コロプラによる話題のスマートフォンゲーム「白猫プロジェクト」の中でも人気を誇るイベント「茶熊学園」の初の公式CD『校歌斉唱!私立茶熊学園/茶熊学園生徒一同と学長』が、本日1月27日(水)に発売された。今作では、茶熊の生徒であるヴィルフリート(CV:子安武人)、ザック(CV:中島ヨシキ)、クライヴ(CV:三浦勝之)、ソウマ(CV:岸尾だいすけ)、ミラ(CV:下田屋有依)、フラン(CV:小岩井ことり)、カモメ(CV:本多陽子)、ソフィ(CV:本泉莉奈)の8名とカムイ学長(CV:岸尾だいすけ)が一堂に介し、校歌を斉唱。さらには、テーマソングと、茶熊学園の登場キャラによるミニドラマも特別収録されている。ゲームの世界だけに留まらず立体的な展開をみせる「白猫プロジェクト」のプロデューサーである浅井Pに、今回のCDについて、そして白猫について、ライターの山口哲生氏が話を訊いた。

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取材・文=山口哲生

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■これがスタートラインになって
■また何かが始まるんじゃないかなという予感



──『白猫プロジェクト』のキャラクター達が歌うCD『校歌斉唱! 私立茶熊学園』が1月27日にリリースされますけども、実は取材前に完成したばかりのサンプル盤が届いて、かなり興奮しながら即ツイートされていて(笑)。

浅井P:気持ち的にはデビューですからね!(笑) これまで『白猫プロジェクト』は、たとえば「温泉イベント」(お台場「大江戸温泉物語」とコラボレーションしたリアルイベント)をやったりしていましたけど、そうはいってもゲームであって、そこから飛び出すことはなかったかなと思っていたんです。でも、先ほどCDを拝見した瞬間に、これがスタートラインになって、また何かが始まるんじゃないかなとか、これが始まったことによってゲーム内で化学反応が起きるんじゃないかなっていう予感をすごく感じて。今後どんな展開が出来るのかなってワクワクしました。

──そもそもの話ですが、なぜ『白猫プロジェクト』というゲームタイトルにされたんですか?

浅井P:これは元々プロジェクトコードだったんですよ。このひとつ前に、『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』というゲームがありまして。その開発メンバーが運用を3ヶ月ぐらいした頃に、そろそろ次を作ろうか?という話になって企画を始めたんですが、“黒猫”じゃなければ“白猫”じゃないかということで、『白猫プロジェクト』と。でも、最初から『白猫プロジェクト』というタイトルにするつもりはなくて、いろいろ考えていたんですけど、どれもしっくり来なかったんですよね。そのときに『白猫プロジェクト』がいいんじゃないか?ということになり。きっと“白プロ”って呼ばれるんだろうなと思っていたんですけど、蓋をあけたら“白猫”でした(笑)。でも、“白猫”と愛着を持って呼んでいただけることに関しては、ありがたいことだなと思っています。

──スマートフォン用のゲームって、パズルや育成モノが比較的多くて人気で、『白猫』みたいなアクションRPGは当時あまりなかったと思うんですが、企画段階ではどういうものをイメージされていたんですか?

浅井P:それまでは、それこそ「クイズRPG」みたいに、なんとかRPGというものが多かったんですよね。でも、やっぱりRPGを作りたくない?っていう話が持ち上がりまして。僕の前職がコンシューマー系の会社なんですけど、いわゆる家庭用ゲーム機が大好きな人間が集まっていたものですから、王道のRPG感ってどういうものだっけ?というところを大元にして作り始めて、だんだん今みたいなアクションRPGになっていったんです。

──となると、企画段階からは大幅に変わったところも?



浅井P:正直なところを言うと、『白猫』って最初は今みたいなゴリゴリのアクションではなかったんですよ。最初の頃は、攻撃するのに連続でタップするのって、指が疲れるしダルいんじゃないの?ってみんな思っていたんですけど、やってみたらおもしろかったんですよね。じゃあ、おもしろいならやってみようよって、開発を進めて行く中でアクション要素が強くなったんです。なので、企画書に書いたもので実現したところもあるし、全然関係ないものになっているところも結構あります(笑)。

──『白猫』には、よくあるスマホゲームの「スタミナ」とか「ライフ」みたいなものが一切なくて、ずっと遊べるというところにすごく驚いたんですが、そこは当初から予定されていたんですか?

浅井P:あれは開発の終わり間際に変えたんです。僕は、そこまでスタミナ否定派でもないんですよ。実際に『黒猫』ではスタミナを排していないですし、スマートフォンで遊ぶゲームにはわりとあっているかなと思っていて。ただ、翻って『白猫プロジェクト』のことを考えてみると、あわないと思ったんですね。家庭用ゲーム機で遊べるような要素がふんだんに盛り込まれていたので、熱を入れてガツガツ遊びたいときは死ぬほど遊びたいし、出先でちょっと遊ぶにはなかなか難しいところもあったりする。そういったゲーム性であることを考えると、スタミナはないほうがいいんじゃないか?という話が社内から持ち上がって。そこからゲームバランスから何から何まで全部作り替えて、最後の最後まで調整していた思い出があります。

──スタミナやライフを気にせず遊びたいという要望も多いでしょうし、実際浅井さんのところにもユーザーの方からいろいろな声が届いていると思うのですが、中でも印象に残っているものはありますか?

浅井P:本当にたくさんあるのでなんとも言えないんですが(笑)、今回取材していただいている「茶熊学園」に関しては、お客様の声から立ち上がっているところもあるんですよ。元々、カムイというふざけたキャラクターがいるんですけど、ニコニコ生放送をしたときに“彼のイベントやりますよね?”っていう声が視聴者からあがりまして。じゃあ、『白熊プロジェクト』とかですかね?みたいな感じで話しをしていたら、結構お客さんが盛り上がってしまい、これは小さいイベントじゃ許されない空気が流れ始めたんです(笑)。それをチームに持ち帰って、じゃあ学園ものとしてちょっと大きめな感じにしてやろうという形でこちらから逆提案させてもらったら、すごく盛り上がっていただけて今の形になったんですよ。これはお客様の声がすごく反映されたイベントだと思っています。



──「茶熊学園」の企画段階で、テーマソングを作ることも構想にあったんですか?

浅井P:最初はあまり考えてなかったんです。キッカケになったのは、ゲーム内で「茶熊学園」のイベントが終了した半月後ぐらいに、「茶熊カフェ」というコラボカフェを実施させていただきまして。その少し前に「ねこまつりカフェ」というものをやらせていただいたんですが、お客様の反応がすごくよくて、ゲームの運営側とお客様とのリアルな接点が大事なんだなというのが、よくわかっていたんですね。そういう中で、昼間には「茶熊カフェ」、夜は「微力ながらBAR!」をやらせていただき、非常にご好評をいただけたので、「茶熊学園」をテーマにしたリアルな展開はありなんだなってしみじみと感じていたんです。そんなときにワーナーさんから今回のお話をいただきました。

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