【イベントレポート】モーニング娘。'16 佐藤優樹の「飯窪春菜ちゃんはスベリ知らず」発言に飯窪、震える

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リーダー・譜久村聖からは「同じ役を演じるメンバー同士でライバル心がすごく燃えると思うので、仲間割れだけはしないように気をつけたいと思います。みんな本気なので、喧嘩しちゃうかもしれないけど、そこは(私が)抑えにいきたいと思います。」と、真剣であるがゆえのプライドとプライドのぶつかり合いへの危惧も。現に、石田亜佑美が「小田さくらちゃんと私は、同じフォースという役を演じさせていただくんですけど、小田さくらちゃんは<『スッピン歌姫』オーディション>を受けてひとりで加入してきた娘ですから、歌に対しての自信は素晴らしいものがあると思うんですけど、私もそこに負けないように頑張らなきゃっていう気持ちだけは持っていたいと思います。」と語れば、小田は「絶・対・に、負けないと思います。」と、石田への闘志を剥き出しに。「いやいや、そんなこと言ってもね!」「絶対に!」「オーラとか!」「いやいや、表現者として!」と、報道のカメラを前に一触即発ムード。思わず「喧嘩はやめて!」と、工藤遥が両手を広げ、ふたりを制するイケメンぶりである。

ちなみに、「本当に仲間割れしそうな感じですよね……大丈夫ですか?」と、報道陣が心配すると、石田は「でも、いい意味で本当に“向上効果”があるので……。」と、互いに切磋琢磨していい作品を作り上げていく、と身振り手振り付きで熱く語ろうとするも、即座に飯窪春菜から「“相乗効果”ね。」と訂正が入る。「バカがバレちゃうよ?」と、工藤からも冷静にツッコミを入れられてしまい、石田は、思わず大きく開けた口に手を当てて、目を丸くしてしまうのであった。

なお、本舞台はメンバーの鈴木香音の卒業公演となる5月31日の日本武道館公演が終わった後、6月11日・京都劇場から開幕する(モーニング娘。'16にとっては11人体制になって初めての公演)。もちろん舞台には出演しないため、この日、ステージ上にその姿はなかったが、にも関わらず「多分、今頃、香音ちゃんはお家でネコと戯れていると思います。」という譜久村の発言で笑いが起き、場の空気が一変してしまうという抜群の鈴木香音効果を発揮していく。

イリュージョンが見どころとなっている舞台だけに、「こんなイリュージョンしたいとかありますか?」という報道陣からの質問に、真っ先に手を挙げたのは牧野真莉愛。そして「“イリュージョン”と聞いて頭に浮かぶのが、『ドラゴンボール』のベジータと悟空がやるやつ。」と、いきなりのボケをかまして、漫画ヲタの飯窪春菜はじめメンバー全員から「それフュージョンだよ!」と総ツッコミと爆笑を巻き起こす。

しかし、これが功を奏してなのか、「動物を使うのがイリュージョンっぽいからやってみたい」「客席を巻き込むイリュージョンとか」「着けているマントをひゅってやったらいなくなって瞬間移動するとか」と、案が出てくる。さらに、イリュージョンから超能力まで想像を広げて、「ゴールデンウィークを一ヶ月に伸ばしたい。」「人類全員が仲良く慣れる超能力がほしい。世界が平和になるじゃないですか。」と、彼女たちから出てくる空想はとどまる所を知らない。

「ほしい超能力は、人と人を交換するやつをやりたくて。飯窪春菜ちゃん、スベリ知らずだと思うんですよ。」と、佐藤優樹から突然、変なプレッシャーをかけられて「ちょっと、やめて。」と、本気で狼狽える飯窪。佐藤は「だから、まあちゃんとはるなんを交換こして、はるなんをダダスベリさせて、「あ、はるなんスベったなー」って観てる側になって……。」と、飯窪からしたら恐ろしいことこの上ない発言を行なっていく。もっとも、佐藤は飯窪をスベらせたかったわけではなく、「スベリ知らずだからこそ、スベって“顔が赤くなっているところが見たい”。」というものだったが。

その後も、再び登場の牧野が「四次元ポケットを手に入れて……」と、もはや超能力ですらないことを言い出したり、会見に用意されていた時間もなくなり、「そろそろ時間なので、他に何か(質問)ありますか?」と、スタッフが報道陣に声をかけると、野中が「はい!」と手を挙げて、なおも超能力の話を続けていくなど、なかなか一筋縄ではいかないモーニング娘。'16であった。

なお、舞台『演劇女子部「続・11人いる!東の地平・西の永遠」』は6月11日と12日が京都劇場、6月16日から26日までが池袋サンシャイン劇場で上演される。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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