【イベントレポート】カントリー・ガールズ、333mの東京タワーで“3縛り”の新曲プロモーショントーク

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3月9日に3枚目のトリプルA面シングル「ブギウギLOVE / 恋はマグネット / ランラルン~あなたに夢中~」をリリースするカントリー・ガールズが、3月3日の「ひな祭りの日」に、高さ333メートルで昭和33年に開業した東京タワーの下で、報道陣を前に会見に応じた。

◆東京タワーでのカントリー・ガールズ 画像

「嗣永さん」「ももちでーす。」という、報道陣とのいつもどおりのやり取りからスタートした会見。ももちは、「今回は3月9日に私たちの3rdシングルとなりますトリプルA面シングルがリリースになるんですけども、今日は“ももちの節句”ということもありまして、“ももちの節句”に、3月3日は女の子の健康だったりをお祈りする日でもありますので、私たちがより成長できるようにという思いを込めまして、今日、皆さまにお集まりいただきました。ありがとうございます。」と、稲場愛香や山木梨沙や小関舞や森戸知沙希や2015年11月に新加入した梁川奈々美や船木結からの「桃の節句ですね!」「ひとりだけのものみたいに!」という総ツッコミをすべて弾き飛ばしながら挨拶する。しかも東京タワー周りの数字に加えて、カントリー・ガールズも3rdシングルでトリプルA面ということから「キーワード“3(さん)”でいきたいと思います。」と意気揚々と発言する。

そこで報道陣側が、「じゃあももちのほうから3人選んでもらって、PRしてみましょうか?」と報道陣から3にかけてメンバー3人が新曲PRをしてみては、という提案がなされる。するとももち、「可愛い順でいうと、ももちが全部紹介することになっちゃうので……。」とひとり勝手に困惑してしまう。

そんなももちが最初に指名したのは、2015年11月に新加入した新メンバーのふたり。船木結がまず、新曲「ブギウギLOVE」を紹介する。

「『ブギウギLOVE』って曲は、ロカビリーテイストの曲になってまして、歌詞の中に私が生まれてもない時の言葉が出てきて、どういう意味なんだろうってたくさん調べたり、歌詞の意味を理解するのにすごい大変だったというのもあるんですけど、歌った時にすごいかっこいい曲で、ブギウギってフレーズも耳に残ると思うので、ぜひみなさんにも聴いていただけたらなって思います。」

報道陣にこのプロモーショントークの出来を訊ねられ、ももちは「うーん、73点!」と、3にかけつつも、なんだか割り切れない点数をつける。そして今度は、梁川奈々美が「恋はマグネット」のPRに挑む。

「『恋はマグネット』はですね、とっても大人っぽい曲になっていまして、曲調だったり衣装だったりがレトロなので、大人の方にもたくさん聴いていただけるかなと思いますし、切ない恋心を描いた歌詞になっているんですけども、カントリー・ガールズの新しい表情が見れるので、そこに注目していただきたいなと思います。みなさんに聴いていただきたいです。」

さらりとプロモーショントークを行なった梁川と、それを見守っていたももち。ところが、最後のフレーズで、プレイングマネージャーの目は、瞬間、ナイフの刃のようにギラリと光り、そして即座に「みな“さん”に。」との言葉が口を突く。これに気づいた梁川も「みな“さん”に」とフレーズを重ねる。

そんな一瞬の出来事ののち、報道陣から梁川のプロモーショントークの点数を訊ねられたももち。「これ、毎回点数つけるんですか?」と笑いながらも「結構“散々”な結果に……」と、先輩としてのお手本のような返しをみせて、メンバーたちからは拍手喝采。報道陣も「さすがですね」と感心してしまう。

