サンプラザ中野くんと小峠英二によるロックユニット坊坊主(ぼうぼうず)がカラオケパーティで大暴れ

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2016年4月10日(日)東京・品川のビッグエコーにて、カラオケイベント「スペシャルユニット 坊坊主と一緒に歌おう!」が行われ、集まったファンがサンプラザ中野くんと小峠英二(バイきんぐ)と共に「励メタル」「RUNNER-30th ANNIVERSARY Ver.-」を歌うなど、大いに盛り上がった。

このイベントは、DAM★ともで歌手・サンプラザ中野くんと、「A-Z(エイジィー)」というアーティストネームで活動するお笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二によるロックユニット「坊坊主(ぼうぼうず)」(2015年8月26日に1stアルバム『励ます』でデビュー)の曲「励メタル」「RUNNER-30th ANNIVERSARY Ver.-」を歌って応募した多数の中から抽選で選ばれた20名の方が参加しておこなわれたもの。


会場のカラオケルームに熱心なファン20名程が集まる中、MCに呼び込まれてサンプラザ中野くんとA-Zが登場すると、大歓声で迎えられた。プロモーションビデオの衣装である、街往く人々の手によってマジックでたくさんの文字が書かれた白いスーツを着てサングラスをかけた2人。参加者たちは間近でその姿を目に焼き付けようと目を皿のようにして見つめている。

「本日はみなさん遠くからお忙しい中ありがとうございます、カールスモーキー石井です」と中野くんがボケると、「おお~!」と笑いながら手を叩いて歓声を送る参加者たち。「いやいや、おお~!じゃないですよ!ダメですよ!」とツッコむA-Z。改めて「サンプラザ中野くんです!」と自己紹介。続けてA-Zが「A-Zです!」と自己紹介すると、「よく覚えてますね、その名前」と中野くんが話し、この日が久しぶりの活動であることを伺わせた。「僕もあんまり言いたくないんですよ、全然浸透してないですから」と自虐的な発言。すると女性から「A-Z!」と声援が上がり「ピンポイントで浸透してましたね(笑)。ありがとうございます」と感謝。中野くんが音頭を取り、「坊坊主と一緒に歌おうパーティーにようこそ!カンパーイ!」とグラスを掲げて乾杯してパーティーがスタートした。


まずは質問コーナー。女性からの質問は「「励メタル」を作ったきっかけを教えてください。聴いていると励まされます」というもの。「これは、2年ほど前にですね、まだ全然坊坊主の影も形もない頃、私と河合さん(パッパラー河合)とで盛り上がりまして。BABYMETALに乗っかろうということで(笑)、何か良いネタがないかということで、坊主頭を集めて「ハゲメタル」というバンドを作ろうということがきっかけです。それで河合さんが勝手に作ってきたんです(笑)。あまりにも奔放な歌詞だったので、私が手直ししてこうなりました」。女性によると、カラオケで歌っているときに合間に流れてきて励まされたのだという。その言葉を聞き「マジですか!?」(中野くん)「あの歌で励まされる人が本当にいるんですね!?」(A-Z)と驚く2人だが、落ち込んでいたときに聴こえてきたので励まされた、という女性の声に「ああ、それは本当に嬉しいですね」と中野くんも感激した様子。女性は中学時代からの中野くんのファンのようで、中1の娘さんを連れて参加しており、「中1?若く見えますね」とボケる中野くんにA-Zが「いや、年相応でしょう!俺には中1にしか見えないですよ」とツッコむ。漫才コンビのような2人のコンビネーションにみんな楽しそうだ。


次の質問は愛知県から参加の女性の「お2人が最近どんなことで励まされましたか?」というもの。中野くんが「一昨日、とある駅で階段から小峠さんが下りてきたんですよ。そのとき励まされました(笑)。何かつながりがある!って」と話すと、A-Zは「そうなんですよ、偶然。面倒くさくなりそうだから隠れようと思ったんですけど、みつかりました(笑)。びっくりしましたね」。A-Zの励まされたエピソードでは、「毎回ライヴに来てくれて出待ちしている男性ファンの方が、いかに僕のお笑いに助けられたかということを毎回便箋に7枚くらい書いてくれるんですよ。それでそれとは別に便箋3枚にさっきは7枚も書いてすいません、という文章が書かれているんです(笑)。でもそれは結果すごく励まされましたね」

「お互いに対して良い意味でも悪い意味でも気になることは?」という女性からの質問には、すかさず中野くんが「私は、小峠くんにいつ新しい彼女ができるか気になっているんですよ。なぜかというと、去年(アメリカの)セドナに行ってですね、ラブ運が上がるローズクォーツを贈ったんですけど、大事にしていないらしいので」と話すとA-Zが「いや、大事にしてますけど、ハゲがハゲに贈るものじゃないですよ、ピンクのハート型の石なんて。ちゃぶ台の上にガサツに置いてますよ」と返す。「あれはベッドに置かないとダメ」という中野くんの言葉に「僕がピンクのハート型の石をベッドに置いてるのを誰かに見られたらどうするんですか!?気持ち悪いでしょ!」とA-Z。すると参加者の女性が実際にローズクォーツを持っており、中野くんが「けっこうニセモノが多いらしいので気を付けてくださいね。本物と比べるとさわり心地が柔らかいらしいんですよね。まあローズクォーツはそんなに高いものじゃないから大丈夫だと思いますけど」と知識を披露。A-Zから「これ、石セミナーですか!?」とツッコまれて全員爆笑。ちなみにA-Zは中野くんが菜食主義者で肉を食べないことが不思議で気になるようだ。


