ウィッチクラフト、4年ぶりとなる新作登場

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ウィッチクラフトの4年ぶりとなる最新作『ニュークリアス』がここ日本でも2月10日に発売されることが決まった。

◆ウィッチクラフト画像

70'sヴィンテージサウンドを現代に甦らせたスウェーデンのドゥーム/サイケデリック・ハードロックバンドのウィッチクラフトは、2000年にスウェーデンのエレブルーで結成され、米国のペンタグラムやロッキー・エリクソンといったカルト・アーティストから啓示を受けた古色蒼然たる味わいのハード・ロックを現代に受け継いできたバンドだ。2008年2月には来日公演も実現し、単なるレトロとはいわせない躍動感あふれるサウンドで根強い人気を誇っている。


4年ぶりとなる本作のオープニングを飾る「メイルストロム」では、ヘヴィでドゥーミーなサウンドにフルートの調べがクロスオーヴァーする。さらに14分を超える叙情詩「ニュークリアス」ではメロトロン風のサウンドをフィーチュアし、ラストの15分半に及ぶ大曲「ブレイクダウン」は寂寞感あふれるイントロからドゥームなリフへと突入、後半では異端(ペイガン)教団を思わせる合唱で盛り上がるサイケデリック/プログレッシヴ・ロック的な展開も繰り広げられる期待通りのサウンドだ。また先行シングルEPとしてリリースされた「ジ・アウトキャスト」は、ヘヴィなリフの中にもキャッチーな歌メロがあり、ワウ・ギターとフルートの音色がエロチックに絡み合う本作の音楽性を象徴するナンバーとなっている。同シングルのB面に収録されていたニルヴァーナのカヴァー「イーヴン・イン・ヒズ・ユース」が日本盤CD限定ボーナストラックとして追加されているのも嬉しい。

不動のヴォーカリスト、マグナス・ペランダーは、変わらぬメランコリックでメロディアスなヴォーカルを披露してくれる。前作『レジェンド』(2012)では2人のギタリストが加入したが、本作ではベースとドラムスが交替しており、マグナスを中心に据えて新しいラインアップたようだ。ヘヴィでメロディアス。プログレッシヴでサイケデリック。ドゥームでフォーキーなサウンドを引っ提げて蘇ったウィッチクラフトは、その魔術で世界を虜(とりこ)にする。

Photo By Philip Saxin & Ragnar Widerber

【メンバー】
マグナス・ペランダー(ヴォーカル/ギター)
トビアス・アンガー(ベース)
レイジ・ヴィーデルベルグ(ドラムス)

ウィッチクラフト『ニュークリアス』


2016年2月10日発売
【通販限定CD+Tシャツ】5,000円+税
【通常盤CD】2,500円+税
1.メイルストロム
2.セオリー・オブ・コンシークエンス
3.ジ・アウトキャスト
4.ニュークリアス
5.アン・エクソシズム・オブ・ダウツ
6.ジ・オブセスト
7.トゥ・トランセンド・ビターネス
8.ヘルプレス
9.ブレイクダウン
10.チェイシング・レインボーズ (ボーナス・トラック)
11.イーヴン・イン・ヒズ・ユース (ニルヴァーナ カヴァー)(日本盤限定ボーナス・トラック)

◆ウィッチクラフト『ニュークリアス』オフィシャルページ
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