安田レイが2月3日、2ndアルバム『PRISM』をリリースする。TVドラマ『結婚式の前日に』主題歌「あしたいろ」や映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』主題歌「Tweedia」といったヒットシングル3曲に加え、人気曲「Mirror」「あしたいろ」をアコースティックセルフカバーしたナンバーなど全14曲が収録された同作は、シンガー安田レイの豊かな色彩に溢れた仕上がりだ。

◆2ndアルバム『PRISM』全曲ダイジェスト 動画

2015年末の『日本レコード大賞』で新人賞を獲得したほか、桑田佳祐が選ぶ『邦楽ベスト20』には2年連続で安田のナンバーが選出されるなど、その美声と表現力への評価は高い。また、2015年は3度のワンマンツアーを開催し、生身の自分自身が試されるライヴの場で確実に経験を積んできた。モデルとしても活躍中の彼女だが、シンガーとしての類い希な才能が開花したアルバムが『PRISM』だ。タイトルが示すごとく、澄み切って多面的な作品群は安田レイの歌声を限りなく強く輝かせる。多忙なレコーディング風景や、自身の夢と壁など、アルバム『PRISM』を基に多角的に訊いたロングインタビューをお届けしたい。

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■2016年のテーマは自分発信
■もっともっと自分の言葉で表現していければ

──2015年は、たくさんのリリースやライヴがあって充実していたと思います。年末には、『第57回 輝く! 日本レコード大賞』で新人賞を受賞されましたね。おめでとうございます。

安田:ありがとうございます! いつも支えていただいている皆様へ、改めて感謝の気持ちを伝えるつもりで歌わせていただきました。また、レコード大賞で初めて安田レイを見ていただいた方も多かったと思いますし、みんなの反応もすごく嬉しかったです。またあのステージに別の賞で立つことができるように、2016年も感謝の気持ちを胸に頑張っていきたいと思いました。

▲『第57回 輝く! 日本レコード大賞』バックステージ

──1stアルバム『Will』以降、ドラマや映画、CMなどいろいろなシーンで安田レイさんの歌声を聴く機会が増えたなと、2ndアルバム『PRISM』を聴いて改めて思いました。

安田:このアルバムを作ってみて、私も“とても充実した1年だったな”と感じました(笑)。

──そしてさらに、今回のアルバムでは大人の雰囲気も感じます。

安田:『Will』と『PRISM』の間にいろいろな経験をさせていただいたので、その経験が活かされたのかもしれないですね。いろいろなステージに立たせていただいて歌ったり、新しい出会いもあったなかで、自分の気持ちにも変化が生まれたり。そういうひとつひとつの経験によって、ちょっと大人に近づけたかなと思いますね。

──『Will』にはここから始まるという昂揚感があって、自分の意志で突き進んでいくという思いが込められた作品だったと思います。今回の『PRISM』は安田さん自身、どういうものにしたいと思っていましたか?

安田:完成したアルバムを聴いたとき、『Will』もそうだったんですけど、自分らしさがより出ていると思いました。安田レイワールドが曲はもちろん、ジャケットにも出ていて。『PRISM』はさらに、未来的でポジティヴなイメージが強いアルバムに仕上がったんじゃないかなと思います。

──制作していく上で、プロデューサーの玉井健二さんとはどんな話をしましたか。“こんなところを見せたい”、“もっとこんなところも見てほしい”というやり取りなどもあったんですか?

安田:今回の新曲は、ほんとに自由に伸び伸びとやらせてもらったんです。なかでも、「Supercar」という曲があるんですが。

──サウンドも歌も、かつてなく遊びのある曲ですね。

安田:そうなんですよ。「これはもう、レイちゃん好きにやっていいよ。楽しくなっちゃったらブレーキを踏まずに、どんどんやりたいようにやっていっていいよ」と言っていただいたんです。それで、お茶目な部分やクールな部分だったり、ハッピーな部分だったり、いろいろな気持ちで遊んで、ノリノリで歌いました(笑)。でも20代の私からすると、最初は“スーパーカーって何だろう?”っていう疑問があったんですよね。レトロなんだけど、ちょっと近未来的な感じがする、そういうふたつのイメージを持った言葉だなと思って。

──スーパーカーと聞いてもピンと来なかったんですね(笑)。

安田:そうです(笑)。みんなが夢中になった車ですよね。それを敢えて近未来的にとらえた曲です。

──“青いシグナル”とか“真夜中のWinding road”とか情景が浮かぶ歌詞ですから、それをイメージしながら歌ったわけですね。他にもアルバムで聴ける新曲は、幅広いタイプが揃っていますが、なかでも安田さんが“面白いな”と感じた曲はありますか?

安田:「シグナル」は、まさに安田レイワールド全開の曲ですね。“Vividなヒール”や“フリンジ”、“グロスの雫”とか、女の子が好きなファッションのワードが入っているんですけど、なかでも“Runway”がキーワードになっています。毎日がランウェイだと思えばもっと楽しめるんじゃないか?っていう曲なんです。日々、好きなものに囲まれて……例えば好きなファッションで、好きな場所に行く。そういったことで気持ちもハッピーにもなりますよね。自分磨きを頑張って、自信をつけて胸張って生きていこうって。

──今後は自分でも歌詞を書いていこうっていうモードにもなっています?

安田:2016年のテーマは、自分発信。これまでの作品ももちろん自分発信ではあるんですけど、2016年はもっともっと自分の言葉で表現していければ幸いです。そこは楽しみにしていてほしいですね。

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