VAMPSが12月9日、ライヴ映像作品『VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS』をリリースする。同Blu-ray/DVDは4都市7公演で開催されたツアー<VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS>の最終日となった5月31日のさいたまスーパーアリーナ公演を完全映像化したもの。初回限定盤にはアリーナツアーの名古屋、大阪、仙台、東京から『ARENA TOUR DOCUMENTARY』が、通常盤にはVAMPS夏の風物詩であり恒例イベント<VAMPS LIVE 2015 BEAST PARTY>の『DOCUMENTARY & ACCOUSTIC LIVE』が収録される。さらに購入者の毎回のお楽しみ“VAMPSとの特別企画や豪華賞品などがその場で抽選で当たる「VAMPS CHANCE」”も用意されている。

◆VAMPS 画像

視覚的にも音響的にもこだわりにこだわったアリーナツアーだからこその映像作品の見どころをはじめ、<VAMPS LIVE 2015 BEAST PARTY>、<HALLOWEEN PARTY 2015>などの恒例ライヴ、海外ツアーや年をまたいで開催中の<VAMPS LIVE JOINT 666>など欧米ロックバンドとの共演や交流ほか、新たなフェイズに突入しているVAMPSの現在について、HYDEに語ってもらったロングインタビューをお届けしたい。

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■映像化されたライヴはあの時点での最高だった
■でも、今のVAMPSはさらに進化している

──2015年ほど国内外でVAMPSでライヴを行った1年もなかったのではないですか?

HYDE:僕としては、そういう印象はないんですけどね。

──そうですか。アクセル踏みっぱなしの1年だったのかなと。

HYDE:自分ではぼちぼちかなぁと(笑)。

──もっとやれたということですか?

HYDE:できなくはないんですが、今の僕が一番やりたいことはライヴというよりも制作だったり、曲作りだったりするんですよね。今年は自分を磨く期間もあったので「言われてみたら、そんなにライヴやってるかな」っていう感じですね。とにかく、自分を磨く作業に時間を使いたいって思っていた1年でしたね。そればかりに費やしているわけにはいかないですけど。

▲<VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS>

──なるほど。個人的には2014年にリリースした4年ぶりのアルバム『BLOODSUCKERS』の完成はVAMPSにとって非常に大きな出来事だったのかなと感じていたんですね。あのアルバムがその後のVAMPSのライヴをよりドラマティックにダイナミックにした印象があるんです。

HYDE:そうですね。ライヴでクレイジーに盛り上がるというか、即戦力のある曲が多いですね。例えばフェスでいえば、僕らが出演したのはメタル系が多かったんですけど、そういうところでもちゃんと演奏できるし、VAMPSのちょっとユニークな部分……いまどきのバンドじゃないんだけど、古くもないっていうスタイルが見せられたし、現在のVAMPSの招待状的なアルバムになっていますね。

──12月9日には最新アルバム『BLOODSUCKERS』の集大成となるLIVE映像作品『VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS』がリリースされます。5月31日にさいたまスーパーアリーナで開催されたライヴの模様をパッケージした内容ですが、あのアリーナツアーでHYDEさんが実現させたかったことは?

HYDE:あのツアーはアリーナ席で見るのとスタンド席で見るのとは景色が違う見せ方だったと思うんですね。アリーナ席はZEPPとほぼ変わらない距離感に感じられるセットの組み方だったし、実際、お客さんが最後列でもかなり近い状態でしたから。スタンド席の場合は距離的には離れているんだけど、だからこそステージの独特の演出を見ることができる。そういうことを試したかったのがアリーナツアーです。映像ではどういうライヴだったのか、さらにわかりやすく伝わると思います。

▲<VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS>

──確かにいろいろな発見がありました。床まで伸びたスロープ状の巨大スクリーンに映し出される映像はアートだし、そのマジックとVAMPSの刺激的で迫力のカタマリのようなライヴが融合する様を会場にいるのとはまた別の視点で楽しめるんですよね。

HYDE:このライヴの全体像はたぶん1回見に来ただけではわからないと思うんですね。もちろん、わからなくても100%楽しめるライヴなんですが、演出を全て見られたわけではないというか。自分たちはライヴハウス感覚で来ても完全燃焼してもらえる場所を作ったつもりだし、スタンド席と両方の視点で感じるのは難しいけれど、それがわかるのが今回のDVD/Blu-rayなんじゃないかと思います。天井からの角度でも見られたりするので“あ、こういうことなんだ”っていうのがわかるという。

──大きなハコを使ってどう楽しませて見せるかという点においてイメージしていた演出が実現できたライヴなんですね。

HYDE:そうですね。VAMPSなりのエンターテインメントというか、いわゆるドッカンドッカンの特攻やカラフルな演出はなく、シンプルなんだけど、映像とバンドが表現したいことがリンクしている。かと言って演劇でもなく、あくまでライヴであるという。VAMPSが表現したかったことが映像作品では明確に伝わると思います。

▲<VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS>

──照明のひとつひとつ、ステンドグラスの演出など、VAMPSならではの世界に貫かれたライヴで、美しくも獰猛なライヴが堪能できます。

HYDE:ありがとうございます。

──HYDEさん自身は映像をあらためて見て、どういうふうに感じました?

HYDE:正直言うと、やり直したいぐらいですね。今のVAMPSはさらに進化しているので、同じ演出でもう1回、やりたいです。もちろん、映像化されたライヴはあの時点での最高だったと思っているんですが、常に更新しているつもりなので。だから、VAMPSってライヴDVDをいっぱい出しているんですよ。“あのときより、今のほうがいいのにな”と思ってしまうんですが、その時点での最高のライヴ、パフォーマンスができたとは思っています。

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