【ライブレポート】The Cheserasera、憧れのLOST IN TIMEと対バン

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4月6日に2nd Full Album『Time To Go』をリリースしたThe Cheseraseraが、4月9日にZher the ZOO YOYOGIにて自主企画「歌い手、冥利につき」<LOST IN TIME編>を開催した。オフィシャルから届いたレポートをお届けしたい。

◆ライブ画像

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このイベントは、The Cheseraseraの宍戸翼(Vo/G)が自らの音楽のルーツとなった先輩ヴォーカリストと対談する同名企画から生まれたもので、初回のセカイイチに続き、今回はLOST IN TIMEを迎えたツーマンライヴとなった。

オープニングアクトとして登場したのは宍戸とLOST IN TIMEの海北大輔(Vo/Ba/P)が、この日限定で結成したユニット「つっくんほっくんa.k.a宍戸海」。宍戸がLOST IN TIMEの「30」を歌い、海北はThe Cheseraseraの「賛美歌」を。阿吽の呼吸で声を重ね、ギターを鳴らし、相思相愛っぷりをアピールした。




先手はLOST IN TIME。海北が美しいピアノの旋律を奏でた「Synthese」、ロックなアレンジを施した「列車」。LOST IN TIMEというバンドが持つ懐の深さがひしひしと伝わってくる。がっちりと土台を固めるような大岡源一郎(Dr)のドラムと、一点の曇りもなく前へ前へと放たれてゆく海北の歌に、その間を行き来するメロディアスなベースやピアノ。そこに三井律郎(G)のギターがスパイスのように加わり、多彩なサウンドを生み出す。「ケセラセラ、今日は呼んでくれてありがとう。すごく楽しみにしてました」と海北。The Cheseraseraへの感謝と、アルバム発売への祝福の気持ちを込め、あたたかな「366」を披露。あらゆる感情に染み渡るような圧倒的な歌の力と演奏で、観客を魅了した。

そしていよいよThe Cheserasera。1曲目「灰色の虹」を繊細なギターの音色で始める。宍戸の歌声がきれいに乗り、西田裕作(Ba)と美代一貴(Dr)のリズム隊の演奏も、勢いはあるがそれに振り回されることなく心地良いグルーヴを生み出している。いつもはどちらかと言えばスロースターターなバンドだが、この日は違った。『Time To Go』発売後、初ライヴでもあり、新曲も多数披露されたのだが、既存曲と並んで演奏されても、まったくぎこちなさがなかったのにも驚いた。

「butterfly (in my stomach)」はドラム、ギター、ベースが複雑怪奇に絡み合う濃厚なサウンドと、ひょうひょうとした歌のアンバランスの妙で魅せる。既に各所のライヴでも演奏を重ねてきた新アルバムのリードトラック「ファンファーレ」ともなれば、堂々たるもの。美代作詞の「ラストワルツ」は別れの曲ではあるが、心地よいコーラスワークと壮大なメロディーで、不思議と悲壮感はない。過去の後悔や悲しみを受け止めて前を向いていこう、というこのところのバンドの空気がよく表れている。






MCで宍戸はLOST IN TIMEの演奏に涙したことを告白し、「歌っていたからこそ、ロストと会えたので。うまいこと言っていいですか? 歌い手冥利につきます!」と企画タイトルにも言及。この日、海北の歌に触発されたのか、特に宍戸の歌の表現力が群を抜いていた。泣き出したくなるくらい優しい声で始めた「インスタントテレビマン」、皮肉な歌詞を敢えてまっすぐ歌った「スタンドアローン」、アンニュイな「No.8」。歌に対する自らの感情の乗せ方や、歌うことによる曲の語り方に、ひとつ答えが見つかった。そんな風に見えた。

本編を「月と太陽の日々」で終え、アンコール1曲目は新アルバムから「Lullaby」。この曲も、もうすっかりと浸透しているらしく、曲が始まると次から次に手が上がる。MCでは西田が「海北さん、ベース弾きながら歌うじゃないですか…僕としては立場がないんですよね」と発言し、観客を笑わせた。ラストの「でくの坊」では西田も海北に負けじとコーラスを熱唱。The Cheseraseraにとって、実に得るものの大きなイベントとなった。



The Cheseraseraは6月3日(金)仙台 Flying Sonを皮切りにバンドキャリア初となるワンマンツアーをスタートさせる。宍戸のMCでアナウンスがあった通り、各公演で来場者特典としてメンバーが監修したミュージックビデオが収録されたDVDとオリジナルステッカーが配布される予定だ。会場ごとに配布内容が異なるので、詳細は下記情報を確認していただきたい。尚、現在は宍戸監修の「seen」の一部が予告編として公開されている。宍戸のメッセージと共に、こちらもぜひチェックして欲しい。4月下旬には美代監修の「まっすぐに」、5月中旬には西田監修の「After Party lululu」も公開予定となっている。

テキスト:イシハラマイ
撮影:釘野 孝宏

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■「seen」監修:宍戸 翼(「Time To Go」特設ページ内)http://thecheserasera.com/crcp40454


<The Cheserasera 2nd full album「Time To Go」発売記念インストアライブ>

4月23日(土) 広島アリスガーデン(即売:タワーレコード広島)
5月14日(土) タワーレコード津田沼店 店内イベントスペース
5月22日(日) タワーレコード渋谷店4F 店内イベントスペース
6月02日(木) タワーレコード仙台パルコ店  店内イベントスペース

<The Cheserasera「Time To Go」release tour>※全てワンマン

6月03日(金) 仙台 Flying Son
6月05日(日) 札幌 SPIRITUAL LOUNGE
6月11日(土) 福岡 Queblick
6月18日(土) 大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
6月19日(日) 名古屋 HUCK FINN
6月26日(日) 東京 WWW
全公演来場者特典あり。
料金:前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(税込/ドリンク代別)
チケット発売中

ご来場者の皆様に特典プレゼント
1. DVD(各メンバー監修 Music Video 1曲収録)
2. オリジナルステッカー

[DVD 配布詳細・収録内容]
■仙台・福岡・名古屋公演:Music Video「まっすぐに」監修:美代 一貴
■札幌・大阪公演:Music Video「After party lululu」監修:西田 裕作
■東京公演:Music Video「seen」監修:宍戸 翼


2nd Full Album『Time To Go』

2016年4月6日(水)発売
CRCP-40454 ¥2,667+税

[収録楽曲]
01. ファンファーレ
02. butterfly (in my stomach)
03. Day after tomorrow
04. まっすぐに
05. ギブ・ミー・チョコレート
06. seen
07. ラストワルツ
08. Lullaby
09. スタンドアローン
10. AIR PLANE
11. After party lululu

◆The Cheserasera オフィシャルサイト
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