パロマ・フェイス、映画『グランドフィナーレ』本人役でセクシーパフォーマンス

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UK女性シンガーにして女優としても活躍するパロマ・フェイスが、4月16日(土)公開のアカデミー賞主題歌賞ノミネート映画『グランドフィナーレ』に本人役で出演する。このたび、そのパロマ・フェイスも登場する、新曲のPVかと思わず目を疑ってしまうような特別映像が公開された。

◆映画『グランドフィナーレ』 特別映像

2009年にデビュー後、そのパフォーマンスのレベルの高さから音楽業界で注目を集め、2014年にはファレル・ウィリアムスがプロデュースを手掛けた「Can't Rely On You」を発表したパロマ。また、自らステージ衣装を手掛けることもあり、ファッションアイコンとしても注目されている。


今回公開された映像では、広大な自然の中、鳥の鳴き声や鳥の羽ばたく音が聞こえると大きく手を広げ指揮を取るフレッド(マイケル・ケイン)が映し出される。そしてのどかな映像からうって変わり、「Can't Rely On You」が流れ始めると、ポップスター、パロマ・フェイスの姿が。彼女を載せた車が勢いよく走りだすと、まるで音楽のミュージックビデオなのかと疑ってしまうような、大胆かつセクシーでパワフルなパフォーマンスを見せるパロマ・フェイス。運転手席からは浮気相手であるレナの夫が熱い視線を送る。

そして二人を乗せた車が行きつく先には、なぜか十字架に吊るされ炎の中で苦しむレナ(レイチェル・ワイズ)の姿が…。本妻と浮気相手が直接対決か…?!と思わせるところで、カメラのファインダーをのぞきこむようなポーズを取るミック(ハーヴェイ・カイテル)の姿が映し出され、その先の展開は謎に包まれたまま映像が終わる。冒頭のほのぼのとした広大な自然から、ポップで刺激的なシーンに繋がる両極端な世界観は、本編のストーリーがますます気になる映像に仕上げている。

■映画『グランドフィナーレ』への意外な出演秘話

監督は“イタリアの奇才”とも呼ばれるパオロ・ソレンティーノ。壮麗な映像美が絶賛されている彼の作品に、主人公フレッド(マイケル・ケイン)の娘・レナ(レイチェル・ワイズ)の夫の浮気相手役、しかもそれをまさかの“本人役“として抜擢されたのが、パロマ・フェイスだ。レナの夫を誘惑し、そして寝取ってしまうという女としては最低ともいえるキャラクターを堂々と演じきっており、作品に大きなインパクトを残した。その熱演っぷりは、観ているこちらが思わずイライラしてしまうほど!実はこのパロマ・フェイスが演じる”悪女“は、実は【影のキーパーソン】ともいえる重要な役どころ。レナやレナの父・フレッドに大きな影響と変化を与えていくという、物語を動かす大きなポジションだ。

そんな【影のキーパーソン役】として、ソレンティーノがパロマ・フェイスを指名したのには意外な理由が。もともとは彼女のことを全く知らなかったというソレンティーノ。彼女を知ったのは、彼の妻が新聞でパロマ・フェイスの記事を書いていたことがきっかけだったという。妻から話を聞き、「パロマ・フェイスはまさに典型的なロックスターだ!」と運命を感じたソレンティーノが、彼女に自身の映画へ出演してもらいたいと思ったという。しかもそれを”本人役“で、さらにはレイチェル・ワイズが演じるレナの夫の”浮気相手“としての出演。普通であれば色々渋ってしまいそうな役どころを快くOKする度胸はソレンティーノの言う、【典型的なロックスター】な要素なのかもしれない。

デビュー当時から、ただ歌うだけでなく独自な世界観を表現する強力なアーティストでありパフォーマーが登場したとして話題を集めた、パロマ・フェイス。そんなパフォーマーとしての彼女は、小さな身体で豪快に歌い飛ばすヴォーカルや、さらにはその力強さの中にある哀愁漂う雰囲気や、PVで魅せる“ミステリアス”な雰囲気も人気の一つ。その時々でみせる表情が全く違う彼女に、夢中になってしまう人が続出中。ソレンティーノ監督もそんな彼女の魅力に魅了された一人だ。

映画『グランドフィナーレ』は4月16日から新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国の劇場で順次ロードショーとなる。

映画『グランドフィナーレ』

4月16日(土) 新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋他 全国順次ロードショー

<STORY> 世界的にその名を知られる、英国人音楽家フレッド(マイケル・ケイン)。 今では作曲も指揮も引退し、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送っている。長年の親友で映画監督のミック(ハーヴェイ・カイテル)も一緒だが、現役にこだわり続ける彼は、若いスタッフたちと新作の構想に没頭中だ。そんな中、英国女王から出演依頼が舞い込むが、なぜか頑なに断るフレッド。その理由は、娘のレナ(レイチェル・ワイズ)にも隠している、妻とのある秘密にあった──。

監督:パオロ・ソレンティーノ『グレート・ビューティー/追憶のローマ
出演:マイケル・ケイン『サイダーハウス・ルール』、ハーヴェイ・カイテル『スモーク』、レイチェル・ワイズ『ナイロビの蜂』、ポール・ダノ『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、ジェーン・フォンダ『大統領の執事の涙』 原題:YOUTH/2015/イタリア、フランス、スイス、イギリス/124分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:松岡葉子

(c) 2015 INDIGO FILM, BARBARY FILMS, PATHÉ PRODUCTION, FRANCE 2 CINÉMA, NUMBER 9 FILMS, C -FILMS, FILM4
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