デビュー20周年を迎えるMAXが、12月23日に3枚組全45曲入りというボリュームのベスト盤『MAXIMUM PERFECT BEST』をリリースした。ということで、MAXの歴史を本人たちに思う存分語ってもらうこの企画『冬だ一番MAX祭り!』。今回は10周年のタイミングでリリースされた「ニライカナイ」

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(28)ニライカナイ:2005年7月6日 発売

── お次は10周年を迎えてリリースされた「ニライカナイ」です。

NANA:ディレクターさんが「10周年だからもう一度ユーロビートをMAXで出したい」と言って持って来てくれた曲です。ヨーロッパの人が沖縄にインスパイアされて作ったユーロビートが見つかったんだよ、って聴かせてくれて。

NANA:その時のディレクターさんがとにかく自分たちでできることを音楽性を高めるためにやっていったほうがいいって言ってくれて、それで10周年だから自分たちで作詞をしてみようということになったんです。歌詞を書くために沖縄を調べ始めたら、沖縄のことを何も知らないということに気がつきました。生まれた場所なんですけど……沖縄に住んでいた時は、「出たい出たい、東京へ東京へ」しかなかったから。

LINA:ああいう綺麗な海も当たり前だと思ってたんですけど、特別なものなんだと思えるようになりました。歌詞を書くにあたって、沖縄らしさを伝えるために方言を調べたりして。

── 「ニライカナイ」というタイトルは皆さんがつけたんですか。

NANA:理想郷という伝承が沖縄にはあるんですけど、そういう幸せがあったらいいなと思ってつけました。太陽の方言“ティダ”とか少しずついい言葉を入れていくようにして。面白かったです。綺麗な海と沖縄の情景が浮かぶ、沖縄への感謝の気持ちを入れるように。

LINA:沖縄出身なのに、こんなに沖縄らしさを打ち出したのは初めてだったよね。10周年で自分たちのルーツを見つめなおして。

NANA:ミュージックビデオも撮ってよかったです。オリオンビール「サザンスター」のCMも決まって、監督が、記念だからどうせだったら家族みんなで撮影しようと言ってくださったんです。



LINA:兄弟やおじいちゃんおばあちゃんだったり、友だちだったり、沖縄の仲間たちと一緒に撮影して、純粋で心があたたまる映像になりました。

NANA:タレントスクールで一緒に頑張っていた友だちもね!

LINA:声をかけたらみんな喜んで出てくれたよね。

MINA:「ニライカナイ」の頃は、私はもう沖縄に住んでいてCMを見ていたんですけど、長男がちょうど保育園に入ったばかりの頃で、運動会で「ニライカナイ」を踊ってるんです。沖縄ではオリオンビールのCMがすごく流れてて、すごく人気だったんです。

── 久しぶりのユーロビートはどうでしたか。

NANA:この頃は、楽曲のジャンルに対しては迷いがなくて、どんな音楽でもMAXが歌って踊ればMAXカラーが出るという自信が付いてきていたので、どんな楽曲でも受け入れていましたね。

LINA:逆に歌えたことが良かったよね。その時の全ての想いが詰まっていて。踊りもカチャーシー(沖縄民謡に合わせて頭の上で両手を左右に振る踊り)を取り入れたんだよね。奈々子が琉球舞踊を習っていたから一番手の動きが上手だった。