「24時間楽器演奏が可能なマンション」。楽器を演奏する人なら憧れること間違いなしのフレーズだが、これに「楽器アンサンブル演奏も可能」というフレーズが加わるとさらに最強となる。そんな実にうらやましい物件が東京都中野区に登場した。その名も「ミュージション野方brio」。遮音性はD-85を達成しているという。

「ミュージション」は、マンションデベロッパーであるリブランが手掛ける、「全戸遮音構造」の「好きな時に好きなだけ音楽にふれていたい人」に向けた賃貸音楽マンション。風通しなど住環境の快適性を損なわずに遮音性能を高め音響効果の高い構造を採用。ピアノはもちろん、コントラバスなどの大型楽器も24時間演奏可能だという(楽器の種類や音量によって、演奏時間や演奏法など一部制限がある場合あり)。賃貸住宅の空き室率が上昇する中、「ミュージション」の賃料は周辺相場の約1.3倍以上の設定ながら現在97.7%以上の入居率を誇り、入居待ち登録する人もいるほどの人気。現在、東京・神奈川・埼玉に合計9棟あり、2018年までにさらに5棟が完成予定だ。

1月に完成したばかり(入居は3月26日以降)の「ミュージション野方brio」が達成した「遮音性能D-85」とはいったいどれくらいのものか、気になる人も多いだろう。まず、雷の音、車の騒音や集合住宅などの隣戸から聴こえる話し声などのように、空気中を伝わって人の耳に聞こえる音のことを「空気振動音」という。これは建物の壁や窓を透過して室内に伝わる。そして空気振動音の遮音性能を表すのが「D値」だ。D値とは、周波数125Hz・250Hz・500Hz・1kHz・2kHz・4kHzの各領域で求めた音圧レベル差のことで、数値が大きいほど遮音性は高くなる。ちょっとむずしくなったが、以下の図を見ればイメージがつかめるはず。


▲騒音レベル表。ピアノの演奏は90dBの「だいぶうるさい」と感じられる音。


▲寝室


▲外観


▲開けやすく大きな窓(左)。玄関脇には窓を設置、風の通る間取り(中)。暮らしやすさを考えたキッチン(右)。

問題の「D-85」は、500Hzで音圧レベルを85dB落とす遮音性能を示す。ピアノの騒音レベルは90dBで、「だいぶうるさい」と感じる音だ。これが隣りの部屋では10dB程度となる。図の「静か」に感じられる音でも30dB。「木の葉の触れ合う音、置き時計の秒針の音(前方1m)」が20dBということなので、その半分の音。つまり、ほとんど聞こえなくなる。ここまで遮音性が高ければ、いつでも存分に楽器演奏が楽しめるし、アンサンブルだって可能というわけだ。

「ミュージション野方brio」では、一般向けに火曜・水曜を除く毎日、完全予約制でオープンルームを開催している。興味を持った人はまずはこちらを訪ねてみよう。見学申し込みは下記ページから。

「ミュージション野方brio」概要

所在地:東京都中野区野方4丁目23番1号
交通西武新宿線「野方」駅 徒歩5分、JR中央本線「高円寺」駅 バス7分、「野方駅北口」下車 徒歩1分
築年月:2016年1月(新築)
総戸数:21戸
構造:鉄筋コンクリート造・地上6階建
主要採光面:南
専有面積:25.62m2(1戸)~42.63m2(5戸)
間取り:1K~1LDK
賃料(管理費等):10.4万円(9,000円)~15.2万円(9,500円)
敷金/礼金:2か月/2か月
設計・監理:株式会社ディスク
施工:菊池建設株式会社
管理:イノーヴ株式会社
仲介:株式会社リブラン
入居日:2016年3月26日以降