【インタビュー】N.Flying、日本デビュー「富士山を悠然と飛ぶ鷲のようにFlyingしたい」

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■日本でのインディーズ活動時代に
■メンバー間の絆が深まったし、音楽的に学ぶこともできた

──N.Flyingの音楽性の特徴として、“ROCK”と“HIPHOP”を独自のセンスで混ぜた“ラップ×ロック”が挙げられますが、これが自身のスタイルとして確立されたのは?

スンヒョプ:メンバー各々の好きな音楽があまりにも違いすぎるんです。フン君はロック/メタルが好きだし、僕とジェヒョン君はヒップホップが大好き。グァンジン君はファンキーなロックも好きなんですね。それぞれが好きなジャンルをアレンジに取り入れていったら、自然とこの形が生まれてました。だから韓国での僕たちは、作品を発表するたびに楽曲のカラーが変わるんです。

──曲調が変わっても、ラップがメインの歌は変わらない?

スンヒョプ:でも僕らは、ラップ主体だとは一度も思ったことがないんです。もちろんラップがメインとなる曲も多いですけど、メロディアスな曲もありますし。僕たち自身、メロディアスな歌ものとラップがまったく別だという感覚はないから。伝えたいメッセージが多いときはラップスタイルになるし、言葉が少なくてメロディー主体であれば歌ものになる。ただ、それだけの違いです。

▲イ・スンヒョプ(Rap&Vo)

──なるほど。N.Flyingはデビュー前から、日本でも活躍する韓国先輩バンドFTISLANDやCNBLUEのフロントアクトとしてツアーに帯同したほか、2013年からは韓国よりも先に、日本でインディーズ活動をスタートさせましたよね。日本で経験を積むということはFTISLANDもCNBLUEも通った道ですが、半年間日本に滞在して行なった音楽活動について、当時を振り返ってどうですか?

ジェヒョン:毎日幸せでしたよ。ライブができること自体、幸せでしたから。肉体的には大変でしたけど、精神的には満たされてました。

スンヒョプ:僕たちは日本の食べ物も好きだったから大丈夫だったし、何よりも日々バンド活動できることが貴重な体験でした。

グァンジン:その時は睡眠時間がなくて辛いなと思ったりしましたけど、毎日次の日の公演準備をすることができた。なんて幸せなことだったんだろうと思いますね。

スンヒョプ:ああ、そう思う。またあの頃に戻って、もっと日々を大切に味わいたい。

▲チャ・フン(G)

──初めての日本公演のことは今も覚えています?

スンヒョプ:まだまだアマチュアなんだということを痛感しました。だから他のバンドさんのパフォーマンスを観ても、楽しんだり笑うことができなかったです。

フン:「100%練習を積んだとしても、実際にステージに立つと80%も出せない。だからライブは120%準備して迎えろ」と、ある先輩から教えてもらってたんですけど。それをあのステージで心底実感しましたね。

──当時の日本での音楽活動で得られたものはたくさんあった?

ジェヒョン:その頃の活動がなければ、今の自分たちもないと思います。音楽的な実力もそうですけど、それ以上に先輩同士、後輩同士、先輩と後輩、あるいはそれを超えた友人としてメンバー4人の絆が深まったと思うんですよね。

グァンジン:メンバー間の人間的な絆も深まったし、音楽的な面でいうと日本はバンドカルチャーの歴史が深いので、いろんなことを学べました。その経験があったからこそ僕たちは韓国でデビューすることができたし、今回日本でもメジャーデビューすることができたんだと思います。

──では、FTISLANDやCNBLUEにここは負けてない!と誇れるところは?

スンヒョプ:どんなときも、たとえ最悪の状況でも失うことのない笑顔とか、ポジティブな考え方とか?

グァンジン:若いから、覇気も(笑)?

スンヒョプ:そうだね(笑)。音楽的なところではリズム隊。先輩たちの曲もそうですが、僕たちの曲は特にリズム隊がグルーヴィなので、飛び跳ねて遊びやすいと思います。

フン:リズム隊だけじゃなくて、もちろんギターも強いよ(笑)!

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