KISS劇場体感型ライヴ、ポールが飛びジーンが火を吹く

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ラスべガスのクラブで行われたKISSのスペシャル・ショーを収めた劇場体験型映画の1夜限り&1劇場限定のジャパン・プレミア上映会が、5月29日(日)TOHOシネマズ新宿にて行われた。

当然チケットはソールドアウトで499名収容の会場はぎっしりと超満員状態だ。KISSのライブ映画ということもあり、KISSメイクをほどこしたKISS ARMYや老若男女のロックファンが駆けつけた。上映前に伊藤政則が登壇し解説した後、KISSのメンバー4人によるラスベガス公演についてのスペシャルインタビューが上映され、ヴォルテージが一気にあがったところで本編がスタート。最大64chのスピーカーを個別駆動させるドルビー・アトモス音響システムでのライヴ上映ということで、1曲目から楽器音とともに、大量の火薬を使用してのパイロの爆発等の演出的仕掛けが放つ爆音が前後左右へと頭上を飛び交い、また左右後方頭上からオーディエンスの絶叫が響き渡り、劇場はさながらライブ会場となった。


40数年に渡り世界を魅了してきたド派手な演出とパフォーマンスと共に、会場大合唱必至の「デトロイト・ロック・シティ」「ラヴ・ガン」「ロックンロール・オールナイト」などKISSの歴史を彩る数多くの世界的ヒットソングが次々と披露された。ポールが飛び、ジーンが火を吹くKISSラスベガス公演が、そのままここで実現されているかの迫力の上映会となった。

今回はジャパン・プレミアということで新宿1館のみの上映だったが、ファンからの熱望によって6月12日(日)に全国14都市17劇場にて最後のアンコール上映を実施することも発表された。このジャパン・プレミア上映と同様にドルビーアトモスでの上映や5.1ch音響システムでの上映も行われ、会場の隅々まで響き渡る大迫力のサウンドが楽しめる。

「音の臨場感が素晴らしいです。映画だと思って観始めましたが、途中から映画館はライブ会場となっていました。KISSが間近に見える、音がいい!昨年観た東京ドームライブとは違った形ですごく楽しめました」──ミュージシャン野宮真貴

「ドルビー・アトモスは初体験だったのですが、このシステム凄いですね。Gene先生の「God Of Thunder」での重低音とか。映像なんだけど途中からライヴになっちゃった感じがしました。家で一人でDVDを見るのとは全然違ってなんかワクワクしますよね。「みんなで見る、分かち合う」という特別な関係というか」──DJ/ミュージシャンちわきまゆみ

「レコード・CDは、ミュージシャンが作る音楽の「疑似体験」。今回観たスクリーニングは、テクノロジーの進歩が可能したニュージシャンが奏でるライブの「疑似体験」。CDが全世界的に普及したように、スクリーニングもこれからは常識となるだろう」──ヒステリックグラマー北村信彦


<KISS Rocks VEGAS 1夜限りのアンコール上映会>

6月12日(日)18:00~
[劇場]全国14都道府県17劇場:札幌/仙台/新潟/埼玉/東京/千葉/神奈川/静岡/名古屋/京都/大阪/神戸/広島/福岡
※上映時間/チケット発売詳細等々は、ワードレコーズ・ダイレクト公式ホームページ wardrecords.comを参照
上映時間:102分(字幕入りメンバー・インタビュー約13分含む)
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
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