NHKワールドTV/BSプレミアムを通じて日本国内および世界約150カ国に向けて放送している音楽番組『J-MELO』の新テーマ曲に関する記者発表が3月9日にNHK局内にて開かれ、作品に携わった小室哲哉、LiSA、May J.が出席した。

◆『J-MELO』新テーマ曲 記者会見 画像

4月からの新オープニングテーマは、これまでもモーニング娘。作品で番組テーマ曲を手がけたつんく♂が作詞を担当。さらに作曲には、つんく♂とも親交がある小室哲哉が手掛け、そして番組の司会でもあるMay J.が歌唱する。なお、小室哲哉とつんく♂の共作は今回が初めて。

約1年前、『J-MELO』10周年を記念した書籍『『J-MELO』が教えてくれた 世界でウケる「日本音楽」』の中で実現した小室×つんく♂対談。この頃から、『J-MELO』の原田悦志 チーフ・プロデューサーも両者によるテーマ曲の共作を希望していたという。

「(つんく♂とは)プライベートでも会っているし、やりとりはずっとしていた。」という小室。気になる楽曲については、すでに小室の作曲は終わり、つんく♂の歌詞があがってくるのを待っている状況だという。

「よくよく考えると歌詞のほうが大変かなって思いますね。世界発信ということも考えなきゃいけないだろうし。作曲面では、ワールドワイドというか、僕が心がけたのは、1回聴いたらなんとなく口ずさめるフレーズがある、ということ。1ヶ所だけでも簡単にすぐ口ずさめるような。それは心がけたかな、と。May J.が何でも歌える人なので、難しいのもできたと思うんですけど、すごくシンプルなところは心がけました。」── 小室哲哉

また小室は、昨今のつんく♂について、「今のつんく♂は一回りも二回りも大きくなっているので、その空気感だけで広い世界というか、愛っていうのが常にテーマとして持っている。愛のオーラみたいなのが、今のつんく♂には出てるんですよね。」と表現。さらに、「今後、どうなるかわからないですが、今度は逆、つんく♂が曲で僕が詞。それをJ-MELOでやれたらいいなって思います。」と、今後への希望も口にした。

そしてこの小室哲哉×つんく♂楽曲を歌うのは、番組司会でもあるMay J.。「『J-MELO』の10周年本で、小室さんとつんく♂さんのページを見てすごい驚いたんです。ふたりが一緒にいるところを見れるんだ、っていう。(今回)まさかふたりの曲を私が歌わせてもらえるとは思っていなかったので、本当に信じられないという気持ちです。そしてとても楽しみにしています。」と、嬉しそうにコメントした。

一方、4月からのエンディングテーマはLiSAが担当する。原田CPによると、番組には昨今、LiSAのリクエストが急増。また自身もインドネシアでLiSAのライブを観覧し、現地ファンの熱狂ぶりを目の当たりにしたことから楽曲を依頼した(たまたま一緒になった帰りの空港で)。

こちらの曲は、世界中の視聴者から「あなたの国でライブで盛り上がる言葉やフレーズ」を募集し、それを盛り込む形で制作が行なわれたという。なお、数多く海外公演を行なっているLiSAによると「“愛してるよ”って言葉が(海外では)一番伝わるなって思って。I LOVE YOUの中でも“楽しかったよ”とか“また会おうね”だったりとか、すごくいろんな意味を込めて言えている気がして。なのでエンディングテーマでは“愛”という言葉を大切に使わせていただいています。」とのこと。

「日本というと、東京という場所が海外で一番クローズアップされていると思うんですけど、他にも日本には素晴らしい場所があるんだというのを『J-MELO』を通じて伝えたいと思っています。だから、ほかの場所でもロケをして、現地で活躍されている日本のミュージシャンの方々も世界に発信していければいいなと考えています。」── May J.

「特に去年は久しぶりに海外でピアノとかやったりして、アジアのエネルギーはすごく感じるかなと思いますね。日本では、エンタメは輸入が当たり前なので、『J-MELO』は日本発信、輸出ということができる数少ない特別な番組だと思います。」── 小室哲哉

新テーマソングは、4月3日深夜(NHKワールドTV)、4月9日深夜(BSプレミアム)から放送が予定されている。

なお、会見ではつんく♂からのメッセージも紹介された。

つんく♂からのメッセージ

J-MELOをご覧の皆様こんにちは!
つんく♂です。

僕は過去にもJ-MELOのオープニング曲のプロデュースで何度か携わってきましたが、今回はなんと、小室さんと一緒にタッグが組めるということで、とても、心、興奮しております。
よろしくお願いします!

そして、その曲をMay J.が歌うということで、緊張してたりするのでしょうか…。
肩の力を抜き、深呼吸。うん、大丈夫!
May J.の透き通る歌声が世界中に轟くのを楽しみにしております!

どうか皆様、間もなくですので期待しててくださいね!


text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)