さて、3人目として指名されたのは稲場愛香である。ももち先輩の技を目の当たりにした稲場。俄然やる気の彼女が挑戦したのは「ランラルン~あなたに夢中~」のPRだ。

「この曲は今までのカントリー・ガールズらしい、とっても可愛い曲になっているんですけど、衣装も振り付けもすべてが可愛らしくて、元々ある曲を私たちが日本語でカバーさせていただいて、嬉しいなあ、“サン”キューでございます……と思うんですけど、全然ウケなかったんですけど(散々な空気だね……)。なので、みな“さん”に聴いてキュンキュンしていただけたら。」

“サン”キューに“散々”にみな“さん”。稲場は、新しいネタに加えてこれまでに出てきたネタも盛り込んだトークを展開する。再度、点数を訊ねられたももちは、後輩の姿に苦笑いしつつ「もう何にも言うことない……100点、103点。」とコメント。喜ぶ稲場愛香であった。

今度は、「残りの3人にカントリー・ガールズ自体をPRしてほしい」と、報道陣からリクエスト。「残り物には福がありますから!」と、ここでやる気を見せたのが山木梨沙。しかしももちは、森戸知沙希を動かしていく。采配を振るももち、その姿は見事なまでにプレイングマネージャーである。

「カントリー・ガールズは、7人体制になって3月9日に7人で初のシングルが出るので、この作品はさっきも説明があったんですけど、3曲とも全部違った私たちが観れるシングルとなっているので、ぜひみなさんに聴いてもらいたいなって思っています。」

まず森戸が上手くまとめて見せて、パスはいよいよ山木へと渡る。

「アイドルって、今の時代たくさんいる中で、私たちは王道のアイドル路線、可愛らしいアイドロロ…路線を突き進んでいまして、逆にむしろ珍しいアイドルなんじゃないかなって思っているんですけど、こういう大切な日に、私たち、絶対に晴れるんですよ。太陽が“サンサン”と降り注ぐ感じの、晴れ女がいるグループなので、縁起良く頑張っていきたいなと思います。」

まさかの“3”をぶっこんでいく山木に思わず笑ってしまうももち。そして最後は小関舞が登場。

「カントリー・ガールズは可愛いメンバーが7人揃っているグループとなっていまして、ももち先輩もそうなんですけど、私、小関舞はカントリー・ガールズの中でも一番可愛いと思っているんですけど……」

いきなりの小関の発言に、ももちは思わず「えっ?」と、素に近いであろうリアクションをとってしまう。さらにふたりは「え?」「え?」と互いに顔を見合わせる。そして小関は「ま、こう見て、やっぱり目に留まるのは私、小関舞だと思うので、みなさんにこれからもカントリー・ガールズを応援していただければなって思います。」と挨拶する。

そして訪れた沈黙。

報道陣からリアクションを求められるも、カントリー・ガールズみんな「うーん。」と考えこんでしまう。やがて、「さすがに、ももち先輩にはかなわないかなっていう……」と話し始める稲場に、ももちは「(小関は)3位に入っているかも危うい……」と、言葉を選んでいるかのように見せつつも、実は言いたい放題。それでも1位を主張する小関に、「ももちみたいに、見るからに飛び抜けた人がいると、降“参”せざるを得ないかなっていう。」と、これまた見事なコメントをももちが残して、報道陣はタジタジとなっていた。

その後も、東京タワーの思い出を訊かれると、北海道出身の稲場が、初めて東京タワーを見て「北海道でお友達に、『東京タワーを私は生で見たんだよ!』って自慢して、何度も何度も、3回以上言った。」と、発言。オリコンの順位目標を訊かれると、ももちは、「3月9日にリリースされるビッグアイドルグループさんもいらっしゃるということで、謙虚に3位くらいに入れたら嬉しいなとは思うんですけど、気持ちを届けられるように頑張りたい。」と、あくまで“3”にこだわり続けたトークを展開。「もう3にこだわらなくていいんで。」と、ついに報道陣のほうが音を上げると、「もういいですか! 3が付く言葉ばっかり考えちゃって(笑)」と、清々しい顔を見せた一同だった。
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365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

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