【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.29「待ちに待ったアダム・ランバートのヘルシンキ公演」

ポスト

今年初めアジアを皮切りにスタートしたアメリカのシンガー、アダム・ランバートの最新アルバム『The Original High』ツアーがオセアニア、USAを経由していよいよヨーロッパに上陸!1月に帰省して観た大阪公演レポをすでにお伝えしましたが、待望のヘルシンキ公演レポもお届けしたいと思います。会場に入場の際、日本と違う点も記載しておくので将来フィンランドにライブ観に来たいという方参考にしていただければと思います。


ヘルシンキ公演の会場はフィンランド最大のアリーナHartwallArena!一般のチケットの他に2種類のVIPチケットがあり、特典としてポスターの他、高いほうのVIPは食事つき、安いほうのVIPは軽食つきでどちらともスタンディング券にはアーリーエントリーがついてました。フェスにしてもフィンランドのVIPチケットには何故か食事つきが多いのであります。これとは別にヨーロッパツアーが始まる前に手持ちのチケットをファンクラブのVIPにアップグレードできる告知がありました。ファンクラブのVIP2種類の特典はアーリーエントリーとサイン入りポスターの他、高いほうのVIPにはアダムと写真が撮れる特典が。ところがフィンランドのファンはもうすでに最初に発売された時のVIPチケットを買ってる人が多く、泣く泣くファンクラブのVIPをあきらめたファンが多かったのですが、私もその1人。軽食つきの安いほうのVIPをすでに購入していたのでファンクラブVIPはあきらめました。

この日の一般チケットのドアオープンは18時30分より。VIPチケットはそれぞれ専用入り口から17時ドアオープンというメール通知が数日前に届きました。17時少し前に会場につきましたが、ドアがなかなか開かない。4月後半とはいえまだ雪がちらつく日もあり当日は風も強く寒かった!でもそんな寒い中、前の日からテントはって待っていたファンもいました。



外で寒さに耐えながら30分ほど待ってやっと中に。荷物をクロークに預け、まずは食事。パンと2種類のサラダが用意されてました。この時お手洗いに行く時間があったのも助かりました。皆が食べ終わると、外に並んでた順番に通路に列をつくりホストの女性に連れられホールの入り口に案内され、高いほうのVIPの後に列を作って待つことに。横には別の待つ列もあったので、ファンクラブVIPの列だったんだと思います。この時手荷物検査があったのですが、飲み物、一眼レフカメラ(ポケットデジカメはOK)、危険物は持ち込み禁止。ライトのつくスティックは持ち込めませんとそこでいわれたのですが、ペンもだめだったようで、バックに常備してあったボールペンとマジック数本没収されました。知っていたらクロークに預けたのに、まさかそんなものがだめというのは今回初めてだったのでバックに入れたままになってました。ボールペンやマジックが武器になるのか?と不思議でしょうがなかったですが、テロのある今のご時勢ではセキュリティはしっかりしてもらったほうが安全なのでしょうがないですね。ライブハウスなどではそんなに厳しい手荷物検査はないので、今回の会場Hartwall Arenaに今後行く予定がある方はお気をつけください。ホールへのドアがオープンした時の注意事項として、今並んでいる順番を守り前の人を追い抜かない、走らない!守れなかった人はドアまで戻されるということで、ドアが開くと皆あせる気持ちを抑えながら(笑)早歩きで順番にステージ前に。最前中央には床にテープが貼られていて高いほうのファンクラブVIPの人用に場所が確保されていました。そこにいたセキュリティの人の話ではその日は14人がそこに来るとのこと。私は2列目だったので、前にVIPが入ると3列目。一般チケットのホールへの入場はVIPのあとで、フィンランドのスタンディングチケットには整理番号がないので並んだ順番になります。



このヘルシンキ公演のオープニングアクトは若手DJ Alex Mattson! オープニングアクトが始まる少し前にファンクラブVIPの14人が最前に入ってくると同時に後ろから一気に押され、うぎゃー押しつぶされそうで苦しー。するとちょうど前にいた最前の2人が後ろに抜けたではありませんか。ヘルシンキ公演直前プロモーターがこのVIPチケット2人にプレゼント企画をやっていたので、もしかしてそれほどファンでない人が当選して、後ろに下がってくれたのでありましょうか。とにかくラッキーにも2列目に。押されてたのも皆それぞれ自分の位置確保できてからはゆったりしたので助かりました。オープニングアクトがDJというのはちょっと意外でしたが、観客はアダム登場を待ち焦がれる気持ちを抑えながら暖かく迎え入れてたように思います。

