<チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2015秋~THE STORY IS NEVER-ENDING~>のファイナルが、12月27日、豊洲PITにて開催された。

◆<チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2015秋~THE STORY IS NEVER-ENDING~>ファイナル 画像

光が織りなすカーテンのような照明演出の中で、山寺宏一がボイスを担当した強烈なオープニングSEが会場を煽る。客席が一斉に声を上げれば、背面のLEDにCiao Bella Cinquettiの頭文字「CBC」が流れ、チャオ ベッラ チンクエッティがステージに登場。ひとりずつ、挨拶代わりのソロダンスをキメて、「True Hearts ~ファンタスチック4~ verA」で、新生チャオベラを見せつける。続く「なんじゃこりゃ?!」で、「爆発しちゃうぞー!」と、歌姫はしもんもシャウト。ロビンは「好きだよ。」と呼びかけ、「乙女 Be Ambitious!」で会場のボルテージをグッと高めると、そんな客席の熱量に煽られて、はしもんも髪を振り乱して早くも汗だくだ。

「すごい人! みなさん盛り上がってますか?」と、集まったファンの姿を目にして嬉しそうなメンバーたち。ロビンも「私から嬉しいお知らせが。今日の私……今年一番可愛いです! ありがとうございます。今日はコンディションがすごい整っている。」と、笑いを混ぜながら挨拶。一方、もろりんは本公演にて“秘密兵器”の投入を匂わせつつ、一花も二花も咲かせ、最後は華麗に散……らないことを宣言した。

ブルーのドレスに着替えたごとぅーが「Lovely! Lovely!」を披露すれば、会場では一斉に綺麗な黄色い光の花が咲き乱れる。チャオベラの末っ子にして“チャオベラ唯一のアイドル”とも言われるとか言われないとかのごとぅーに、オーディエンスからは「L・O・V・E Lovely! ごとぅー!」のコールも発生。この瞬間、誰もがごとぅーに恋をしていた。

「もっともっと~」とロビンが会場から声を欲しがる「なんかすごい事ができそーだぞーう!」。さらに「幸せの天秤」を披露して心地よい空気に変えると、メンバーは2015年をさらりと振り返る。もっとも、彼女たちにとって今年は事務所移籍とTHE ポッシボーからの改名、さらに秋山ゆりかの電撃卒業と「いろいろありましたね」という言葉に収まりきらない劇的な変化の年。「あっきゃん元気かー! 秋山はどっかでイライラしてると思います(笑)」と、ロビンは「ふらちMistake」のフレーズにもかけてコメント。その言葉からは、卒業後も変わらず連絡を取り合っている仲の良さを感じさせた。

そして、ここで本公演の大きな見せ場のひとつ、元アンジュルムの福田花音が作詞を担当した「どうしよう、わたし」をライブ初披露する。幼なじみを好きになってしまい“どうしよう、わたし”という気持ちが綴られたこの曲。大人っぽいフレーズも散りばめられ、ロビンは思わず「こらっ、花音!」と一言。そしてステージ上で披露されたこの色っぽいダンスナンバーに観客は釘付けになっていた。

さらにライブでは、衣装チェンジのタイミングを使って「どうしよう、わたし」と「一期一会」のミュージックビデオを公開。和のテイストな「一期一会」MVは初披露とあって、会場からはこのアップテンポなロックチューンに大きな歓声が沸く(作詞:三浦徳子 / 作曲:中島卓偉)。さらにそのまま映像を飛び出してステージ上にてライブ初披露。かっこいいチャオベラで観客を魅了した。


観客のテンションに一気に火をつける「さぁ来い!ハピネス!」では、はしもんともろりんが客席に降りてティーバッグをばらまくなどやりたい放題。やりたい放題といえば、もろりんのソロ曲「キャモン!」では、なぜか星条旗っぽい何かを手に、海外でも“ミニセグウェイ”と呼ばれて大人気のセルフバランススクーターに乗ったもろりんが客席の間を疾走(1ヶ月近く練習したらしい)。ニコ生では「お前シャークだろ」なんていう何のことだかよくわからないコメントも流れていたが、とにもかくにも61回連続「キャモン!」のロングトーン新記録とともに絶好調なもろさまであった。

