片平里菜、全員が合唱して盛り上がったカラオケイベント「距離がグッと近く感じられて幸せ」

【インタビュー】片平里菜

──おつかれさまでした！初めてのカラオケイベント、いかがでしたか？

片平：来てくださったみなさんが本当にとても優しそうな暖かい空気感で、安心して歌えました（笑）。それにカラオケで歌うとなると、ステージで歌う人とお客さんという区切りがなくて、友達感覚で新鮮でした。

──片平さんご自身はデビュー前はけっこう頻繁にカラオケに行っていたんでしょうか。

片平：よく行っていましたね。友達と楽しむためのカラオケもあったし、個人練習で行くこともありました。

──最近はプライベートでカラオケに行く機会はありましたか？

片平：最近はないですね～。去年はちょっと歌いに行ったことはありましたけど。ちょっとご無沙汰していますね。でもカラオケはすごく好きですね。

──今日は最後に最新シングル「この涙を知らない」をアンプラグドで歌っていただきましたが、こういう距離感で歌うというのはどうでしたか？ファンにとってはものすごく貴重な体験だったと思いますが。

片平：そうですね。カラオケでマイクで歌った後だったので、よけいに自分の声の生々しい感じがより伝わったなと思いますし、気持ちよかったです。

──「この涙を知らない」はどんな気持ちで歌っている曲でしょうか。

片平：あまり考えずに歌っているんですけど、わりと歌っているうちに感情移入してしまって、この曲の中の女性の気持ちになっちゃうというか（笑）。

──曲の主人公というのは、片平自身というよりは、別の主人公を思い浮かべて作ることも多いんですか？

片平：そうですね、別の主人公を作って、そこに共感してしまうんです（笑）。

──今日は、片平さんの歌を聴きながら目を閉じて一緒に口ずさんでいる女性の方もいましたよ。

片平：ああ、それは嬉しいですね。

──2月3日には1年半ぶりの2ndフルアルバム『最高の仕打ち』が発売されますが、多くのミュージシャンが参加していることでも話題です。片平さんご自身にとってはどんな作品になりましたか？

片平：たくさんの方と一緒に制作してきて、ジャンルもさまざまだし曲の持つキャラクターとか、声色とかまったく違うんですけど、その分芯の太いアルバムだなと思っています。アルバムタイトルの『最高の仕打ち』の表題曲もあるんですけど、それが今自分で一番伝えたい曲で。その曲が一発録りで収められたこととか、そういうところでとても強いアルバムだなと思いますね。

──そのアルバムを持って、〈片平里菜　3rdワンマンツアー2016〝そんなふうに愛することができる？〟〉が2月6日郡山HIP SHOT JAPANからファイナルの3月21日東京Zepp DiverCityまでおこなわれます。ツアーに向けて意気込みを聞かせてください。

片平：『最高の仕打ち』がすごい作品なので、このアルバムの曲たちを生で聴いてほしいという思いで、今着々と準備を進めています。みなさんに会えるのが楽しみです。

──かつての片平さんのように、この春から新しい生活をスタートさせるために上京する人たちにメッセージを頂けますか？

片平：とても不安だったり、ワクワクもあると思いますけど、そうやって自分の環境が変わるのって、自分が成長したり進化できるチャンスだと思うので、それを機に色んなことにチャレンジして楽しんでもらいたいです。

取材・文・写真●岡本貴之