lecca、映画『十字架』試写会でいじめ経験を明かす。「いじめはする方が絶対的に悪い」

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leccaが1月23日、東京・港区で行われた映画『十字架』親子独占舞台挨拶付き完成披露試写会に登場した。

映画は、いじめにより自らの命を絶ったひとりの少年の思いを背負って生きる人たちの20年後を描いたもの。同作品のために書き下ろしの主題歌を作ったleccaが登場し、主題歌である「その先のゴール」を今回イベントで生披露した。


歌詞についてleccaは「自分も小学生の時にいじめを経験した」と話し「今回の曲を作るときに、今いじめをうけているひとに自分が会えたらなんて言うだろう、なんて声をかけてあげられるだろう、と考えながら歌詞を書いた。」と明かした。

「今日で見たのが3回目です。実は私には子供が二人いるんですが、毎回子供の目線でこの映画を見てしまうのでとても辛いです。今日見ている人の中で、もし周りにいじめられている人がいるとしたら、その世界は異常でスタンダードではありません。世界はもっと暖かいし、優しいはずです。そこの世界はおかしいと思い、その世界から逃げてください、そして自分を守ってください。」── lecca


メジャーデビュー10周年目を迎えるlecca。1月27日には初のベストアルバム『BEST POSITIVE』をリリースする。さらに4月には、東京・日比谷野外音楽堂と大阪・大阪城野外音楽堂にて10周年を記念したライブを開催する。

映画『十字架』は、2月6日(土)より有楽町スバル座ほか全国でロードショー。


leccaのいじめ克服についてのコメント

山田詠美さんの小説『風葬の教室』が当時のバイブルでした。主人公が私と同じように転校生でいじめられている設定でした。その主人公がいじめに立ち向かうために行った事を良く読み心のよりどころにしていた。

いじめは、いじめられる側にも理由があると言われる風潮がありますが、私は、いじめはする方が絶対的に悪いと思います。大人の世界にもあると思う。いじめを始めるのはだいたい数名からでいつの間にかいじめが広がる。それをみんなで食い止めるのが重要。誰も見ていないところで声をかけるとか。私も、辛い時期に、一人に、頑張って学校に行こうねと言われた事でとても勇気が出た。
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