そしていよいよヘルシンキ公演がスタート!すでにおなじみになったイントロが聴こえてくるとバックスクリーンに映像が映し出されます。このツアーのオープニングナンバーは「Evil In The Night」でかなりダークにスタート!フィンランドでは大ヒットしたデビューアルバムからの「For Your Entertainment」、そのあと最新アルバムからの大ヒットとなった「Ghost Town」とダークにクールに続くあたりは息が抜けません。このあと日本ツアーではまだ発表になってなかった3月の「アメリカンアイドル」出演でお披露目したスウェーデンのシンガーソングライターLalehとのデュエット曲「WelcomeTo The Show」が入ります。ツアーではUSツアーでのLA一公演をのぞいて一人で歌っていますが、「俺のショーにようこそ!」という意味で、単独ライブではもしろ1人で歌うほうが彼の世界にぐぐっと引き込まれていく感じがします。



ツアー中に衣装もだんだんと変わり、ヘルシンキ公演で最初に身につけていたのが赤い衣装。マイクからマイクスタンドまで真っ赤!さらにこの曲では赤いライトに包まれ、スモークにかすみ、なんだかとっても幻想的でドラマチックにも感じました。今回のツアーで初めてセットリストにはいった前作『Trespassing』デラックスヴァージョンに収録されている「Runnin'」は私も大好きな曲なのですが、ファンの皆もお気に入りみたいで、USツアー中セットリストから抜けたことがあり、観に行ったライブで聴けなくてがっかりしたというツィートを見かけたのでありますが、それ以降、この曲はずっとセットリストにはいっていてヘルシンキでも聴けたので個人的にもよかった。「Lucy」では女性ダンサーがフィーチャーされ、見事なダンスを披露。そしてこの曲のギターソロで衣装がえ。

今回のツアーは3部構成になっていて、1部ではダークぽいサウンドの曲が多く、2部はヴォーカルに重点をおいた聴かせるパート。ヘルシンキではシルバーのスーツで登場。バラードっぽい曲では彼の素晴らしい声がぐっと引き立ち、うっとりと聴かせてくれます。間のトークでは世界中を旅していろんな人と会えることはとっても好きなことで、音楽がそれを可能にしてくれる。性別、年齢、肌の色、髪の色、セクシャリティなど外見の何が違おうと俺達は皆同じものを持っている。それはハートで、そのハートが求めるものは愛であったり、楽しみであったり、ザ、オリジナル・ハイであったりと皆一緒だと語ります。



3部はアップテンポの曲が集まっていて歌って踊るダンスパート!楽しく、時におかしく、時にセクシーに2人のダンサーとの息もぴったり!あれだけ動いても息切れすることなく歌いこなし、ハイノートでは声が伸びる、伸びる!聴いてて気持ちいいほど伸びる。素晴らしい声量の持ち主であります。ヘルシンキ公演ではこの3部で登場した時に髪の毛が今までに見たことないほど乱れていた(笑)のでありますが(この時の髪の毛は本人が後でインスタグラムにも写真アップしてます。)、3部最初の曲「The Light」が終わったあたりでダンサーのかぶっている帽子に気がついたようで、それを拝借(笑)。日本ツアー中にデヴィッド・ボウイがなくなり急きょセットリストに入った「Let's Dance」はセットリストから抜けることもあったのですが、ヘルシンキではやってくれてうれしかった。アヴィーチー、ナイル・ロジャース、レディー・ガガがかかわっている曲「Lay Me Down」「Shady」「Fever」はメロディーで。これが楽しくてセクシーでたまりません。日本公演ではレゲエヴァージョンだった「If I Had You」は普通に戻り、今となってはあのレゲエヴァージョンは一体なんだったんだろう?と懐かしく思えます。



アンコールは「Trespassing」とアダムの単独ライブではおなじみとなったQueenの「Another One Bites The Dust」。間に楽しくバンド紹介がはいり、ヘルシンキ公演終了。アダム・ランバートの歌唱力と声量はとにかくすごい!そして歌がうまいだけではありません。彼は観客の目を楽しませてくれる素晴らしいパフォーマーでありエンターティナーでもあります。素晴らしいショーをありがとう!そして6月にはQueen + Adam Lambert としてヘルシンキ公演が予定されています。チケットはすでにほぼソールドアウト!この公演も今からすごく楽しみです。

文:Hiro写真:Hiromi Usenius



◆【連載】Hiroのもいもいフィンランドまとめページ
この記事をポスト

この記事の関連情報