お互いの好きなところは、「舌鋒鋭いところ」(中野くん)「やっぱり歌が上手いところ。一時代を築いた人ですし、尊敬しています」(A-Z)と回答。A-Zはアナログレコードを聴くのが趣味で、大好きな「大きな玉ねぎの下で」のレコードを買って家で聴いていた1週間後くらいに、坊坊主の話が来たのだとか。あまりの偶然でビックリしたのと、最初はどっきりなのでは?と信じていなかったそうだ。また、中野くんから見てA-Zの歌声の一番魅力は、「もともと声がすごく鍛えられているので、マイクに乗りますよね。こういう強い歌を歌っても前に出るのですごく良いと思います」と絶賛。アルバム『励ます』についてファンからは、「すごく色々な曲が入っていて面白いアルバムだと思う」との声が上がっていた。

中1のお子さんからの質問の番が来ると、「中1なんだ?」(中野くん)「いやだから、中1に見えますって!」(A-Z)とのやりとりに笑いが起きる。A-Zがテレビでやっていた「世界の怖い夜」のロケについてどんな気持ちだったか訊かれると、いかに怖かったかを力説していた。


最後の質問として今後の坊坊主の活動について尋ねられると、中野くんが「アルバムは良いものができたと思いますし評判は悪くないので、また出させていただけるようならもっと良いものが出来ると思います」A-Zは「僕は中野くんについて行くしかないので、中野くんがやるといえばやります。中野くんが提示したことに僕は全力で乗っかろうと思っていますので」とのこと。「やっぱり一昨日、駅の階段で偶然会ったということは、お互いに引きがあるというか、まだやっていいと神様が言っているのではないかなと思いますね!」と今後の活動に含みを持たせた。


ここからは坊坊主の2人がカラオケでそれぞれ歌うことに。まずは爆風スランプの曲をカラオケでよく歌うというA-Zが爆風スランプのヒット曲「旅人よ~The Longest Journey」を歌うことに。パンクスピリット溢れる激しい歌声にファンも手拍子で盛り上げる。歌い終えると、「なかなかこういう機会がないから、恥ずかしいですね、これは!しかもご本人の前で」と照れていた。中野くんは「そうだよね?確かに、俺は桑田さんの前で「いとしのエリー」歌えないもん(笑)」と笑わせた。続いて中野くんは「カラオケといえばこの曲!」と、爆風スランプの大ヒット曲「大きな玉ねぎの下で ~はるかなる想い~」を歌うことに。まさかこの間近な距離でこの曲を本人の歌唱で聴けるとは。中野くんの歌声がカラオケルームに広がると、集まったファンたちは感激の面持ちで体を揺らしてみんなうっとり聴いている。間奏では「最高ー!」と声が上がり、この曲が大好きというA-Zも中野くんの横でじっと聴き入っている。歌い終わると大きな拍手が沸き起こり、女性ファンからは「すごく素敵でした!幸せです!」と感激の声が上がった。改めて名曲であることを実感した貴重な瞬間だった。


続いて、参加者から女性が爆風スランプの「神話」を歌うことに。かなり熱心なファンの方で、坊坊主のフィギュアと旗を持参していた。立ち上がって歌うと周囲も手拍子で盛り立てる。「素晴らしいですね!みんなの手拍子もあって、カラオケっていいな~って思って楽しくなってきちゃった(笑)」と中野くん。続く爆風スランプの「それから」を選んだ女性は司会業をやっているとのことで、イントロに合わせて見事な曲紹介を披露して喝采を浴びていた。途中、中野くんが一緒に歌い、「一生の思い出ができました、ありがとうございました!」と感激する女性に「この歌の良さが伝わったと思います。ありがとうございます」と中野くんも感謝。



パーティーは佳境に差し掛かり、坊坊主と一緒に全員でカラオケをすることに。まずは「励メタル」を歌うことに。席を立ち中央に出て歌う2人に周囲を囲む参加者たちも手拍子しながら歌う。左右の客席にマイクを向けてライヴさながらにコール&レスポンスを促す中野くん。激しいメタルサウンドとユーモア満点の歌詞で盛り上がり曲が終わると、思わず「カッコイイー!」「最高~!」と歓声が上がる。2人も「盛り上がったね!」「いいですねー!」と興奮気味。本当にライヴ会場にいるかのようだ。そして続いては言わずと知れた大ヒット曲の坊坊主バージョン「RUNNER-30th ANNIVERSARY Ver.-」へ。さきほど以上にさらに強い手拍子が起こり、サビで中野くんが「カモーン!!」と叫ぶと、全員で拳を握り「走る走る 俺たち」と大合唱。そのまま2番も大合唱が続いて、最後のサビでは「カモン、小峠ー!」と中野くんが叫んでA-Zが頭に血管を浮き上がらせて熱唱。ものすごい盛り上がりのまま歌い終えた。

最後は坊坊主と参加者全員で記念撮影を行い、2人が締めの挨拶。


「本日は色々なところからお集まり頂きありがとうございます!感謝しております。私もデビューして32年目、坊坊主はまだ1年目なんですけど、ますます頑張って行きたいので応援してください。小峠さんというお笑い界の輝くプリンスとですね(笑)、一緒にできることができてラッキーだなと思いますのでなるべく逃げられないように続けて行きたいと思います!ありがとうございます!」と中野くんが感謝の気持ちを伝えると、続いてA-Zが「こうやってみなさんとカラオケをする機会はなかなかないですけど、遠路はるばる東京まで来て頂いて、みなさんと素敵な時間を過ごせるなんて……なんて日だ!!」と得意のギャグを炸裂。大爆笑と大拍手でエンディングを迎え、2人が参加者全員と握手を交わして大いに盛り上がったイベントは終了した。

◆坊坊主へのミニ・インタビュー
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