サンプラザ中野くんと小峠英二によるロックユニット坊坊主（ぼうぼうず）がカラオケパーティで大暴れ

【坊坊主 ミニ・インタビュー】

──お疲れさまでした！非常に盛り上がったイベントでしたが、いかがでしたか？

A-Z（小峠）：カラオケで一般の方と触れ合うというのが初めてだったので、変な感じでしたね。あと、お客さんが中野くんの歌をこんなに近くで生で聴けたというのは、夢みたいな話なんじゃないかなと思いましたね。30年とか、長いファンの方もいらっしゃってましたし。嬉しかったでしょうね。

──A-Zさんご自身も嬉しかったのではないですか。

A-Z：そうですね。僕も爆風スランプ好きですし、その中でも“玉ねぎ”（「大きな玉ねぎの下で」）が特に好きなので、カラオケで聴けて今日は良かったですね。

中野くん：私もカラオケでファンの方と親しむのは初めてだったんですけど、ファンの方が歌っているのを聴いていて、だんだん普通のカラオケみたいになってきて（笑）。

A-Z：ははははは。

中野くん：すごくカラオケって良いなと思いましたね。

──普段、プライベートでカラオケに行くことはありますか？

中野くん：年に2、3回は行きますね。…もうちょっと行くかな？まあ積極的に行くことはないんですけど、たいがい何かの流れでカラオケに行くと、自分の曲がオートメーションで入っちゃうみたいな。誰かが入れちゃうので。そうなると歌わなきゃならないんですよ。でも、じつはカラオケってすごく緊張するんですよね。食べ過ぎてお腹がいっぱいだとか、1次会で騒いで疲れているとか、そういう状況があると、どうしても万全の状態では歌えないんですよ。だから2次会、3次会のカラオケって、プロの歌手としてはじつは反応がすごく怖いんですよ。「あんまりたいしたことないや」なんて思われるんじゃないかなっていうのがものすごく怖くって（笑）。

──普段のライヴとは全然違う緊張がありますか？

中野くん：全然違うんですよ。ライヴは用意して準備して、この時間から歌いますよというのが何日も前から決まっていて行くわけじゃないですか？

A-Z：ああ～なるほどね～。

中野くん：例えば100m走るアスリートが、「じゃあさあ、今から近くのトラック行って100m走る？」って言われているようなわけですよ（笑）。それで10秒台出せるかと言ったら出せないじゃないですか。そんな感じです。だからじつは怖いんです。でもまあ今日は楽しかったです。小峠さんの歌も良かったです。

A-Z： ありがとうございます。僕もカラオケにはそんなに行かないんですけど。飲みの延長で誘われたら行くくらいの感じで。僕から行こうって誘うのはあんまりないですかね。

中野くん：やっぱりあれですか？パンクロッカーとしてはカラオケになんて行けねえよってことですか？

A-Z：いやいやいや、そういうことじゃないですけど（笑）。やっぱり恥ずかしいんですよね。今日もちょっと恥ずかしかったですね。

──人前に立つ仕事をされていらっしゃるのに、それはあんまり関係ないですか？

A-Z：やっぱり違いますね～。人前で喋るのは良いんですけど、歌うとなると恥ずかしいですね。

──お2人で坊坊主を結成してからは周囲の人からの反響はいかがですか？

A-Z：「何かやってんの？」みたいなことは言われます（笑）。何かしらでみんな知ってくれて、「中野くんとやってんの？」というのは良く言われますね。

──中野くんのファンの方も周りいらっしゃるでしょうし、うらやましがられることもあるんじゃないですか？

A-Z：そうですね。一回、番組の企画で自分の携帯に入っている電話番号で知り合いを呼んで、誰が一番歌が上手い人を呼べるかというのをやったんですよ。僕は中野くんを呼んで来て頂いて。お客さんもいて芸人さんもいて、「大きな玉ねぎの下で」を歌ってもらったんですよ。そのときはやっぱり終わった後、みんな感動しましたね。まさか生でこのタイミングで聴けるとは思わなかったって言ってみんな喜んでいましたね。

──今日もすごく熱狂的なファンの方がいらっしゃって、みなさんうっとりと聴いていらっしゃいました。

中野くん：いやあ、本当にありがたいことでございます。

──坊坊主は今度どのような活動を予定しているのでしょうか。

中野くん：活動予定は未定です！

A-Z：今日も久しぶりだったんですよ。

──BARKSは色んな音楽の情報サイトですので、ご覧の方に坊坊主のアルバムについて一言ずつ頂けますか？

中野くん：BARKSをご覧のみなさん、坊坊主は出オチじゃないんです！本当にロックユニットです。アルバムを聴いていただけたら評価が変わると思いますので、ぜひ聴いてほしいです。

A-Z：今日のお客さんも“面白いアルバム”って言ってたんですけど、確かにそうだなって。色んなタイプの曲が詰まっていて、バラエティに富んだアルバムになっていると思うので、聴きやすいんじゃないですかね？ぜひ聴いてほしいですね。

取材・文・写真●岡本貴之