マイケル・ジャクソンの『オフ・ザ・ウォール』の発売が決定した。2枚組デラックス・エディション(CD+DVD/BD)『オフ・ザ・ウォール:デラックス・エディション』として、最新ドキュメンタリー・フィルム「マイケル・ジャクソンの旅:fromモータウンtoオフ・ザ・ウォール」を含む内容で発売となる。

◆『オフ・ザ・ウォール:デラックス・エディション』映像、画像

この作品は、2016年1月7日~2月26日のブラック・ヒストリー・マンス(黒人歴史月間)を記念して発売となるもので、海外では2月26日に国内盤は3月上旬にリリース予定となっている。リマスターされたオリジナル・アルバムと、スパイク・リー監督による最新ドキュメンタリー・フィルム「マイケル・ジャクソンの旅:fromモータウンtoオフ・ザ・ウォール」がセットとなったもので、本ドキュメンタリーは2016年1月24日(日)にサンダンス映画祭でワールド・プレミア(世界初上映)が行われ、テレビ初放送は2月5日(金)午後9時(US東部/西部時間)、SHOWTIMEチャンネルのオンデマンドとインターネットを通じての放送となる。SHOWTIMEでの放送後には順次世界各国で放送の予定となっている作品だ。

アルバム『オフ・ザ・ウォール』は、弱冠20歳のマイケルが唯一無二の影響力を持つ音楽スターとして、そして他に類を見ない先進的・独創的なクリエイターとしてその地位を確実なものにした作品である。ブラック・アーティストとしてあらゆるレコード・セールス記録を打ち破り、(ラジオ)エアプレイ、チャート、マーケティング、シーンのトレンドといった全てにおいてR&Bとポップ・ミュージックがクロス・オーバーする、ポップ・ミュージック史上空前の“興奮の新時代”、その扉をこじ開けたのがこの作品だった。ローリング・ストーン誌の言葉を借りれば「現代のポップ・ミュージックを形作った」のがこのアルバムであり、同時代の黒人アーティストにとって、マイケルは輝くインスピレーションの源泉となった。

アメリカの黒人社会にとって、『オフ・ザ・ウォール』は“音楽とエンタティメント”の集大成でもあった。アメリカ国内外でこのアルバムが成し遂げた成功は、未だに黒人社会にとっては夢のような現象であり、彼らが黒人文化に心から誇りを持つ大きなきっかけにもなった。『オフ・ザ・ウォール』の影響力はすさまじく、ビヨンセ、ファレル・ウィリアムス、ケンドリック・ラマー、ザ・ウィークエンドといった21世紀のスーパースター達は、みんなこのマイケルのアルバムの中に自分たちの未来の青写真を見ていたとも言える。

マイケル・ジャクソン作詞作曲による1stシングル「今夜はドント・ストップ(Don’t Stop ‘Til You Get Enough)」でマイケルは初めてグラミーを受賞し、全米チャート/インターナショナル・チャートでソロとして初のNo.1を獲得した。同じく全米チャート1位を獲得した「ロック・ウィズ・ユー」に加えて「オフ・ザ・ウォール」「あの娘が消えた(She’s Out of My Life)」とヒットは続き、同じアルバムから4曲連続でBillboard Hot 100の10位以内に入るという、史上初めての快挙を成し遂げた。アルバムの商業的成功は大変なもので、2014年現在アメリカ国内で8×プラチナ・アルバムに認定され(800万枚)、全世界で3000万枚以上売れた本作は音楽史上もっとも売れたアルバムの一つとして金字塔を打ち建てている。



一方、スパイク・リー、ジョン・ブランカ、ジョン・マクレーンがプロデュース、監督をスパイク・リーが務めた「マイケル・ジャクソンの旅:from モータウン to オフ・ザ・ウォール」は、マイケルの個人アーカイブ、今をときめくスターたちやジャクソン・ファミリーのインタビュー、そしてマイケル本人の言葉やイメージといった膨大な映像資料をていねいに組み合わせ、子供としてスターになったデビュー当時から、記念すべきこのアルバムのリリースまでの足跡をたどった作品だ。

今までほとんど詳細が明らかにされなかったマイケルのキャリアにおける重要な時代の物語でもあり、モータウンでのすべての始まりからCBSレコードと契約した新たな分岐点、そして伝説的プロデューサー、クインシー・ジョーンズとの出会いまでの道のりを案内してくれる。1人のまじめで、情熱家で、努力家の少年が「キング・オブ・ポップ」になるまでの輝かしいポートレイトが描き出されている。