【対談】Tetsu [D'ERLANGER] × ROD [Justy-Nasty]、「認められる相手」

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D'ERLANGERとJusty-Nastyが2016年夏、対バンライヴを開催する。タイトルは<The Time Machine Never Destroyed>だ。D'ERLANGERのTetsu曰く、「2組でやるのは1989年ぶりですね」というライヴの発表に、当時から2バンドを知るファンの多くが驚きを隠せなかったはずだ。

◆Tetsu [D'ERLANGER] × ROD [Justy-Nasty] 画像

1983年から1990年にかけてシーンを席巻したD'ERLANGERは、2007年に再結成を果たしている。1987年から活動を始めたJusty-Nastyは1995年に解散、20年以上の時を超えて2015年にオリジナルメンバーで復活した。両バンドともに80年代後半に圧倒的なポピュラリティを得て後進アーティストたちに多大なる影響を及ぼし、復活劇を成し遂げたバンドでもある。また、D'ERLANGER解散以降の1994年にTetsuとCIPHERが中心となって結成されたCRAZEでは、Justy-NastyのRODがヴォーカルを務めたこともあった。

TetsuとRODの出会いは80年代中盤にまで遡る。当時のお互いの印象や現在のシーン、解散から再結成に至る経緯、そして2016年8月に京都と東京で開催される対バンライヴ<The Time Machine Never Destroyed 2016>について、じっくりと語ってもらったトークセッションをお届けしたい。2人の話は当時からのファンはもとより、現代ロックファンの心にも響く深いものとなったはずだ。

   ◆   ◆   ◆

■Justy-NastyとD'ERLANGERは
■小学校を共にしたような感覚なんですよ──Tetsu

──このお2人で対談って、どんな心持なんですか?

Tetsu:対談なんてやったことあったかな? バンドは一緒にやっていたんですけどね(笑)。

▲D'ERLANGER

──知ってます知ってます(笑)。だから、元バンドメンバーだったり、対バン仲間だったり、複雑な関係性じゃないですか。そもそも出会いはいつ頃なんですか?

Tetsu:遡るねえ~! 戦後であることは確かだね(笑)。

ROD:確実に戦争は終わっていたね(笑)。

Tetsu:まあ、Justy-Nastyの前にMEINKAMPFっていうバンドがあって。

ROD:そこから言う(笑)!?

Tetsu:そこからでしょ! MEINKAMPFはメタルで、D'ERLANGERもへヴィメタルのカテゴリーにお邪魔していたことがあったからルーツは似たようなところで。だから、“西のワル”みたいなイメージは伝わってきていたんだよね(笑)。それが、お互いにいつの間にかグラムロックにね。

ROD:グラムロックやね(笑)。

──その頃、お幾つくらいだったんですか?

ROD:MEINKAMPFは18歳くらいかな。

Tetsu:僕は16くらい?

──お2人とも早い段階でバンドシーンに出てらしたんですね。

Tetsu:早咲きだよね(笑)。でも、MEINKAMPF時代は会っていなくて。Justy-Nastyが始まってから、kyoちゃんで繋がったのかな?

ROD:うん、kyoちゃんやね。

Tetsu:kyoちゃんがちょこちょこ営業していたんでしょうね(笑)。辻くん(辻剛:Justy-Nastyの二代目ギタリスト)とバンドをやったりしていたし。でも、正確なところはわかんないね。

▲Tetsu [D'ERLANGER]

──付き合いが長い故ですよね。対バンで一緒になったのはいつ頃ですか?

ROD:デビューの後だよね。

Tetsu:当時ロッキンfっていう雑誌があって、そのイベントで。1989年? 今回、2組でやるのはそれぶりですね。

──そうなんですね! また、D'ERLANGERとJusty-Nastyには復活したバンドっていう大きな共通点がありますが、TetsuさんはJusty-Nastyが復活した時、どう思われたんですか?

Tetsu:そもそも、SHOWYとは“ここで何故?”っていうところでやたら会う機会があって。RODとはそんなに会ってはいなかったんだけど、連絡は取っていてね。それで、SHOWYに会うたびに「Justyやってよ!」って言っていたんです。「『あすも夢を』聴きたいよ!」って。そうしたら復活したんで、マジか!?と。

──じゃあ、TetsuさんはずっとJusty-Nastyが見たかったと。

Tetsu:(前のめりで)もちろんですよ! Justy-NastyとD'ERLANGERは、小学校を共にしたような感覚なんですよね。今、Twitterをやっていても繋がってる相手がほぼ先輩や後輩なんです。先輩には「お疲れ様でした!」だし、後輩は完全敬語だし。やっとタメ口でボケられる仲間が戻ってきたっていう(笑)。ほぼ同期ってJusty-Nasty くらいじゃない?

──そんな関係性だと、ライバル意識が強くなってしまいそうですけれど。

Tetsu:もちろんライバルなんですけど、すぐに認められる相手っていないじゃないですか。そういう感じです。もちろん8月の対バンではぶっ潰しますけれど(笑)。

──早々に宣言が出ましたね(笑)。

Tetsu:Justy-Nastyが復活して早々に、2015年9月のDEAD ENDのイベント<四鬼夜行>で一緒になったんですけど、その時も涙モンでしたからね。親心も入っちゃって。大丈夫だよね?頼むよ?っていう(笑)。

──RODさんの耳には、TetsuさんがJusty-Nastyをやってほしいと言っていることは入ってきていたんですか?

ROD:入ってきていましたよ、SHOWYから。

Tetsu:SHOWYは、あのおとぼけ口調で言うからパンチがないんだよ(笑)。

◆インタビュー(2)へ
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