モーターヘッド「レミーがこんな風に死ぬなんて思っていなかった」

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モーターヘッドのマネージャー、トッド・シンガーマンが、レミーの最期について語った。癌と告知され2日後、誰もが、こんなに早くレミーがいなくなってしまうとは思っていなかった。

◆モーターヘッド画像

シンガーマンは『Sky News』にこう話した。「土曜日(12月26日)、2日前だ。癌だって知らされた。医師は、彼に2ヶ月から6ヶ月の命だと伝えた。レミーは今日、亡くなった。僕は、フィル(・キャンベル)とミッキー(・ディー)にこっちへ来るよう電話するところだったんだ。そうすれば、レミーがまだ元気なうちに最後のお別れができるって。レミーはかなり弱っていた…。彼がこんな風に死ぬとは思ってもいなかった」

「レミーは(ツアーが終わり)家に戻り、僕ら(12月13日)Whisky A Go Goでビッグなバースデー・パーティーを開いた。彼の友人が集まりプレイしたんだ。その2日後、体調が良くないのがわかり、僕らは彼を病院へ連れて行った。(そのときは)すぐに解放されたが、脳のスキャンで脳と首に癌が見つかったんだ。数日後、医者から末期だと言われた」

レミーはこの数年、体調が良くなかったが、どの時点でも癌だと診断されたことはなく、全員にとって大ショックだったという。

しかし、シンガーマンは、レミーの反応は穏やかなものだったと『Rolling Stone』誌に話している。「彼は僕らの誰よりも落ち着いていた。彼が唯一言ったのは、“おお、2ヶ月だけってか?”だった」

シンガーマンは、しばらく公表するのを控えようと思ったが、レミーからは「いやいや、プレスリリースを出せ。俺は、みんなに癌だってことを知ってもらいたい。悪いことだ。彼らは知るべきだ」と言われたという。

アウトロー、戦士、巨人、海賊、ヒーロー、ロック・スター、レジェンド……、唯一無二のレミーはあまりにも突然、私たちの前からいなくなってしまった。

Ako Suzuki
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