エムアイセブンジャパンは、PreSonusのDAW「Studio One」の無償アップデートであるバージョン 3.2を発表した。バージョン3.2は、これまでDAW では不可能だった方法でミックス体験を根本から変えるようデザインされた革新的な新しい「Mix Engine FX」を含む50を超えるプロフェッショナル・ツールとワークフローの向上を提供する。

◆「Studio One 3.2」~動画~

バージョン3.2最大の目玉はMix Engine FXプラグイン。これは「Studio One Professional」オーナーのみに用意された新しいパラダイムを提供するプラグインだ。「ありのまま」のサウンドを提供するミックス・エンジンで高く評価されている「Studio One」だが、「ありのまま」ではないサウンドを望むユーザーもいる。そんなニーズに対応するためにMix Engine FXは実装された。これにより、評価の高い「Studio One」のネイティブ64Bit浮動小数点ミックス・エンジンを、アナログ・コンソール・エミュレーションなど別のアルゴリズムに置き換えることが可能となる。

初のMix Engine FX純正プラグインである「Console Shaper」は、ステイト・スペース・モデリングを使用してアナログ・ミキサー・システムのトポロジーと構成部品を再現しており、「Studio One」の64Bit ミックス・エンジンを、ドライブ、ノイズ、クロストークのコントロールを搭載したアナログ・コンソールに変化させる。このコンソール・エミュレーションはスタートしたばかりだが、今後はSlate Digital、Softube、Acustica Audio、その他のサードパーティ・デベロッパーがMix Engine FX をリリースする予定だ。

また、「Studio One Professional」のミックス・セクションは、新しくVCAフェーダーを搭載。相対レベル・コントロールやボリューム・オートメーションを備えた単体のフェーダーから、複数のトラックのリモート・コントロールを可能にする。VCAフェーダーはチャンネル・ルーティングのアサインを維持し、ミックスのチューンに個別のチャンネル・コントロールを提供。フォルダー・トラックにリンクしてすべてを同期および整理する。また、「Studio One」は各FX、バス、VCA チャンネルに対してオートメーション・トラックをアレンジメント・ビューに自動作成できるようになっている。

「Studio One」のワークフローをさらに高速化する改善も図られた。たとえば矢印ツールは、すでに多機能かつコンテキストベースとなっているが、バージョン3.2 ではイベントの上半分にマウスオーバーすると範囲ツールに変化。さらに矢印ツールと範囲ツールでは、膨大なテイク数でも超高速のレイヤー編集とナビゲーションを可能にする代替コンピング手法を提供。範囲編集も向上し、新しいクイック範囲モードでは、ボリューム・オートメーションの正確な微編集が素早く簡単に行える。他にも便利なズーム・ショートカット、トランジェント単位のタブ移動、代替トランスポート・モード、新しい再生スタートマーカー、編集中の「選択したトラックでループを有効」オプション、バーチャル・インストゥルメント・パートのオーディオ書き出しのドラッグ&ドロップなど、数々の機能を搭載。これらの機能向上を組み合わせることで、ワークフローは劇的にスピードアップし、全く新しい編集体験を提供する。 さらに、統合されている「Melodyne Essential」もバージョン4にアップデートされており、ポリフォニック素材やハーモニーのトランスポーズとクオンタイズに使用できるユニバーサル・アルゴリズムなど、多数の新機能が搭載されている。

「Studio One 3.2」は、「Studio One 3」登録済みユーザー全員へ無償提供される。またMI7 STORE では、「Studio One 3 Professional」へのアップグレードが5,000円 OFFで入手できるスペシャル・オファーを実3月7日まで実施中だ。