ち台に上がり、タイトなサウンドでスラップベースを弾き倒す。「絶頂BANG!!」では、曲を始める前に予定に無かったタイミングで弐（G）が突如MCを始め、他メンバーを困惑させるという珍場面も。「俺らは誰も言わないから、みんなだけで“絶頂BANG!!”って言ってくれ！」の言葉に呼応してファンが一丸となって叫んだ“絶頂BANG!!”が会場に響き渡った光景は圧巻だ。来年の新音源の発売、それに伴うツアーも発表され、「レコーディングが間もなく終了しますが、めちゃくちゃかっこいい作品になったので発売まで楽しみにしていて下さい！」とバンドのメインコンポーザーЯyo（Dr）が言うと、客席からは歓声と惜しみない拍手が送られた。




終盤に差し掛かると、「evolution」「gravitation」と鉄板のリード曲を叩き込み、休む間もなく「Go ahead」「Never ending story」「Another way」をプレイ、フロアはサークルピットとモッシュがひしめき合うカオスな状況と化す。「ラスト！」の左迅の声とともに披露されたのは「お前に捧げる醜い声」。この日一番のヘッドバンキングの嵐が起こり、メンバーも全てを出し切ってステージを後にした。



終演後、幕が閉ざされ映像が流れると、左迅のMCで解禁された最新情報の詳細が公開された。映像の終了と同時に幕が再度開くと、とどめの一発と言わんばかりに「Break Down」を叩き込み、来年への期待感を残しつつ新宿BLAZEでの一夜が熱く締めくくられた。

ギルガメッシュは2016年1月20日にMini ALBUM『鵺-chimera-』を発売。“A盤”には彼らの大きな魅力であるライヴ映像がたっぷりと収録されたDVDが付属している。発売直後の1月24日TSUTAYA O-nest（会員限定公演）を皮切りにワンマンツアーがスタート、7月10日には東京・Zepp DiverCityでのワンマンが予定されている。


◆ギルガメッシュ　オフィシャルサイト