CREAM、4日前にできた新曲「ONE LAST KISS」も初披露の全国ツアーファイナル

CREAMの全国ツアー最終日となった新木場STUDIO COASTでの公演が、4月28日に開催された。

◆CREAM TOUR 2016 “CHANGE” ファイナル画像

ツアーファイナルと言うこともあり、ライブが始まる前から多くのファンで会場は満杯となり、アツい熱気に包まれる。そして、暗い照明のオープニングからMinamiとStaxx Tが登場。オーディエンスの歓声からライブはスタートしていった。

今回のライブは“フルライブ”と言うことで、普段、クラブでのステージではなかなか観れないドラムやギター、キーボードなど生楽器を導入。CREAMと一緒にアガれるアップテンポな曲や一体感ある曲は、生楽器が入ったことでMinamiの歌唱、Staxx Tのフロウにも深みを増す。より迫力ある、引き込まれるステージが終始展開されていた。

また照明やバックモニターなど細かい部分にも凝っており、曲ごとにPOPさ、格好良さ、ハデさなど、CREAMらしさを演出。音とカラーの融合した演出により耳だけではなくオーディエンスの目も楽しませた。

そして事前にアナウンスされていた通り、JESSE、WISE、Tarantula、WEZ、JAZEE MINOR、TAKUMA THE GREAT、BABY-T、T-PABLOWのフィーチャリングアーティストも集結し、ワンマンファイナルのラストをお祝いした。

ライブ終盤には、この夏に向けての初公開の新曲「ONE LAST KISS」も初披露。しかも「でも何日前だっけ？ できたの。」「4日前。」「そう。だから歌詞がね、私の部分が英語になってるの。」というステージ上でのやり取りからもわかったように、この曲はできたてのホヤホヤ。しかも普段、英語で楽曲制作しているMinamiが、自分のパートに日本語詞をつけていないという特別バージョンでのパフォーマンスとなった。

アンコールでは、オーディエンスが拍手とともにCREAMの「Shooting Star」を歌いながらアンコールを待つなど、CREAMへの愛が見える場面も見えた。

そしてラストにはコール＆レスポンスやオーディエンスと一緒に歌い、ワンマンファイナルにふさわしい一体感を生む。アガる楽曲や、歌唱力、パフォーマンスで楽しませてくれる以外にも、Staxx Tが話した「ほんとに頑張ったことに無駄はない」の言葉のとおり、前向きに、情熱的に、頑張っている事を諦めない強さが伝わってくる、そんなライブだった。