【速レポ】VAMPS、＜JOINT 666＞2マン最終日「バンドっていいですね」

VAMPSが1月17日、籠城型にして対バン形式となるツアー＜VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666＞の名古屋公演最終日をZEPP NAGOYAにて開催した。同ツアーはこの後、追加公演となるZEPP FUKUOKAワンマン3DAYSおよびZEPP SAPPOROワンマン3DAYSを控えているものの、2マン公演はこの日が最終日となる。

◆VAMPS×Apocalyptica 画像

＜VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666 (ジョイントスリーシックス)＞は2015年11月、ZEPP TOKYOからスタートした。VAMPSが確立したといって過言でない革新的な“籠城型”ライヴハウスツアーだが、今回は”JOINT 666”の名のとおり、東京、大阪、名古屋で6DAYSずつ、ゲストを招いてのジョイントライヴを開催するというものだ。今回の名古屋公演はその最終地、つまり“666”の完成の地となった。すでにライヴを終えた東京、大阪でも、国内外から招いたパワフルなゲストとポジティヴなケミカル反応を起こしてきている。


ZEPP NAGOYA 6DAYSのうち後半の4日間はAPOCALYPTICA（アポカリプティカ）を迎えての公演となる。APOCALYPTICAは、2015年4月、モトリークルーのニッキ―・シックス率いるSIXX:A.M.との全米ツアーを、VAMPSと共にサポートアクトとして廻り、11月には彼ら自身のUKツアーのスペシャルゲストとしてVAMPSが参加、そしてなによりもVAMPSにとっての最新配信シングルとなる「SIN IN JUSTICE」にフィーチャーするなど、フィンランドの“チェロでロックする”ユニークな朋友バンドだ。

開演時間を迎え、ステージに登場したAPOCALYPTICAは屈指のライヴバンドとしての圧倒的なテクニックに裏付けられた、時に神秘的なパフォーマンスを約45分間繰り広げ、彼らの世界観を構築して魅せた。



そして登場したVAMPSも、どんな構成になるか毎公演期待感が煽られるセットリストで攻撃的なパフォーマンスを展開。前半からBLOODSUCKERSを熱狂させ、会場のボルテージを上げに上げる。名古屋最終日にはジョイント公演を振り返って「バンドっていいですね」と語ったHYDEの笑顔も印象的なシーンとなった。

なお、名古屋6DAYSにおいて特筆すべきひとつは、緩急七変化のセットリストに以前から組み込まれていたものの、全く違うカラーとなって演奏されていた「Life On Mars?」だ。この曲は、先ごろ突然の死で全世界に衝撃を与えたデヴィッド・ボウイの曲だが、今回のツアーでのパフォーマンスはまさにVAMPS流の“R.I.P.”を捧げる意味深いものとなった。



そしてもうひとつのピークはやはり、アンコールでAPOCALYPTICAがジョインしてパフォーマンスした「SIN IN JUSTICE」だろう。前述のUKツアーではすでにAPOCALYPTICAと共に「SIN IN JUSTICE」のパフォーマンスをしていたが、この名古屋公演で日本のBLOODSUCKERSは念願の初体験となったわけだ。「予習してきた？」というHYDEからの宿題を見事に遂行したBLOODSUCKERSの大合唱が繰り広げられ、その固い絆を感じられる鳥肌もののパフォーマンス空間となった。

VAMPSはこの後、MTV Unpluggedの公開収録を挟み、追加公演となる福岡および札幌でのワンマンライヴを行う予定だ。

撮影◎田中和子



■MTV Unplugged: VAMPS
2016年1月19日（火） 18:00開場　/ 開演19:00（予定）

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