ヤマハから斬新で立体的なデザインのエレクトリックバイオリン、ステージユースにも最適な「YEV104」「YEV105」、7万円台から

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ヤマハは、エレクトリックバイオリン「YEV104」と「YEV105」を6月より発売する。

ヤマハの「サイレントバイオリン」(1997年発売)は、弦楽器の演奏感覚と使用環境に配慮した静粛性が好評を博し、練習用だけでなくプロのライブやレコーディングなどにも使われてきた。また、バイオリンは近年、クラシックにとどまらずジャズやポップスなど多様なジャンルで演奏される機会が増え、それに伴いライブステージやスタジオワークなどに最適なエレクトリックバイオリンへの需要が高まっているという。そこで新たに登場したのが、「YEV104」と「YEV105」だ。

「YEV104」「YEV105」は、斬新で美しいデザインとステージユースに適した高い性能を兼ね備えたエレクトリックバイオリン。ヤマハならではの高い木材加工技術により、表と裏に連続性のあるメビウスの輪のようなフレームラインが特徴的なデザイン性の高い造形を実現。どの角度からでも美しく見える立体的な形状で、ステージ映えするデザインとなっている。楽器を保持するために必要な部分は、アコースティックバイオリンの裏板に倣った形状なので、市販の一般的な肩当てを装着できるほか、肩当てなしでも演奏できるのもポイントだ。

音質面では演奏者の求める音楽表現に応えるため、自然な音色とレスポンスを追求。最適な組み合わせとなるように精査した木材で丁寧に形づくられたボディやフレームにより、自然な響きと立ち上がりの良さを実現。また、駒に内蔵されたピックアップにより、弓使いによる繊細な音楽表現を忠実に再現する。

ケーブルでアンプなどに繋ぐだけの扱いやすいシンプルな構造はステージユースに最適。楽器本体に電池を内蔵していないため軽量で扱いやすいほか、切替スイッチによってピックアップからの信号の出力方法を簡単に切り替えることが可能。ボリュームコントロールを有効にする通常の使用方法のほかに、楽器本来の性能をフルに発揮できる直接出力モードを選択することもできる。これによって、より低音がふくよかでパンチのある音を出すことができる。

「YEV104」は通常のバイオリンの音域の4弦タイプ。「YEV105」はビオラの音域までカバーする5弦タイプ。通常のバイオリンの4弦[上からE(ミ)/A(ラ)/D(レ)/G(ソ)]に加え、低音方向に5度下の[C(ド)]の弦も備えることで、プレーヤーの音楽表現の幅を広げる。「YEV104」はバイオリンらしい輝かしい音色、「YEV105」は全音域にわたって重厚感のある音色が特徴。2品番とも、ナチュラル(NT)とブラック(BL)のカラーバリエーションをラインナップする。


▲メビウスの輪のように表と裏に連続性のある斬新なデザインを採用。

製品情報

<おもな仕様>
ボディ:スプルース/マホガニー/メイプル
ネック:メイプル
指板:ローズウッド
フレーム:ウォルナット
テールピース:合成樹脂(アジャスター内蔵)
ブリッジ/ピックアップ:メイプル(ピックアップ内蔵オリジナルブリッジ)
電装:パッシブ出力、ボリュームコントロール、ボリュームコントロール有効化スイッチ
糸巻/あご当て:エボニ―
弦:YEV104=D’Addario Zyex、YEV105=D’Addario Zyex/第5弦のみD’Addario Helicore
寸法:YEV104=592(L)×204(W)×111(H)mm 、YEV105=607(L)×204(W)×120(H)mm
重量:YEV104=約550g、YEV105=約580g
※弓、ケース、松脂、肩当て、ケーブルは付属しない。

◆YEV104(NT/BL)
価格:75,000円(税別)
◆YEV105(NT/BL)
価格:85,000円(税別)
発売日:2016年6月25日

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