リンゴ・スター所有の『ホワイト・アルバム』、9,700万円で落札

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リンゴ・スターが所有する通し番号0000001の刻印が入ったザ・ビートルズのアルバム『The Beatles』(ホワイト・アルバム)がオークションに出品し、79万ドル(約9,730万円)という破格の値で落札された。予想落札価格は4~6万ドル(約490万~740万円)だった。

◆ドラム・キット画像

これはUKのMONO初盤で、0000001から0000004まではザ・ビートルズのメンバー4人へ贈られていた。リンゴは35年間以上、ロンドンにある銀行の金庫で保管していたそうだ。2008年に0000005番がeBayで売りに出されたときは2万8,141ドルで落札されていた。

今回、リンゴ&バーバラ・バック夫妻が<Property From The Collection Of Ringo Starr & Barbara Bach>と題し開催したオークションには、ザ・ビートルズのメモラビリアから楽器、衣装、絵画や家具、ジュエリーまで彼らが長年所有してきた1,300以上のアイテムが出品。

『ホワイト・アルバム』同様注目されたリンゴが初めて所有したLudwig Oyster Black Perl 3ピースのドラム・キットも、予想価格(30万ドル~50万ドル)をはるかに上回る211万ドル(約2億6,000万円)で落札された。『ホワイト・アルバム』を手に入れた人は明かされていないが、ドラム・キットはNFL(アメリカン・フットボール)のチーム、インディアナポリス・コルツのオーナー、ジム・アーセイ氏が購入したそうだ。

アーセイ氏は、すでに、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノンが使用していたギターも所有しているそうで、「45年経ち、ザ・ビートルズがまた一堂に会した」とコメントしている。

お宝ばかりの同オークションでは、レノンがリンゴへ贈ったリッケンバッカーのギターは91万ドル(約1億1,200万円)、ハリスンからもらったグレッチのテネシアンは17万9,200万ドル(約2,200万円)で落札された。

収益は夫妻が設立したチャリティー団体The Lotus Foundationへ寄付される。

Ako Suzuki
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