林家木久扇家3世代+元オフコース鈴木康博、ユニット結成

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放映50周年を迎える『笑点』でおなじみの落語家 林家木久扇が、37年ぶりに歌手としてCDを発売することがわかった。楽曲は、6月~7月期のNHK『みんなのうた』にて放送される。

2014年7月末に初期の喉頭がんと診断され、一ヵ月半の休養の末に完治した木久扇。その経験から、「何か自分・子(木久蔵)・孫の三世代一緒になって、形になるものを残せないか?」とかねてより思っていたところに、NHK『みんなのうた』の制作依頼が届いたのだという。

木久扇が楽曲のテーマとして選んだのは、自らが子供の頃になかなか食べられなかった甘い洋菓子。なかでも当時は贅沢品であったプリンへの憧れの気持ちを込め、木久扇の代名詞といえるダジャレを用いながら、様々な洋菓子の名前を盛り込んだ歌詞になっているようだ。作曲と編曲は、家族ぐるみで付き合いのある元オフコースの鈴木康博が手掛けた。

この楽曲タイトルは、「空とぶプリンプリン」。木久扇はこの楽曲について「孫に尊敬されるおじいちゃんになりたい。子供たちがわくわくするような気持ちになってくれればと思って作りました。それから、手作りのお菓子のおいしさと言うか、人の手で作ったおやつに対する郷愁と思いを繋げたい。」と製作意図を語っている。

レコーディングは2月中旬に実施され、現在小学生である孫のクミさん(姉・9歳)とコタくん(弟・8歳)の学業の合間を縫って一人ずつ別れてのレコーディングとなったが、終始、木久扇、木久蔵が揃って見守るなどアットホームな雰囲気の中で進行したそうだ。

なお、木久扇は過去に「いやんばか~ん」など3枚のレコードを発売したが、今作は歌手として37年ぶりのリリースとなる。また、NHK『みんなのうた』は今年で55周年を迎えるが、落語家が歌唱を担当するのは今回が初めて。NHK『みんなのうた』のTVで放送するアニメーションも木久扇が描き下ろしたイラストで制作されることになっており、実際に漫画家・清水崑に師事し、プロの漫画家でもあった木久扇の絵の魅力にも注目だ。CDジャケットに関しても同じく木久扇が描き下ろしたイラストを使用する予定とのこと。同作は、6月22日にリリースされる。

「空とぶプリンプリン」

2016年6月22日発売 ¥1,300(税込)
歌:木久ちゃんロケッツ
(林家木久扇、林家木久蔵、クミ、コタ、鈴木康博)
NHKみんなのうた 2016年6-7月のうた
■HP http://columbia.jp/kikuchanrockets/
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