【ライブレポート】<JACK IN THE BOX mini>レアな共演が繰り広げられたお祭りイベント

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11月5日(土)、品川ステラボールでMAVERICK DC GROUPの年末イベント<JACK IN THE BOX>の前哨戦<JACK IN THE BOX mini>が開催された。YUKKE BIRTHDAY UNITなどここでしか見る事の出来ない貴重な共演が繰り広げられたライブ当日の模様をお届けする。

◆ライブ画像

▲VALS

イベントのトップバッターを飾ったのはシドのマオらがプロデュースするVALS。VALSはドラム、ベース、ヴォーカル、そしてダンサーが二人という、変則的なバンド形態だ。1曲目の「シルエット」が始まっても、最初は少しとまどいを見せていたオーディエンスもいるようだったが、キャッチーなメロディと艶のある男らしいRioの声に少しずつ引き込まれていく。「チェリーハント」はスピード感たっぷりのシャッフルで、アダルトな雰囲気を漂わせ、これまでとは異なる世界を見せた。さらに「deuce」ではダンサー二人がラップを聴かせるなど、この編成を活かしてもっともっと幅広い音楽性にもチャレンジできるのではといった可能性を感じさせた。


▲CLØWD

続いてはCLØWDの登場。いきなりヴォーカル以外の4人がフロアタムを叩くという、男臭いオープニング。「WAKE UP」が始まると、隅々までしっかりと考えられたステージングやパフォーマンスに、このライヴにかける意気込みが伝わってくるようだった。そして続く「狼煙」は聴かせるサビが印象的で、伸びやかなハリのある歌声で届けられる歌詞には説得力も感じられた。「暴れる曲を持ってきた」と始まった「Worry?」で会場をさらに暖め、男らしさ満載のステージからは熱気がひしひしと迫ってくるよう。演奏はもちろん、見せ方にも隙のない姿は、初めて見るオーディエンスにしっかりとその存在を知らしめたことだろう。最後「#夏の微熱」まで、バンドとしてのまとまりを崩さず、表情豊かな歌声をきっちりと聴かせつつも楽器のカッコよさも見せつけるなど、バランスのいいパフォーマンスに引き込まれたオーディエンスも多かったのではないだろうか。


▲ユナイト

続いて、彼ら自身が3周年記念ライヴを行った思い出深い会場に姿を現したのはユナイト。フロアには蛍光色の指輪などの光がきらめきだし、対するステージにはモノトーンを基調とした衣装を身につけたメンバーが登場。一曲目は「無限ピクセル」。サビで一転明るい世界を展開したかと思うと、「暴れるのは好きですか?」と吠えて、「---キリトリセン---」へ。一見可愛い表情とは裏腹に、結が激しく荒々しい雄叫びを響かせる。「PiNKY_she_SWeAR」では、どこかエキゾチックな世界観を醸し出しながら、途中にドラムに合わせて皆で手拍子するコーナーも。ドラマティックな雰囲気に酔わせるだけでない遊び心が彼ららしいのかもしれない。「HELIOS」から、激しいノリで攻め立てていくと、会場もどんどん熱く高まっていく。そんな中、最後に聴かせたのが、「small world order」。溢れる照明にふさわしい、明るい光を伝えるエンディングでライヴを締めくくると、「ハッピーバースデー」とYUKKEへのメッセージを残し、ステージを去った。
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