ジェフ・ベック、ニュー・アルバム『ラウド・ヘイラー』は女性ボーカル作品

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6年振りにとなるジェフ・ベックのオリジナル・スタジオ・アルバム『ラウド・ヘイラー』が、7月15日に全世界一斉発売となる。なんと、女性ヴォーカリストと女性ギタリストを招き入れた新境地だ。

◆ム『ラウド・ヘイラー』画像

“ラウド・ヘイラー”は“大声で呼びかける”という意味だが、ジェフ・ベックは「今、世界で起こっている、不快な事を目にした時に声明を発表したいと思った。そして集会で使うメガホンが、大声で伝えたい自分の考えを表現するのにフィットすると思った」と語っている。アルバムからの第1弾のシングルは「リヴ・イン・ザ・ダーク」という激しいロック曲だ。

アルバムには11曲が収録されているが、ロンドンからシンガーのロージー・ボーンズとギタリストのカーメン・ヴァンデンバーグという2人の尖った女性アーティストをメンバーに引き入れている。昨年開催されたロジャー・テイラーのバースデイ・パーティでカーメン・ヴァンデンバーグのパフォーマンスに触れたのがジョインすることとなった直接のきっかけだ。

「彼女のライヴに招待されてぶっ飛んだんだよ。それから1月に集まって自分の頭の中にある考えを、暖炉のそばに座って彼女たちに説明したんだ。いっしょになって曲が一気にできあがった。3日で5曲ぐらいかな」

ロージー・ボーンズは『ラウド・ヘイラー』の11曲のうち9曲で歌っている。残りの2曲はインストだ。強烈なオープニング・ナンバー「レヴォリューション・ウィル・ビー・テレヴァイズド」から好対象なバラード「スケアード・フォー・ザ・チルドレン」、ファンク・ナンバーの「O.I.L.」まで、パワフルなボーカルが楽しめるという。

アルバムはジェフ・ベック自身がプロデュースしており、ロージー・ボーンズやカーメン・ヴァンデンバーグと仕事をしているフィリッポ・シマッティもアルバム制作に名を連ねているようだ。中心メンバーとなった3人に加え、フィリッポが参加を要請したドラマーのダヴィデ・ソラッツィとベーシストのジョヴァンニ・パロッティがリズム隊を担っている。

ジェフベックは、アルバム発売後には『ラウド・ヘイラー』をひっさげバディ・ガイとのUSツアーをスタートさせる。

『ラウド・ヘイラー』
2016年7月15日 全世界同時発売
1.“The Revolution Will Be Televised”「レヴォリューション・ウィル・ビー・テレヴァイズド」
2.“Live In The Dark”「リヴ・イン・ザ・ダーク」
3.“Pull It”「プル・イット」
4.“Thugs Club”「サグ・クラブ」
5.“Scared For The Children”「スケアード・フォー・ザ・チルドレン」
6.“Right Now”「ライト・ナウ」
7.“Shame”「シェイム」
8.“Edna”「エドナ」
9.“The Ballad Of The Jersey Wives”「ジャージーの妻たちのバラード」
10.“O.I.L.”「O.I.L.」
11.“Shrine”「シュライン」
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