ミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイとの思い出を語る

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ミック・ジャガーが、『Rolling Stone』誌に長年の友人デヴィッド・ボウイとの思い出を語った。

◆ミック・ジャガー&デヴィッド・ボウイ画像

「デヴィッドとどう出会ったのか、覚えていないんだ。それって変な話だけど。でも僕ら、70年代の初め、ロンドンでよくつるんでた。一緒にパーティーへ行ったり、彼が僕の家に来て、彼の音楽をプレイしたりしていた」

「僕らの友情の中にはいつも、情報の交換があった。僕らの間には、競争心の要素もあったと思うけど、大したことじゃなかった。彼が来ると、僕らはそれぞれの仕事――新しいギタリストや曲作りの新しい方法、スタイル、フォトグラファーなんかについて話していた。ステージでビッグなことをやりたいって、共通点があったんだ」

「彼はいつも僕の服のラベルをチェックしてた。彼に会うと、ハグを交わすんだけど、彼が、僕がなにを着ているのか、僕のシャツの襟の内側を見ているの、感じてたよ。彼はときどき僕のマネをしてた。でも、それに対して正直だった。僕の動きをマネしたら、“これは君のだ。僕もやってみたんだよ”って言ってた。彼となにかを共有するのは構わなかった。僕ら、たくさんのことを共有していたからね。お互いさまだった」

ミックがお気に入りのボウイの曲は「Let’s Dance」だという。2人は80年代、NYで親しくしており、その時代のことを思い出すという。「それに、あの曲には素晴らしいグルーヴがある。彼にはカメレオンのような才能があり、サウンド、歌詞ともユニークなテイクでどんなジャンルをも制していた」

そして、1番の思い出は、1985年「Dancing In The Street」でコラボしたときだという。ミックは、これしかコラボしなかったこと、そして、この10年ほど連絡を取り合っていなかったことを後悔しているそうだ。

「デヴィッドは健康に問題があった後、2004年ころツアーを止めた。それ以降、彼は僕の人生からもステージからも、姿を消してしまったようなものだった」「誰かが亡くなったとき、その人としばらく話をしていなかったっていうのは、本当に悲しい。これをすれば良かった、あれをしておけば良かったって思う。でも、そういうことはある。人生では奇妙なことが起きる」

ミックをはじめ、ボウイと親しかった人たちが彼を偲ぶ『Rolling Stone』誌のデヴィッド・ボウイ追悼号は1月29日に発売される。

David was always an inspiration to me and a true original. He was wonderfully shameless in his work. We had so many good times together. He was my friend, I will never forget him.

Posted by Mick Jagger on 2016年1月11日


Ako Suzuki
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