TASCAM「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」がインターネット生放送に対応、ループバックやASIO/WDM同時出力機能を追加するWindows用ソフト「TASCAM Software Mixer」を無償提供

ポスト

ティアックは、音楽制作用オーディオインターフェース「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」をマルチメディアに対応させるWindows用ソフトウェア「TASCAM Software Mixer」を、TASCAM(タスカム)ブランドで2月上旬より無料配信する。

「TASCAM Software Mixer」は、シンプルな操作で高音質が得られる音楽制作用オーディオインターフェース「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」に、新たな機能を追加できるソフトウェア。「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」は、それぞれ2IN/2OUT、4IN/4OUTのオーディオインターフェイスで、Ultra-HDDAマイクプリアンプを搭載、iPad接続にも対応する。シンプルさがウリのモデルだが、新たに登場した「TASCAM Software Mixer」をインストールすることで、インターネット生放送やインターネットカラオケなどの用途にも対応可能となる。さらにASIO/WDMソフトの同時出力にも対応するので、音楽制作でも「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」の用途がさらに広がる。ユーザーには非常にうれしいソフトウェアだ。

「TASCAM Software Mixer」は、DAWモードとBROADCAST/KARAOKEモードの2つのモードを用意。「US-4x4-SC」の場合、IN3/4はDAWモードでのみ有効となる。

インターネット生放送には、BROADCAST/KARAOKEモードを選択することでインターネット生放送用途に最適な信号経路、機能が設定される。ループバック機能により、パソコンから出力された音声と、「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」に入力されたマイクの音声をミックスして送ることが可能。ボリュームの調整も可能だ。


▲2つのモードを切り替えることで信号経路を変更。BROADCAST/KARAOKEモードではソフトウェアの再生音とマイク入力の音声をミックスして送出可能に。

インターネットカラオケの用途にも、BROADCAST/KARAOKEモードで対応する。パソコンへの送出前にマイク音声のみエフェクトをかけることが可能になる特別な信号経路を構築しているため、マイク音声を調整後にカラオケと混ぜて送出することができる。この際、エフェクトは別途ASIOに対応したソフトウェアを用意する必要がある。本ソフトウェアにエフェクトは搭載されていないが、「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」付属のSONAR LE、Cubase LEが利用可能だ。

さらにSkypeなどのインターネット音声通話、ビデオ通話にも「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」は活用可能。通話用途ではDAWモードを選択することで通話に適した信号経路に設定される。高音質での通話が楽しめる。また、音楽制作用途、一般的なオーディオ出力用途でもDAWモードを選択。不要な機能がオフになり、音楽制作に集中することができる。

「TASCAM Software Mixer」は、現行モデルの「US-2x2-SC」「US-4x4-SC」のほか、「US-2x2」「US-4x4」(付属ソフトが異なるがハードウェアは同様)にも対応。OSはWindows 7、Windows 8.1、Windows 10に対応する。

製品情報

◆TASCAM Software Mixer
価格:無償配布
配布開始日:2016年2月上旬

この記事をポスト

この記事の関連情報