ASH DA HERO、激烈なるデビュー・ミニ・アルバムに込めた思いを激白

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メジャー第一弾となるミニ・アルバム『THIS IS A HERO』で、既存のロックへの挑戦状を叩き付け、圧倒的な歌唱、存在感、そしてカリスマ性を遺憾なく発揮しているASH DA HERO。11月15日には、VAMPSのツアー<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666>にゲスト参戦し、観客の度肝を抜いたことは記憶に新しい。

◆ASH DA HERO~画像~

そのASH DA HEROが12月2日リリースのミニ・アルバム『THIS IS A HERO』の収録曲に込めた思いを吐露してくれた。以下に紹介する。

なお、大いなる野望と大胆不敵な真情を語りつくすインタビューも大公開中(https://www.barks.jp/news/?id=1000121993)。こちらもぜひチェックを!


●楽曲詳細

1.帰ってきたアイツ 【M1. HERO IS BACK 2】
「マズイぜ、これじゃマジで夢が無い」
何もかもがすり抜けていく現代。夢を語れば笑われてしまう現代。いつからか閉鎖的になってしまったこの街の裏側には今日も相変わらず、くそったれとどっちらけの雨が降る。それでもそこそこ幸せで、それでもそこそこ不幸せな僕らは、いつからか全てに妥協し始めていた。何かを変えたくても、変わりはしない。何かを始めたくても足止めを食らう。「やるだけ無駄だよ、やめときな」純粋さは弄ばれ、情熱の炎は冷や水のパレードで打ち消される。ブラックコーヒーよりもキツイ現実が夢を妨げ、B級映画のバッドエンドよりも陰鬱な現状が、全ての希望を飲み込む。声を上げることすら許されず、立ち上がる事すらままならない疲弊しきったこの街に、1人の男がやってきた。
「3つ数えろ、それが合図だ」
ロックンロールという名の希望の種を片手に、光と影の狭間から突然現れたこの男は果たして味方なのか?敵なのか?
「ハッピーエンドを売り捌きにきたぜ。黙って俺についてきなよ」正義と悪の狭間に揺れる僕らに、男はそっとつぶやいた。

2. 敵か、味方か 【M2. 結局なんにもやれてない】
男は自らを「ヒーロー」と名乗った。疑心暗鬼な僕らは、芝居染みた胡散臭い男の行動に終始辟易する。
「何がヒーローだ。笑わせるな。」男が街の笑い者になるまでに、さほど時間は要さなかった。いつしかこの街の新しい標的となった男に、僕らは次第に石を投げつけ始める。投げつけるべき相手は本当は他にあると知りながら、右に倣えで当てつけたのだ。
それでも男はニヒルな笑みを浮かべ、威風堂々こうつぶやく「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけなんだぜ」口ばかりで結局なんにもやれていない僕らは次第に、男の不思議な言葉の力強さに惹かれていった。そして石を投げつけるべきは、いつからか逃げ腰になってしまっていた自分自身である事に気付くのだった。

3. 決意の狼煙 【M3. 反抗声明】
退屈な日々を引き裂くように突然現れたその男の存在はまるで嵐だった。変革の刻を告げるかの様に男は言う「諦めるな。この時代を作るのも、変えるのもお前次第。俺は行くぜ。バカにされたって上等だろう?」
胸の奥で燻っていた僕らの“くそったれ”が、次第に街中に飛び火していく。僕らは待っていたのだ。捻くれながら、泣きながら。いつの日か明るい光が射す事を。立ち向かう勇気を。闘う為の強さを。見えない闇に、見えない力に、立ち向かう男の決意に、人々は奮い立った。「変わらなくてはならない」この街のセオリーが遂に傾き始める。そして男は叫ぶ。「狼煙を上げろ。反抗声明」

4. 立ち上がれ! 【M4. WAKE UP ROCK AND ROLL BAND】
鼓舞され立ち上がった人々は次々に声を上げる。この街に希望の火が灯された。ロックンロールバンドのパレードが街を埋め尽くし、観衆は後に続いた。
理屈なんていらなかった。理由なんて本当は必要なかった。僕らはただただ、笑いたかったのだ。僕らはただただ、希望を唄いたかったのだ。
鳴り止まないロックンロールの波はやがて、支配者たちの力を飲み込んだ。曇天は姿を消し、空に青が戻った。

5. 別れの時 【M5. BABY GOOD NIGHT】
暮れなずむ空にはうっすらと月が浮かんでいた。人々には笑顔が戻り、希望の種からは芽が出始めた。子供たちには夢が配られ、支配者たちは、いつしか僕らの支援者となり、街には体温が戻った。
程なくして夜が訪れ、男がそっとつぶやいた。「もう時間だよ。行かなくちゃ」いつまでも居るはずが無いことを分かりながらも、僕らはそれを阻止した。
しかし男はこう続ける「またいつの日か」男はとうとうこの街から去ってしまうのだった。

6. 愛を歌おう 【M6. THIS IS LOVE】
出発の時が来た。人々はこの男が街にやって来た日の事を思い出していた。あの頃の僕たちは、何もかもを手放し、何もかもを諦めていた。
この男がいなければ、悲しみの雨は今もずっと降り続いていた事だろう。「愛を歌え。君の為に。愛を繋げ。明日の為に」男は背中越しに僕らにそっと歌った。
しょうもない屁理屈や、言葉はもういらない。「愛を歌おう、そして紡いで行こう」いつか、僕らが土になる日が来ても、子供たちが歌える様に。笑える様に。
男がもたらした希望の光を絶やさぬ様に。
「アイラブユー」男はその言葉を最後に姿を消した。
僕らは、その男に嵐を見た。僕らは、その男に真実を見た。僕らは、その男に勇気を見た。僕らは、その男に希望を見た。
僕らは、その男に夢を見た。僕らは、その男に愛の力を見た。

リリース情報

Major Debut Mini Album
『THIS IS A HERO』
2015.12.2発売
CRCP-40439 / \1,667+tax
1. HERO IS BACK 2
2. 結局なんにもやれてない
3. 反抗声明※日本テレビ「MIDNITE テレビシリーズ」エンディングテーマ ★リード曲
4. WAKE UP ROCK AND ROLL BAND
5. BABY GOOD NIGHT
6. THIS IS LOVE

ライブ・イベント情報

<「THIS IS A HERO」発売記念イベントLIVE>
『IS THIS A HERO?』
2015.12.04@渋谷 TSUTAYA O-West
[GUEST ACT]Made in Asia / Fo’xTails
[OPENING ACT]Outside dandy

<VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666 なんばHATCH公演>
12月5日(土) ASH DA HERO
12月6日(日) Derailers
12月9日(水)/10日(木) KNOCK OUT MONKEY
12月12日(土)/13日(日) Nothing More


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