さらにここで「全力バンザーイ! My Glory!」を投入。いまだ夢の尻尾も見えないチャオベラが、その尻尾を掴まんとするかのように熱唱。豊洲PITがバンザイジャンプの圧倒的な光景を描き出していく。

「まだまだ終わらないぜー!」と、そのまま客席を煽りづづけて、1曲目に披露された「True Hearts ~ファンタスチック4~ verA」のバージョン違いとなる「True Hearts ~ファンタスチック4~ verB」へ。まだ叶えたい夢がある。ここで諦めたくない。そんな想いとともに4人が声の限り歌い続ければ、本編ラストは「愛しさを束ねて」。感謝の気持ちを乗せた歌声が、豊洲PITで幸せの形を紡ぎ、4人はステージを降りる。

「カモンライス!」「ぱくぱくぱくぱく」のコーラスで聴かせる「主食=GOHANの唄」のアカペラからのアンコールは、バンドをバックにアコースティックコーナー。普段はライブでテッパンの盛り上げ曲となっている「永遠ファイヤーボール」を、この日はしっかりと聴かせて、曲が本来持っているメロディーラインと歌詞の素晴らしさ、そしてチャオベラのリスナーにメッセージを直接届ける歌声にスポットを当てる。

ロビンがメインでボーカルを執った「全力で愛して…ねッ!」の後には、はしもんが歌姫の本領発揮ともいえる「Do Me! Do!」。マイクに添えた手の先まで、時折見せる流し目の睫毛の先まで大人の雰囲気で気だるくジャジーに聴かせた。

アンコールのMCでは、「今回のツアーをやってみて、思ったことがある。すっっっごい楽しい!」とロビン。そして「このまま今日でこのツアーが終わっていいのか、と。この空間をもっと続けたい。もっともっとみんなに会いに行きたい。ということで、今回のツアー、延長することにしました!」と、ツアータイトル通り“NEVER-ENDING”であることを発表した。<「チャオ ベッラ チンクエッティ LIVEツアー2016 ~続!!!!THE STORY IS NEVER-ENDING~ 」>は、5月15日のなんばHatchでファイナルとなるとのこと。

さらにロビンは、2016年1月27日リリースのシングル「一期一会 / どうしよう、わたし」について、「今回の新曲、オリコン……5位をね。」と、堂々5位奪取を宣言。ところが「え、ちょっと弱気じゃない? 先輩日和ってどうするんですか!」と、はしもんはじめメンバーが総ツッコミ。ロビンはあらためて「前回(「表参道/二子玉川/Never Never Give Up」)が3位だったじゃないですか。今回は、オリコン……2位を狙っていきたいと思います!」と、堂々宣言。「ロビンさんの言うことは絶対だから。」と、何かゲームでもしているかのような発言もごとぅーから飛び出して、会場を沸かせる。そして、アコースティックセッションでの「桜色のロマンチック」。あらためて感謝の気持ちを歌へと変えた。


なおここでアンコールは終了。もっともチャオベラは昨今、アフタートーク制を導入しており、この日はステージ上で行なわれたくじ引きにて、はしもんが担当することになる。「言いたいことがたくさんある」と、冒頭の照明演出から振り返っていくはしもん。ごとぅーの「Lovely! Lovely!」衣装が気合い入っていたという話では「まるで卒業公演ですか?」と口にしたところで、「ちょっと、卒業に敏感なんだから!」と、後ろからロビンが思わずツッコミ。そしてこれ以上誰も卒業しないと断言し、最後に「Good Night Song」を披露して、延長戦前の“一応のツアーファイナル”を締めくくった。