ジェフ・ミルズ、東京フィルとのコラボを控え最新動画到着

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ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団公演が、3月21日に渋谷・Bunkamuraオーチャードホールにて開催される。その公演に先立ち、2014年12月6日にパリのコンサートホール「サル・プレイエル」でイル・ド・フランス国立管弦楽団とジェフ・ミルズがコラボレーションした楽曲「Where Light Ends」のダイジェスト動画が到着した。

◆ダイジェスト映像

現在ヨーロッパでは、テクノやハウスなどのDJ~クラブミュージックのアーティストとオーケストラとのコラボレーションがおこなわれているようだ。そのムーブメントの先駆者がジェフ・ミルズであり、近年はフランス、ドイツ、オランダ、そしてイギリス等の交響楽団と共演。そして今回ジェフ・ミルズは、Bunkamuraオーチャードホールに初上陸を果たす。DJとしてジェフ・ミルズ、指揮に栗田博文、ピアノに反田恭平、管弦楽に東京フィルハーモニー交響楽団、そしてナビゲーターを湯山玲子がつとめる。なお同コンサートは、西麻布のライブハウス「新世界」で行われている、クラシック音楽のトーク&リスニングイベント<爆クラ>初のリアルライブでもある。




今回ダイジェスト映像が公開された「Where Light Ends」は、ジェフ・ミルズが2013年4月に発表したCDアルバム『Where Light Ends』の収録曲がオーケストラ・アレンジされたものだ。オリジナルは、1992年に日本人として初めてスペースシャトルに搭乗した毛利衛氏とジェフ・ミルズの対話から着想されている。毛利氏が宇宙で体験した“地球がそこにある”という宇宙から見た地球観、毛利氏作成のオリジナル・ストーリーを元に制作されており、今回の日本公演でも演奏が予定されているという。



また、来日を直前に控えたジェフ・ミルズからコメントも到着している。

  ◆  ◆  ◆

「激しく、人工的で空間的なエレクトロニック・ミュージックと、デリケートな次元でアコースティック楽器を人力で使いこなすクラシカル・オーケストラ。「Where Light Ends」のクラシカル・バージョンは、両者の相関関係とバランスを完璧にしようと長年試みを続けてきた蓄積である。

今もまだ発展中ともいえるこの大作は、宇宙飛行士毛利衛氏が1992年スペースシャトル、エンデバー号で初めて宇宙へいった時に体験した「宇宙の闇」へと私たちを導く。毛利氏の貴重な体験のひとつひとつを考慮して「Where Light Ends」の原作は作曲され、クラシカル・バージョンを制作するにあたってもその雰囲気を保持するように工夫が施された。オーケストラとエレクトロニックのそれぞれの音には意味があり、機械のねじが組み合わされていくように、二つの音楽スタイルがひとつの目的に向かって融合していく。

「Where Light Ends (光が終わる場所)」というタイトルは宇宙において人類が太陽の紫外線が届かない安全な場所に到達する時点を表現している。危険な放射線から逃れるはるかに遠い安らかな空間。」── ジェフ・ミルズ

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なお、この公演は既に完売がアナウンスされていたが、ステージプランが決定した為、機材席の一部が開放された。若干枚数にはなるが、追加チケットの発売が急遽決定しているので詳細はサイトから確認してほしい。

<爆クラ!presents ジェフ・ミルズ × 東京フィルハーモニー交響楽団
クラシック体感系 ~時間、音響、そして、宇宙を踊れ!~>

2016年3月21日(月・祝) Bunkamura オーチャードホール
OPEN/START 16:30/17:00
[出演]
DJ:ジェフ・ミルズ/指揮:栗田博文/ピアノ:反田恭平
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団/ナビゲーター:湯山玲子

■公演オフィシャルサイト
http://www.promax.co.jp/bakucla/
■追加チケット販売サイト
http://eplus.jp/JeffMills/
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